Code.no 329 水瓶座29度 さなぎから出てくる蝶

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code.No 329

水瓶座29度 「さなぎから出てくる蝶 」

A butterfly emerging from a chrysalis.


自立した個人として新しい世界へ飛び立つ・羽を広げる人

🌟Keyword・エネルギー

「発散」「放射」「影響力」「新生」「単独」「真の自立」「自由」「解放」

🌟29度 (固定宮)

*葛藤の度数

例えば、私たちを動かすために必要な動力が

「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして

そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとしたら

水瓶座であれば「風力発電」のような「風のエネルギー」を

自分の充電池に充電して動いていきます。

水瓶座最初の方の度数では、このマイ充電池に「風のエネルギー」を

勢いよく充電させたのですが、最後の方の度数では

次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために

貯まっている「風のエネルギー」を吐き出す(使い切る)作業に入ります。

28度でエネルギーの流れを変換して吐き出す準備を始め

29度ではいよいよ

「風のエネルギー」を吐き出す作業に入るので、いつも通りの実力が出ないかもしれません。

前進したいのにそれを躊躇してしまうような葛藤が生まれやすくなります。

しかし、その葛藤は前進するために必要な推進力を生み出します。

潜在的なパワーを秘めた度数なのです。

🌟ドデカテモリー

・山羊座

山羊座の「野心」を利用して、水瓶座に強さを与える。

🌟水瓶座29度の可能性のある日付け

2月17日、18日、19日

🌟目指す方向性

・自分の力で生きていける強い精神力を身につけること。

・なにものにも捉われず縛られることなく蝶のように自由な存在として身軽に生きていく。

・自分の人生の軸となるものを定めてそれをもとに歩いていくこと。

・失敗を繰り返しても諦めることなく着実に前進すること。

・たとえ先が見えなくても自分を信じて手探りで進んで行くこと。

・何度でも脱皮して新しい純粋で理性的な自分に生まれ変わること。

・遺伝や重力、引力から解き放たれた場所で自由に生きること。

・本質を見極めて、正しいことを実行していく強さを磨くこと。

・自分で考え行動していくこと。自分の価値観を大事にする。

・人と組むよりも一人の力で切り開いていく。

・誰に遠慮することなく自分の自由を謳歌すること。

・自分だけの自由な世界を楽しむこと。

🌟この度数の人の特徴

・精神的に自立している人。

・いろんなしがらみから自由な人。

・孤独に強い人。

・理性的で自分の力で全て解決出来る人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・自分で決断して誰の力も借りず、自らの力で切り開いていくとき。

・「これでいいのかなー?」なんて不安を抱えながら一人で挑んでいるとき。

・新しい自由な世界に戸惑いと喜びを感じているとき。

🌟シンボル考察

*決別の葛藤

29度は

水瓶座の資質と

次のサインの魚座の資質を比較することで

水瓶座の資質を手放す決意をする度数。

今まで、

「固定宮で思考を司る風のサイン」の資質を育ててきたわけですが、

それを手放して

「柔軟宮で感情を司る水のサイン」という

全く違う資質である魚座へと向かう。

そして次の30度で水瓶座を盛大にやりきって

新しい体験が待っている魚座へと移動していきます。

しかし29度は

昔から「涙の度数」と言われているだけあって

「葛藤」を生み出します。

二つの価値観の中で揺れ動く心。

29度には

そんな様子を描いたシンボルが多いのすが

29度の目的は、水瓶座に決別して

新しい場所へと向かうこと。

なので、

葛藤しつつも

勇気を出して広い世界へ飛び出します。

さなぎから孵ったばかりの蝶のように

使い慣れない羽を広げて

風にまかれて飛んでいくのです。

360度の丸い円は

自然の成長サイクルを示していて

それは私たち人間にも当てはまるのですが

例えば

春分の日から始まる牡羊座は

春になって大地から新しい命が芽吹くように

私たちがこの世界に生まれて

赤ちゃんとして成長していく様子が描かれている領域です。

一つ前のサインである山羊座の場合だと

立派な大人として

豊かな社会を築き上げていく領域で

水瓶座は

定年退職して

第二の人生を歩み始める領域。

会社や組織から全くのフリーになって

残された人生をどう有意義に使っていくのか?

ってことを

自分で考えて行動していく様子が描かれてるんです。

つまりは、

人生のライフサイクルとして

水瓶座を捉えるのであれば「老年期」。

やがて訪れる「死」という扉を通って

「あちら側の世界」へと向かうまでの体験が描かれています。

それのクライマックスが

水瓶座28度から30度。

28度で

今まで繋がっていた鎖を断ち切って

29度で

自由な魂に生まれ変わって

30度で

アーダスの野原という

「あちら側にある」約束の場所へ到着するんです。

つまり29度は

魂に孵ったということ。

魂の故郷に帰れる喜びと

今までいた世界との決別で心が揺れているのです。

*旅立ち

水瓶座は

高くそびえる「木」のような存在でした。

「木」は自らの意思で動くことはできませんが、

土壌の中に根を張り巡らすことで

自分の立ち位置から遠い場所の栄養分を吸収したり、

他の木と相互作用を行ったりするのですが

その

木の根のネットワークは

まるで水瓶座のよう。

固定宮の水瓶座は、

動かずとも

自分の元に情報や必要なものを引き寄せることができる

ネットワークを持っているんです。

28度は

「切り倒された木」というシンボルで

水瓶座のネットワークを切る作業をしました。

そして

29度においては

切り倒された木にぶら下がっていたサナギから蝶が出てくる。

今までのネットワークの繋がりを絶つことで

自由に羽ばたける羽が手に入るのです。

今までの古い習慣や

今までの仲間との繋がり。

今まで一生懸命夢中になって力を入れてきた仕事。

そのようなものと

潔く決別して絆を切り離すことで新しい世界が開けるのです。

新しい世界へと向かう時は

嬉しさと同時に不安ももたらされるものです。

今までの慣れ親しんだ場所を離れる寂しさ、

生活が一遍してしまう変化、

未知の世界に対する恐怖もあります。

これが水瓶座の葛藤。

新しい世界へと旅立つ喜びと不安。

羽を手に入れたことで

今まで繋がっていたものと決別して

自由に羽ばたいていく。

地球の引力から解放された水瓶座29度は

どこまでも身軽になり

風にまかれてフワフワと。

上昇気流に乗って

どんどん上へ上へと運ばれていきます。

地球で生きるために必要な肉体を手放し

肉体がなくなったことで

地球の引力の影響を受けることもなく

蝶となった魂は

魂の故郷へと戻っていくんです。

魂が蝶であるなら

魂というのはとても知的な存在で

理性で出来ていると言ってもいいのかもしれません。

水瓶座は21度からの体験において理性を磨き

25度で

オリジナリティ溢れる蝶になったんです。

25度のシンボルは

「右の羽がより完全に形成されている蝶 」。

25度で、

今回の人生の体験で得た

自分の魂の資質の型が完成し、

蛹になって変容する準備をして

29度で

純粋な魂という存在の蝶になるのです。

*理性の塊

つまり

水瓶座29度は

私たちが魂という純粋な状態に戻って

地球の影響から

解き放たれた状態を示しています。

肉体を超えて

光が放射するような。

地球や肉体や

様々な物質に捉われないような。

そんな身軽な状況を司るのが水瓶座29度。

なので、

この度数のエネルギーを使用するのであれば

地上のなにものにも捉われないような自由を味わうことが出来ます。

こんなに自由でいいのかって

不安になるくらい

軽々と生きていく感じ。

また、

真の自由を手に入れるということは

孤独になるということでもあります。

人の意見を聞くことなく

全て自分の自由意志で

時間も環境も人生も全て決めていくのが自由な状態。

孤独だけど

でも、

水瓶座29度は

大いなる魂のソースとの繋がりがあるので

静かに心が満たされることができます。

理性の塊として生きていけるので

善悪や真偽の判断も

自分の力で導き出せるから

本当の自由を手に入れることができるんです。

もはや

地球という枠組みを超えたところで

理性の塊である自分として生きていけるのです。