code.No210
天秤座30度 「哲学者の頭にある3つの知識のこぶ」
Three mounds of knowledge on a philosopher’s head.
普遍的な知識を整理して判りやすくする・哲学の人
🌟Keyword・エネルギー
「予知・予見」「先見の明」「洞察」「博識」「哲学」
🌟30度 (活動宮)
*風のエネルギーを吐き出す度数
例えば、
私たちを動かすために必要な動力が
「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っているとしたら
天秤座であれば「風力発電」のような「風のエネルギー」を
自分の充電池に充電して動いていきます。
天秤座最初の方の度数では、このマイ充電池に「風のエネルギー」を
勢いよく充電させていくのですが
天秤座最後の方の度数では
次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために
貯まっている「風のエネルギー」を吐き出す作業に入ります。
28度でエネルギーの流れを変換して吐き出す準備を始め
29度ではいよいよ
「風のエネルギー」を吐き出す作業に入り
30度では全部、放出して空にする。
残っている「風のエネルギー」を全部使い切って空っぽにするために
天秤座が培ってきた「風のエネルギー」全部を使い尽くすのです。
🌟ドデカテモリー
・乙女座
乙女座の「観察力・整理力」を利用して、天秤座を新しい方向へむわせる。
🌟天秤座30度の可能性のある日付け
10月22日、23日、24日
🌟目指す方向性
・哲学的なテーマに挑んでいくこと。
・「知識」を使用して、調和のとれた人間になれるように目指す。
・感情や意思、肉体など自分でコントロールしずらいものを知性と知恵で統合していくこと。
・「人間とはこうあるべき」というような教えを実践していくこと。
・この世界の「三位一体」となるものを見出し追求すること。
・深い知識を学び、叡智を身につけること。
・自分の人生哲学をまとめておくこと。
・知恵を働かせて、平和と調和を維持していくこと。
・知識を整理して判りやすくすること。
🌟この度数の人の特徴
・知識欲の人。
・いろんなことを知っている。博識。
・冷静で分析力と観察力がある。
・理屈っぽいところも。頑固。頭でっかち。
・裁判官のような厳格さと公平な答えを導く知識を持つ。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・知識で自分の感情や意思、肉体をコントロールしている時。
・美しい生き方を実践している時。
・人として正しい行いを提示している時。
・裁判でジャッジされている時。
🌟シンボル考察
*完成された知性
30度は天秤座の最後を飾る度数です。
次の度数はもう蠍座1度なので、天秤座の体験はこれでもう本当に終わり。
ということで、最後の最後に、
今まで築き上げてきた天秤座の資質を引けらかすかのように、派手に振る舞うのが30度。
天秤座のエネルギーを全部吐き出すかのように、出しきって次へと進んでいきます。
天秤座が今まで築きあげてきた資質とは、
「客観的視野で場の空気を読むこと。」
「自分の影響で、場の空気を変化させること。」
「自分の才腕で場の空気に秩序をもたらす回る風を吹かすこと。」
人の目にさらされても、
相手に気を使っても、ストレスを感じることのない「自分軸」を身につけ、
楽しみながら調和をもたらす心地良さを身につけてきました。
最終的には「機転」という
「機に応じて自らを変える」という臨機応変さを身につけ、
視野の高度をどんどん上げていくことができるようになったのです。
「物事に自分を合わせる力」を使用して、
俯瞰的視野に自分を合わせ、
物事の全体を見渡せる感覚を手に入れたのです。
そして29度では、
時代や空間を超えて
「永遠の法則」「普遍的な叡智」というものを探求する力を身につけ
30度では、その全ての過程の能力を臨機応変に
大胆に派手に使用していくことになります。
*哲学者の脳
「普遍的な叡智」
「人生の意味」
「人間とは」という問題を探るのは哲学者。
天秤座30度は、
このような難しい問題を
知性で解明していくことが出来るようになりました。
天秤座は「思考」「知性」を使用する「風のサイン」。
天秤座の体験を終えるにあたり
知性が発達したんです。
哲学者の頭には三つのコブがあるといいます。
この「三つのコブ」については
いろんな見方が出来ますが
抽象度を上げて物事を捉えることができるようになった天秤座は
「三位一体」を理解したんです。
「三位一体」とは
「三つのバラバラに見えるものが突き詰めてみれば同じものだった」
ということ。
29度では
「異なるいろんな知識を突き詰めて共通する要素を探る」
ことが出来るようになったのですが
「三位一体」も同じ思考法で導き出されたものです。
キリスト教において
「父なる神」「イエス・キリスト」「聖霊」という
一見バラバラに見える三つの事柄は
その源流を辿ればみな同じ。
三つの姿で現れるけども
本質的には一つだというのです。
その三つは、調和的でバランスが取れていて
宇宙を創造する原理だと言います。
哲学者の三つのコブは、
このように基本的な創造原理である三つの事柄が
「三位一体」という
統合された状態にあるということを示しているんです。
ということで、「三位一体」を
私たちの肉体に当てはめるのであれば
「知性」「感情」「肉体機能」という、一見違うように見える機能。
「この三つの機能の元を突き詰めれば同じ源流だった。」
ということが出来ます。
抑えがたい感情も
自分の意志とは関係なく反応する肉体も
五感で感じ取る世界も
正しい判断を与えてくれる知性も
全てが「私」。
それを、体感とか体験とかで理解したのではなく
知識として理解した。
哲学者ですからね。
瞑想とか修行とかそういうのじゃなくて
思考することで
「全ては私」
「三位一体なんだ」ということを理解したんです。
つまり
自分の、「肉体」と「感情」と「知性」が統合された。
心・身・知性
三つ揃えで、バランスの良い状態が図れるようになったんです。
つまりは完璧に調和的な人。
貴重な叡智を持っている人。
そんな統合された人物として、
天秤座の最後の度数は人々に教えを説いていく。
叡智を伝えていく人格者になるんです。
人々の感情や思考を読み、
その人にあったアドバイスをし、
その人が知りたいと思っている知識を与え、
また「人間愛」や「人生の美学」ということを伝えていくのです。
哲学者の知識は、
人として生きる道を指し示し、
人間関係で疲れた人達の心の安定や、
人々と調和するための利他的な思いやり、助け合い精神というものを植え付けるんです。
調和とバランスを求めてきた天秤座30度は、
この社会に、人生の美学や美しい生き方を提案していきます。
未来永劫、
平和な世の中を維持するための、普遍的な教えを見つけたのです。
*人類が見つけた愛を維持する知恵
「平和な世の中にするためにはどうしたらいいのか」
この地球には大勢の民族が住んでいます。
違う人種の民族は違う宗教を持ち、
違う価値観をもとに暮らしていますが、
この違う価値観という所で対立が起こりよく争いになります。
また、資源を奪い合う戦争をしたりと、
人間は、パワーゲームを繰り返してきました。
力を対立させ,
どちらかがどちらかを打ち負かし従わせる。
天秤座はこのようなアンバランスな状態にきっぱりとノーを言います。
みんな同じ人間。
違う民族であってもバランスをとって調和的にやっていける方法があるから、
それを行っていくべきだと言うのです。
感情面においてムキにならず、
思考において利己的にならず、
意志において意固地にならず。
利他的な思考を
意志強固に貫いて
喜びの感情を生むことができる知恵を、
天秤座は理解しているのです。
「平和な世の中にするためにはどうしたらいいのか。」
誰に聞かれても、すぐに答えられるように
自分なりの答えを持っておきましょう。
この世界にバランスをもたらす知恵を
生み出せる人なのです。
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