Code.no 110  蟹座20度 セレナーデを歌うゴンドラ乗り

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code.No 110

蟹座20度  「セレナーデを歌うゴンドラ乗り 」

Gondoliers in a serenade.


「愛を与える」ことで日常の日々を豊かにしていく・愛を奏でる人

🌟Keyword・エネルギー

「感傷的」「敏感」「安定感」「安心」「幸福な日常生活」「穏やか」「愛情」

🌟20度 (活動宮)

*蟹座のポリシー度数

20度は蟹座の軸が出来上がる度数。

外部からの影響に左右されない「蟹座の信念」が出来上がります。

🌟ドデカテモリー

・水瓶座

水瓶座の「自信」を利用して、蟹座に信念をもたらす。

🌟蟹座20度の可能性のある日付け

7月11日、12日、13日

🌟目指す方向性

・「私には戻る場所がある」という思いを大事にすること。

・「私には愛する人がいる。愛してくれている人がいる」と思うこと。

・「私を必要としてくれている人がいる」と思うこと。

・心を支える「自己肯定感」と「自信」という軸を身につけること。

・大事な日常を支える「経済的余裕」と「家族(仲間)の愛情」の二大柱を築くこと。

・愛されるよりも「無条件に愛する」を選ぶこと。

・人々の心を落ち着かせたり鎮めたりする言葉や環境を作り上げること。

・身の回りの人に愛情深く接して安心感を与えていくこと。

・日常生活の安定、安心を大事にしていくこと。

・周囲の人も幸福な気持ちになれるような穏やかで温かなエネルギーを発すること。

・日々の繰り返しの日常を丁寧に大事に綴っていくこと。

・仲間や家族に対する「愛」を感じ表現していくこと。

🌟この度数の人の特徴

・温和で優しく笑顔を絶やさない人

・穏やかなオーラを振りまく人。

・人生の軸が安定している人。

・余裕のある人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・高給取りの、優しい思いやりに溢れた人と結婚した時。

・家業を継いで生活していく時。

・地域社会に貢献したり伝統的な分野の仕事をすることで地域や文化に根付いている時。

🌟シンボル考察

*心の土台

20度は

蟹座のポリシーとも言える

蟹座特有の視野が出来上がる度数です。

外部の影響に左右されない

蟹座の軸が出来上がるんです。

その蟹座特有の軸とは

「心の安心感」。

どんなことがあっても

「自分は絶対に大丈夫」っていう自信と

「自分には愛する人、愛してくれる人がいる」

という安心感と

「自分を必要としている人がいる」

という自己肯定感が

無意識に刻み込まれ

安心して

日常生活を楽しんでいくことが出来るようになります。

蟹座が求めていたのは

この絶対的な安心感。

20度までの体験において

この「絶対的な安心感」=「揺るぎない心の土台」が

出来上がったんです。

人間は

「仲間の中で暮らしたい」という集団本能を持っていて

その本能的な力を使用して

集団の中で暮らす方法を学ぶのが蟹座の領域。

人間も所詮、動物。

群れをなして身を守る動物たちのように、

集団で暮らすことで

種を継いできたんです。

仲間の中で暮らしていれば

何かあってもみんなで力を合わせて立ち向かうことが出来ます。

守り守られ、

助け助けられ。

心と心で結ばれた信頼できる仲間と暮らすということは

私たちの心を安定させる精神安定剤的な役割を持っているんです。

いつでも帰れる場所がある。

いつでも暖かく迎えてくれる人たちがいる。

たとえ

全世界の人を敵に回したとしても

自分の味方でいてくれる仲間がいる。

そんな思いは

気づかないうちに

自分を支える心の土台となりますよね。

帰れる場所があるから

安心して羽を伸ばして遊べるわけで

戻る場所がなかったら

そのことが心のどこかに引っかかって

気になってしまい

心の底から安心して遊べないはずです。

蟹座は

16度からの体験において

視野を広げて

自分の居場所をより強固なものにしてきました。

心の土台の枠組みを広げて

頑丈な資材で補強してきたので

台風や嵐や地震が来ても

倒壊することのない我が家(自我)を手に入れたのです。

人生の道を歩んでいくには、

この「心の土台」はとっても大事。

これがあるから

自分を肯定できて

自信がつき

自己実現のために創造力を発揮することができます。

この創造力は

次のサインの獅子座で表現していくことになるのですが

獅子座で

華々しく自分を解放するためにも

蟹座の段階で

しっかりと「心の土台」を形成する。

「何があっても大丈夫」という自信と

仲間や家族がもたらしてくれる

「私は必要とされている。」

という自己存在を肯定するような思いは

自分を構築していく上で

とても大事な土台となって

人生のいろんな局面で役立つ「強さ」となります。

幼児期に

親の愛情をたくさん感じて

心に安心感を持てたのであれば

その後の人生においても

心の中に

「自分は愛されている」という土台があるから

どこに行っても

心が安定していられる

と言われてますけども

まさしく

そんな強さを手に入れるのが

蟹座20度で

心の安心感に支えられた日常生活を

楽しんでいくことになるのです。

*二大柱

イタリアの子供達の憧れの職業として挙がるのが

ベネチアの「ゴンドラ乗り」。

ゴンドラ乗りの仕事は

ロマンティックなので

とにかく女性にモテるそうです。

でも

ゴンドラ乗りは誰でもなれるわけではなくて

先祖代々

家系で受け継がれていく家業。

そのゴンドラは

約400隻あるっていうから

約400の家族が独占している仕事なんですって。

甘い声でセレナーデを歌うゴンドラ乗りの

ロマンティクな若者と結婚すれば

美しいベネチアに住めるし生活も安定している。

男の子が生まれれば

ゴンドラ乗りの仕事を継がせられるから

将来の心配はない!

ってことであれば

イタリア人女性からモテるはずです。

蟹座19度は「結婚」のシンボルでしたが

「ゴンドラ乗りの若者」の結婚式だったとすれば

新婦は

これから訪れる自分の未来に

心底、安心感を見出しているはずです。

安定した仕事の人と結婚して

「人生安泰!」って思って安心しているように

蟹座20度も

安心しているんです。

結婚相手が

安定した仕事で高給取りだったら

主婦業に専念できますし

主婦業に専念できれば

子供の養育や家事など

居心地のいい家庭を作って

暮らしをグレードアップさせることが出来ます。

家族や仲間という自分の居場所がちゃんとあって

なおかつ

金銭的に困らない生活が築けるのであれば

そりゃーもう

日常を

本当にリラックスして楽しく暮らしていけますよね。

蟹座16度からの体験においては

社会に目を向けて

社会参加をし

金銭を得るという意味もありましたからね。

「自分の居場所」や「家族(仲間)の愛情」と、

「経済の安心」という二大柱が

しっかりしているほど

私たちの生活は安定するものです。

蟹座20度は

その生活を支える二大柱が安定した状態を示していて

そうなることで

日常生活を心から楽しんでいけるという

普遍的な真実を

教えてくれているのです。

*セレナーデ

セレナーデは「小夜曲」というだけあって

夜の静けさの中で奏でる恋の歌です。

「落ち着いた、静める」みたいな意味合いがあり

ゆったりと落ち着かせて

安心感を抱かせ

女性の心の扉を開くのでしょう。

ロマンチックなムードを演出して

特別な時間を生み出してくれる小道具です。

蟹座20度と真反対の鏡のサインである

山羊座20度も

蟹座20度と同じく

「歌を歌う」シンボルになってるのですが

山羊座の場合は

コーラス隊として

調和を保ち

みんなと、一つの歌を歌うのに対して

蟹座の場合は

特定の人に向けて

雰囲気を盛り上げるために

自分の歌を披露するという違いがあります。

つまり

山羊座の場合は

社会の一員として調和的に働くということを意味し

蟹座の場合は

家族や仲間という小さな集団の一員として

仲間に愛を注いでいくということを意味しています。

自分の属する集団が

心静かに落ち着いて暮らせるように。

愛情を込めて

日々を丁寧に歌いあげていくんです。

ゴンドラのオーラが漕ぐ水は

無意識や心を示す「水」。

このシンボルにおいての「水」は

広大な海とか

川とかじゃありませんからね。

人々が日常的に使う

交通網としての水路です。

そんな

日常的な無意識のような水を

ゴンドラに乗って

セレナーデを歌いながら優雅に漕いでいるんです。

蟹座は「水のエレメント」で

「水」は

私たちの心や感情や無意識を示しています。

信頼できる仲間との関係性の中で

感情や情緒を豊かに育ててきた蟹座は

感情を落ち着かせるセレナーデを歌う。

私たちの感情や心は

常に揺れ動き

時には激しく波打ったりもしますけど

蟹座20度は

そんなふうに

コロコロ変わる感情や心の波を

「愛の歌」を歌いながら

軽々とオールで漕いで乗り越え

日常生活を穏やかで、美しいものに変えていく力を持っています。

無意識や感情の世界を大事にする蟹座は

「ゴンドラ」という

水に近い目線の乗り物で

水(心)の近くで

水(心)に溺れない術を手に入れたのです。

感情は

人からの愛情を望んだり

拒まれたり

「認められたい」という承認欲求が働くときに

激しく波打つものです。

でも

軸が安定した蟹座20度は

そんなことでもう

心を波立たせることはありません。

なぜなら

相手がどう思おうが

「私があなたを愛している」

という揺るぎない愛情を持っているから。

「愛される」を望むのではなく

見守るように「愛する」ことを選ぶことで

拒否されようが雑に扱われようが平気。

我が子に対するような

無償の愛は

その人を強くするものです。

また

他人から認められなくたって

「私が何か特別なことをしなくても

ありのままの私を受け入れ認めてくれている人がいる」

という思いは

その人を強くもするし

感情の波を穏やかにしてくれる

セレナーデのような働きをします。

「愛の歌」=「愛情」を

提供する役割を引き受けたことで

「愛を与える人」になる。

人に認めてもらおうなんてしなくても

認めてくれている人がいることを知っている。

このように

物事を捉えることができる人は

とても強いはず。

愛されるよりも

愛する人になって

揺るぎない心の強さを手に入れるのです。