Code.no 341 魚座11度  光を探している男たち

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code.No 341

魚座11度  「光を探している男たち 」

Men seeking illumination.


献身的に光(真理)を探求する旅に出る・ひたむきな人
🌟Keyword・エネルギー

「奉納」「献呈」「献身」「啓蒙」「精神的教えの体系」「哲学的」「求道的」

🌟11度 (柔軟宮)

*魚座の資質を思い切り積極的に使用していく度数。

10度までの体験において獲得した資質を

無茶をする勢いで積極的に打ち出していく度数です。

魚座が10度までで獲得した資質とは

「良心的な心」と「敏感な感受性」。

11度から15度の領域では、この魚座独特の視野(価値観)を使用して

いろんなことにチャレンジしていくことになります。

🌟ドデカテモリー

・蟹座

蟹座の「誠実さ」を利用して魚座の「探求力」を高めていく。

🌟魚座11度の可能性のある日付け

2月29日、3月1日、2日

🌟目指す方向性

・自分が信じている価値観が正しいのか、確かめるための教えを探すこと。

・人としてどうあるべきか?どう生きるべきか?を学んでいくこと。

・よそ見をせずに集中して大真面目に、真実を探求していくこと。

・全身全霊を込めて真剣に、正しい教えを学ぶこと。

・「良心」を心に刻みつけること。

・謙虚で柔軟な姿勢を心掛けること。

・自分を啓蒙してくれる教え(光)を見出すこと。

・哲学や宗教、信条や道徳や精神世界を学んで自分の中に取り入れていくこと。

・目的を叶えるために惜しみない努力をすること。

・一つの理念や信条、習慣や健康法などを貫く。自分のテーマを見出し追求する。

・疑問に思ったことを整理し客観的に自分を眺めてみる。自分探しの旅。

・心の拠り所となる教えをしっかりと身につけること。

🌟この度数の人の特徴

・勉強熱心で理解力、探求心に優れている。

・困難なクエストの方が燃えるM気質な人。

・求道的で有能な人。

・謙虚で誠実な人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・周りの人が心配になるくらい何かの教えに没頭している時。

・真理を探すために、瞑想会に参加したりセミナーに行ったり宗教の勉強会に行ってる時。

🌟シンボル考察

*理想の光

11度は魚座的資質を思い切り積極的に使用していく度数。

10度までの体験において獲得した資質を

失敗を恐れずに使用して、

どんどん新しいことにチャレンジしていく度数です。

魚座が獲得した資質とは

「良心」という心の声に従う軸と

人が発している心や感情に反応する感受性。

目に見えない心とか感情とか霊性とかエネルギーとか。

いわゆるスピリチュアル的な視点で

物事を判断していく視野を身につけました。

雲の上から

地上を取り巻くエネルギーの渦を観察するかのように

地上にある物質世界とは次元が違う

エネルギーの世界を感じとり

エネルギーが発している微細な振動で

それが何かを判断していく。

そんな鋭い感受性が磨かれたのですが

魚座11度は

その感受性を試すかのように積極的に使用していくことになります。

魚座10度は

「雲の上の飛行家」というシンボルだったのですが

そこで磨いたスピリチュアルな視野を

地上で使用するために着陸するんです。

つまりは

地上という物質世界にある

光となる教えを探す。

自分が信じている価値体系と

同じような教義体系を見つける旅に出る。

自分の価値観が

この現実世界において意義のあるものだと確信するための

「光を探す旅」が始まるのです。

*答えを探す旅路

むかしむかし

シャーキャー族にゴータマ・シッタルダという王子がいました。

王子は

幼少時代から不思議な力を持っていて、

動物のエネルギーの中に同一化し

その動物の一生を追体験したり

夢の中で臨死体験を経験して

人生の大きなサイクル、命の流れを体験したりしました。

29歳になったシッタルダは

妻と子供を置いて出家し

この世界の真理を求めて修行の道へと進みます。

著名な宗教指導者の元に弟子入りしたり、

死を賭して断食行の苦行を行ったり。

35歳になり

菩提樹の下で長い瞑想に入り

ようやく「悟り」という「法(仏教)」を得たシッタルダは、

現実世界で悩み苦しみ生きている人達を救うために

仏教という教えを広めていきました。

ということで、

魚座11度は

シッタルダが

「悟り」という光を追い求め

旅をしていた様子と似ています。

人として

どのように生きるべきかという答えを探求するんです。

シッタルダは

幼い頃から、感受性が強くて

不思議体験をたくさんしてきて

それがどういう意味を持っているのか?

自分が体験した不思議な世界のお話は本当なんだろうか?

人生には多くの苦しみがついて回るけど、

それらの苦しみから救われる方法はないものだろうか?

そんな疑問を解決してくれる教えを求めて修行の旅に出ました。

魚座11度も

自分の内面で体験している世界観が正しいものなのか?

人としてどう生きるのが正しい道なのか?

そんなものを確信するために

この現実世界にある教えを探りに行くんです。

その教えは

仏教の中に見出せるかもしれないし

キリスト教の教えや哲学、神秘主義的な教えの中に見出せるかもしれない。

今だったら

スピリチュアルな教えや自己啓発的な世界観の中に

自分と同じ価値観を見つけることが出来るかもしれません。

どのサインも

11度という数字は

やりすぎなくらいに無茶をして行動していく性質を持っています。

答えを探す旅に

どっぷりとハマり集中して答えを探っていくのです。

*良心の声

魚座が10度までに見出したものとは

自分の中にある「良心」です。

「良心」とは

良いこと教えてくれる心の声。

善悪を測る心の基準のことです。

人間は生まれながらにして「善の存在」として生まれる

という「性善説」がありますが

サビアンシンボルの教えによると

それは正しいようで

私たちは生まれる前、

良心の塊のようなピュアな存在でした。

サビアンシンボルを

人間の成長段階として捉えるのであれば

魚座の領域は

地上に生まれる前。

子宮という宇宙の中に浮遊する

小さな胎児だった頃の成長を示している領域です。

地球に生まれ落ちるまでの間。

感覚器官も脳も

まだまだ未完成の小さな肉体の中にいる

魂寄りの自分だった頃。

外部の情報を知るための五感がまだ未発達な胎児の頃は

母親の微細な心の動きなどを感じて

それに反応することで情報を得たりしますが

つまりは

目に見えない感情や心の動きなどで

外部の情報を感じ取るのが魚座。

心と心で共鳴する世界に漂っている胎児は

限りなくピュアな心を持っているんです。

反対に

人間とは生まれながらにして「悪」の存在で

生きて行く中で良心を学ぶという

「性悪説」というものがありますが

サビアンシンボルの教えによると

これも正しいようで

地上に生まれ落ちた瞬間から

人間は「利己的な檻の中」に閉じ込められる事になります。

「悪」という言葉が語弊を生むのですが

「悪」とは動物としての「本能」や「欲望」のことで

肉体を持つことで

自分の身を守らなければならないから

利己的な面を抱えて生きていくことになるんです。

ピュアな「良心の塊」のような心は

利他的な優しさを軸とするのに対して

肉体に囚われの身になってしまうと

自分の利益を追求してしまう利己的さが出てきます。

つまり

人間とは、

生まれながらにして罪深いもの。

良心を持ってるのに

その心に反して

競争社会で生き伸びるために人を押しのけ

利己的に振る舞ってしまう面を持ってしまう。

つまりは

良心があるからこそ

人間の利己的さを罪深く思うわけで

良心なんてものがなかったら

動物のように

自分の欲望に素直になって他を押しのけて生きていけるのに。

魚座は「贖罪の星」だと言われたりしますが

良心を持つことで、罪を背負うことになるから。

肉体に宿るなら

本当は良心なんてものがない方がラクなのかもしれない。

なのに、

良心というものを授かったことで

悪い行為をした時に、

良心の呵責を感じるようになるんです。

ちなみに

人間が赤ちゃんとして生まれる成長段階を描いたのは

次のサインの牡羊座。

牡羊座は

人間の本能装置をフル回転させて生き延びていく領域です。

つまりは

牡羊座の段階に入ったら

良心の声が優勢だった魚座の世界から

本能の世界へと力を受け渡すことになります。

だからこそ。その前に。

しっかりと

良心を魂に刻みつけておく。

地上に生まれて長い人生を歩んでいく自分のために。

悪い選択をしそうな時や

人としての生き方を踏み外しそうな時。

魂の塊の

良心の声が

自分の心に響きますように。

そんな思いを込めて

魚座11度は

良心を魂に刻み込むための旅に出ます。

道徳的な

人として正しい行為を学ぶために。

自分の欲望や利益を犠牲にして

献身的に

ひたむきに。

全身全霊を込めて

真理を探求するエネルギーを持つ度数なのです。

*啓蒙

魚座にとっての「光」とは

「正しい教え」です。

正しい教えが

魚座の判断の軸になるので、

普遍的で確かな真理を知る必要があります。

教えを求めるのであれば

謙虚で柔軟な姿勢でいることが大事です。

「自分はちゃんとしたことが判ってない」

という謙虚な姿勢が

「だから知りたい」という意欲となり

魚座の視野を広げるのです。

「自分はもう全て知っている」という人は

教えなんていらないですもんね。

この度数の原文は

「Men seeking illumination.」。

「illumination(イルミネーション)」は

光や電飾という意味がありますが

「啓蒙」という意味も持ってます。

啓蒙とは

人々に正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導くこと。

漢字で啓蒙の意味を捉えると、

「啓」は「わからないことを教え導く」という意味で

「蒙」は「無知なこと」を意味します。

つまりは

無知な状態から

正しいことを教え導くのが啓蒙。

自分の無知さに

明かりを灯してくれる「光」を探しているんです。

この世界には

過去の人たちが築き上げてきた

素晴らしい教えがたくさんあります。

謙虚な姿勢を忘れずに

積極的に

いろんな教えを探求して

心に光を蓄える。

地上に生まれ落ち

肉体に主役の座を譲り

魂の声が、奥底に押しやられたとしても、

魂の光を強めておくことで

正しいことを諭す心の声が、意識に届くようになります。

間違った道へ迷い込んだとしても

魂の光を強めておけば

正しい道を示す道標にもなります。

自分の心に光を補充するように

たくさんの教え(光)を取り入れていくのです。