Code no.215 蠍座5度 大きな岩場の海岸

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code.No 215

蠍座5度  「大きな岩場の海岸」

A massive, rocky shore.


「変わらぬ思い」を心に秘める・一途な人

🌟Keyword・エネルギー

「安定」「安定処理」「大切な思い」「決意」「信念」「動じない」「忍耐」

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🌟5度 (固定宮)

*刺激を求め冒険する度数

蠍座は「感情の水」を使用して、この世界に関わっていく水のサイン。

自分を動かすバッテリー(充電池)なるものがあるとして

そこに水のエネルギーを満タンにさせて動いていくのですが

蠍座のスタートである1度では

「水のエネルギー」を一気に噴出させ、バッテリーを満タンにしました。

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2度においては、満タンになったエネルギーを定着させるかのように

さらなる「水のエネルギー」を注ぎ込み、

3度においては、フルになったエネルギーを使用して行動を開始し、

次の4度では、「水のエネルギー」という燃料で動く行動力を安定させ、

行動力が安定しことで、その力をもっと新しいことに使用できないかと

刺激を求めて冒険的にチャレンジしていきます。

🌟ドデカテモリー

・射手座

射手座の「普遍性」を使用して、蠍座の信念を確立する。

🌟蠍座5度の可能性のある日付け

10月27日、28日、29日

🌟目指す方向性

・「大切な思い」「信念」を明確にして心に留めること。

・「大切な思い」「信念」があれば感情の波に動じることはない。

・焦らずに堅実に地道に。粘り強く忍耐すること。

・じっくりと腰を据えて長期的な展望に立って生きること。

・イバラの道だとしても、どれほど時間がかかったとしても信念を持って続けていくこと。

・「これだけは永遠に想い続ける」「どんなことがあっても守りたい想い」を持つこと。

・試練を乗り越えていくことで新しい自分に少しずつ進化していく。

🌟この度数の人の特徴

・頑固で融通が利かない人。

・一途に思い続ける人。

・辛抱強く忍耐強い。

・ちょっとしたことには動じることのない信念を持つ。

・リアリストで保守的で堅実な人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・二人の結婚を周囲から反対されても、決意が揺るがない時。

・どんな辛いことがあろうが、彼を愛すると決めた時。

・「絶対に〜してみせる!」と固く決意した時。

🌟シンボル考察

*安心を与えてくれるものを守る

異性と打ち解けて

信頼できる素敵な相手に夢中になって

付き合うことになって

結婚して初夜を迎えて。

蠍座1度から4度までの体験は

こんな感じで、私たちが

一人の人と深い関係になる過程を描いた体験領域でした。

身も心も、

互いの境界が判らなくなるくらい密接な関係になることでしか味わえない感情体験を通して

自分を変容させるのが蠍座の目的です。

それを叶えるために

信頼できる人を見つけて

神聖で純粋な愛情を育んできたんです。

新婚初夜を迎えて

愛する人に自分の全てを捧げる。

自分の遺伝子と、愛する人の遺伝子を

掛け合わせて

新しい生命を生み出すための神聖な夜を過ごしていく。

肌を重ねるたびに

相手に対する愛着心は強いものとなり

「私はあなた。あなたは私」。

「私のものはあなたのもの。あなたのものは私のもの」。

まったく違う肉体を持つ個人同士なのに

いつしか、自分の分身のような感覚になり

「もう離れる事のできない人」という思いが強くなるものです。

また、

いつも自分のそばに愛する人がいてくれる。

自分の事を全て判ってくれて、受け入れてくれる相手がいるという安心感は

蠍座の心を安定させて満足感を与えます。

この安心感と満足。

これが得られると

私たちは、今度はそれを「維持し守る」という方向へ向かうものです。

それが蠍座5度の役割。

自分に安心を与えてくれる

「愛情」や「信念」などを、今後も安定させるために。

心の海を、岩場の海岸に変えるのです。

*心の風景

シンボル的に「海」は

「感情」や「無意識」を司っています。

海のように

ちょっとしたことで荒れてしまう感情の波。

どこまでも深い海のように

深淵で摑みどころのない無意識の領域。

私たちの波立ちやすい感情や心を「海」になぞらえているわけですが

蠍座は「水のサイン」で、

占星術では「水のサイン」を

「感情で世界と関わる視野を持つ」と理解されています。

つまり

蠍座5度においては

感情の波がざわめく心の海に、大きな岩場が出現したんです。

「大切な思い」が岩となり、心の海から現れたんです。

それは1度から4度までの体験で築いた信念。

愛する人を思う気持ちだったり

夢中になって没頭している事柄だったり

そんな自分にとって大事なものを想う気持ちが

固く固く。

感情の波が激しく打ちつけようが

簡単には壊れない信念の「岩」。

蠍座5度の心の海は、そんな風景。

よく蠍座は

「頑固で融通が聞かない」とか

「一途に人を愛し続ける」とか言われますが

それは、

一度決めたこと、一度信じたことを、頑なに守り続けるから。

蠍座の心の海には

ちょっとやそっとじゃ壊すことができない

大切な思いが横たわっているのです。

*感情の波

心は海のように荒れやすく、

自分の意思でそれを鎮めようと思ってもなかなか思いどおりにならず。

ちょっとしたきっかけ、

例えば彼の何気ない一言や態度で、

心の海がウネリだし、

猜疑心や悲しみの感情が大きな波となって

私たちの心を揺さぶります。

もし、心の海岸が、砂浜だったら

あっという間に、大きな波に飲まれて

砂粒に刻んだ「信念」は、感情の海に流されて翻弄されてしまうのでしょうが

蠍座のように

「信念」を岩に変えていれば、

それはなかなか壊れることはありません。

時には

嫉妬という大きな波が訪れ

岩を丸ごと飲み込んでしまうことがあるかもしれませんが

もみくちゃになっても

その思いは変わることはないんです。

「あなたに対する思いは、岩のように固いから。

感情の波になんか、負けない。

感情の波が襲ってきて、すぐに壊れてしまう思いなんかじゃない。

私が生きている限り、いやそれ以上、永遠に。

私のあなたに対する思いは、なにものも壊せない。」

このような固い決意が岩となり、感情の海岸に現れたんです。

特定の対象物に対する、強い思いと固い決心が、岩になったのです。

誰もが恋愛の初期段階。

相手に夢中な時期はこのような思いを抱くものです。

一生、私の思いは変わることがない。

永遠に。死んだとしても。

こんなロマンティックな決意をすることで、

自分の心の海岸に大きな岩を形成していきます。

相手に対する思いを「プライド」に変えて、

忍耐強く、どんなことがあっても、相手を愛し抜く。

この岩は、頑丈で、そう簡単に壊れるものではないけども、

決意が鈍ったり、

「もう無理。。」と、愛想を尽かしたら、

岩は砂のように脆くなり、感情の波にあっという間にさらわれてしまうことでしょう。

でも、今はそんな日が来ることなんて想像できないくらい、相手に入れ込んでいるんです。

その瞬間の美しい決意がこの度数。

誰もが一度は恋をしたら経験したことがあるだろう誓い。

それが心の海に岩を作るのです。

また、恋に限らず、

例えば「私は一生歌っていきたい」。

そんなふうに自分のやりたいことを誓う時。

この度数のエネルギーを使用して、自分の心の海に

固い岩を形成することになります。

*変容のための下地

固い岩は

そうそう簡単に壊れないけど

打ち付ける波に削られながら

長い年月をかけて、その姿を少しずつ変えていきます。

蠍座は

愛する人や、夢中になれる事柄と、深く関わることで

自分を変容させていくのですが

それはまるで

心の岩が波に削り取られて、やがて姿を変えるよう。

大切な人や物と関わることで出来上がった岩は、自分を形作るもの。

言ってみれば、「自分自身」です。

それを

ゆっくりと年月をかけて

様々な感情の波の力で削り取り

唯一無二の新しい自分になる。

いつの日か、

いろんな感情を味わった人にしか出せない

深みのある人格を獲得するんです。

その変容の日はまだまだ先だけど

これで下地は完了。

変容するための岩を

心にセットしたのです。

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