Code no.209 天秤座29度 すべての知識に橋をかけようと模索する人類

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code.No209

天秤座29度 「すべての知識に橋をかけようと模索する人類」

Humanity seeking to bridge the span of knowledge.


抽象度を上げて「普遍的な知識」を探求する・知識の探求者

🌟Keyword・エネルギー

「合理性」「良識」「純粋な理性」「道理をわきまえる」

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🌟29度 (活動宮)

*葛藤の度数

例えば、私たちを動かすために必要な動力が

「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして

そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとしたら

天秤座であれば「風力発電」のような「風のエネルギー」を

自分の充電池に充電して動いていきます。

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天秤座最初の方の度数では、このマイ充電池に「風のエネルギー」を

勢いよく充電させていくのですが、天秤座最後の方の度数では

次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために

貯まっている「風のエネルギー」を吐き出す(使い切る)作業に入ります。

28度でエネルギーの流れを変換して吐き出す準備を始め

29度ではいよいよ

「風のエネルギー」を吐き出す作業に入るので、いつも通りの実力が出ないかもしれません。

前進したいのにそれを躊躇してしまうような葛藤が生まれやすくなります。

しかし、その葛藤は前進するために必要な推進力を生み出します。

潜在的なパワーを秘めた度数なのです。

🌟ドデカテモリー

・乙女座

乙女座の「観察力・整理力」を利用して、天秤座の視野を創造する。

🌟天秤座29度の可能性のある日付け

10月21日、22日、23日

🌟目指す方向性

・世界にある様々な知識を統合していくこと。

・いろんな知識を統合して「美しい生き方」「人格主義」「人としてどうあるべきか」等を探ること。

・宗教、歴史、遺跡、文明、文化。先人たちが残してきたあらゆる知識に敬意を払うこと。

・いくつになっても「知識の探求」を楽しむこと。

・美しい生き方を実践していくこと。

・グローバルな世界観で知恵やアイデアを生み出すこと。

・世界の動向や地球環境に目を向けてみる。

🌟この度数の人の特徴

・ポジティブでガッツがある。

・知識欲と向上心を持つ。

・驚くようなアイデアや発見ができる広い視野。

・観察力や分析力に優れる。

・積極的に社会活動に参加できる。

・知識の旅人、冒険者。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・いろんなジャンルの本を読んでいたら、この世界は「数字」で出来ている!なんてことを発見した時。

・美しい生き方を見出してそれを実践している時。

・俯瞰的な視野で思考したことで物事がクリアになった時。

🌟シンボル考察

*抽象度を上げて「普遍的な知識」を探求する

天秤座は、26度からの体験において

次の蠍座へと向かうために

それまで築き上げてきた「客観的な視野」をカスタムチェンジするかのように

高度を上げて

「俯瞰的な視野」で世界を見るようになりました。

28度においては

「俯瞰的な視野で物事を思考して判断する」ことが出来るようになり

29度では

その能力を使用して

深い叡智を探ることになります。

「俯瞰的な視野」とは

「低い視野」から高度を上げて「上から全体を見渡す視野」のこと。

たとえばサッカー。

グラウンドのピッチで撮影しているカメラが捉える映像は

選手一人一人の顔が確認できるし

足元の技術や、細かい動きを撮ることができますが、

全体像を捉えることが出来ないので、

スピードのあるボールの動きを追うのも大変だし、

後方でポジショニングをしている選手の姿まで見ることは出来ません。

全体を見渡すのであれば、

グラウンドの上空から撮影しているカメラ映像が役立ちます。

具体的な細かいことは判らなくなるけども

両チームの全体的な動きや、ポジショニングが見えるので

ゲームとして面白く鑑賞できます。

また、優秀な選手は

俯瞰的な視野を持っていて

目の前で起こることだけじゃなく

ピッチ全体を上から見ているような視野を持っているといいます。

目の前にいる選手だけじゃなく

広範囲に散らばる選手の位置を、上から見たように捉えることで

ゲームをコントロールするんです。

つまり

俯瞰的な視野とは、高度を上げて

上から物事を眺めるような視野。

具体的なことは見えなくなるけど

全体像が見えることで

物事の本質を掴めるんです。

そのように視野の高度を上げることを

「抽象度を上げる」と呼びますが

抽象度を上げることで

思考が整理できて、適切な答えを見出すことが出来るんです。

この能力を使用して天秤座29度が試みるのは

長い時間をかけて人類が築いてきた、たくさんの「知識」を

抽象度を上げて探求すること。

俯瞰的な視野で

「知識」を眺めることで見えてくるものを探しているんです。

例えば

世の中にはいろんな宗教があって、

各宗教は、それぞれ違う個性を放っていますけど

それを抽象度を上げて思考するとどうなるのか?

教祖も神様も、宗教が生まれた場所も、教義の内容も異なるけど

どの宗教も突き詰めれば

「愛」について語っているのではないか?

いろんな事柄を、このような見方で思考し、自分なりの答えを導き出すんです。

これとこれは、「同じ起源、同じ源流」から来ているということを突き止め

その起源や源流から

物事を判断していくのです。

人類が蓄えてきた「知識」や「文化」「文明」というものを

抽象度を上げて考えていく。

天秤座29度は、そうすることで

いつの時代でも、どの民族でも通用する

「美しい生き方」を導き出していくんです。

*私⇨(抽象度を上げる)⇨人類

このシンボルの

「模索する人類」という言葉も

抽象度を上げたことで出てくる言葉です。

他のシンボルは大抵、

「男」や「子供」「女」というふうに具体的に書かれているのに

このシンボルは唐突に「人類」。

男や女、子供を

抽象度を上げて思考すると

「みんな人間じゃん。人類じゃん」ってことになるんですよ。

「人類」として、

継がれてきた「人類の叡智」を模索するんです。

「自分にはそんなのムリムリ!」

なんて思ったとしても

抽象度を上げて考えれば

「そのような知識を生み出した人がいるのであれば、自分も同じ人間、出来るはず!」

となります。

このようにガッツのある姿勢で

ポジティブに物事を探求していける度数なのです。

*蠍座へと継いでいく視野

天秤座は

いろんなキャラが集うこの社会の中で

「どうやったら調和を保っていけるのか?」

という、対人関係を上手にこなすために必要な資質を築いてきましたが

次のサインである蠍座は

天秤座が築いた対人関係の中で出会った一人の人と、

親密な関係になり

その親密な距離感で起こる様々な感情体験が描かれています。

天秤座の場合は

客観的な視野で、「いろんなキャラ」という各人の個性を認め、

調和を保つ方法を模索しましたが

蠍座の場合は

一人の人と同化することで体験する感情、

つまり

「私とあなたは一心同体」という視野になるので

天秤座の「客観的な視野」との間にギャップがあります。

このギャップを埋めるかのように

天秤座は、「俯瞰的な視野」で世界と対峙し、

物事を全体像から捉えるようになりました。

「みんな違うけど、仲良くしようよ!」という視点から

「みんな違うと思ってたけど、私たちは、みんな同じだよ!」

という視点に切り替わったんです。

私たちは、みんなそれぞれ違う個性を持っているけど

抽象度を上げて世界を見渡すようになると

「みんな同じ人間じゃないか。だから判りあえるよ!」

という見方に変わってくるんです。

この思考法は、

「私とあなたは一心同体」という「同化する視野」を持つ蠍座に継がれていきます。

違いは

天秤座の場合は「知性」を使用すること。

蠍座の場合は「感情」で判断すること。

「みんな同じ人間だ」という視野を

知性で捉えれば

「ではどうしたらいいのだろう」「それはどんな意味があるのだろう」に続きますが

感情で捉えれば

「じゃあ、私とあなたは同じ人間だから一心同体ね!」となる。

知性の「大脳皮質」から感情の「大脳旧皮質」へ。

橋を架けて、無意識領域の脳(大脳旧皮質)を使用していく準備をするのです。