*8月の二十四節気・七十二候・サビアン度数
目次
七十二候=大雨時行(たいうときどきふる)
サビアン度数=獅子座11度〜15度
七十二候=涼風至(すずかぜいたる)
サビアン度数=獅子座16度〜20度
七十二候=寒蝉鳴(ひぐらしなく)
サビアン度数=獅子座21度〜25度
七十二候=蒙霧升降(ふかききりまとう)
サビアン度数=獅子座26度〜30度
七十二候=綿柎開(わたのはなしべひらく)
サビアン度数=乙女座1度〜5度
七十二候=天地始粛(てんちはじめてさむし)
サビアン度数=乙女座6度〜10度
*縦書きスクロールなので読みにくいかと思いますが
カレンダーを見ながら日にちを照らし合わせると
全体像が掴みやすくなるかと思います。
*二十四節気、七十二候とサビアン度数は1日ほどのズレがありますが気にしないでください。
・七十二候=大雨時行(たいうときどきふる)
夏休み真っ盛りの8月初旬。
海にプールに川に山。
アウトドアの思い出が蘇る季節ですが
夏の景色と共に思い浮かぶのが
モクモクと湧き上がる入道雲。
この期間は季節的に
入道雲が出来てスコールのような大雨が降りやすい時期になるそうです。
さっきまで晴れていたのに
急に大粒の雨が降る夕立。
ビーチに広げた荷物を急いで片付けて
彼と手を取り屋根のある場所まで駆け抜けていく。
そんな青春真っ盛りのような
ドラマティックな演出が似合う季節なのかもしれません。
・サビアン度数=獅子座11度〜15度
獅子座11度から15度は
そんなビーチの初々しいカップルのように
人生をドラマティックに演出していく度数領域。
1日の中で
カンカン照りだったのに雲が湧き上がり
大雨が降るっていうのも
なかなかドラマティックな天気展開ですけども
そんな感じで
自分の人生を
ドラマティックに盛り上げていく。
自分の思うように時間をクリエイトし
祭りのように
人生を演出していく。
獅子座15度なんて
「山車」っていうお祭りの度数ですからね。
この獅子座11度から15度の領域は
自分が人生の主人公として輝く季節。
自分の理想とするドラマや映画のような物語の主役として
人生を彩る時なのです。
・二十四節気=立秋(りっしゅう)
いわゆるお盆の時期が、暦の上では「立秋」ですね。
この立秋を境に
「暑中お見舞い」から
「残暑お見舞い」に変わるそうですよ。
まだまだ暑い日が続くけど
暦の上で「立秋」の「秋」という言葉や
「残暑」という言葉が出てくると
「あともう少しでこの暑さも終わる」と思えて、いいものですね。
ホロスコープの度数に照らし合わせるのであれば
獅子座16度〜30度の期間が立秋。
つまりは
獅子座後半戦は
日本の暦で言えば「立秋」の季節で
夏の終焉を感じれる頃。
と言っても獅子座は固定宮ですからね。
夏の暑さを固定して維持していくので
まだ暑さは続くけど
あと15日もすれば
ようやく夏も終わるから頑張ろう!
みたいな感じでしょうか。
ちなみに「立秋」が終わり
「処暑」になる8月23日からは
太陽は乙女座に入ります。
夏を終わらせる作業は
乙女座が受け持ちます。
・七十二候=涼風至(すずかぜいたる)
7日から始まる5日間は
ようやく
少しだけ涼しい風が吹き始める頃とされています。
と言われても
まだまだ暑いじゃんよーと
愚痴ってしまいたくもなりますが
夏至の日を境に
日照時間が短くなってきているわけで
この頃にもなると
日の出時間は5時目前になり
日の入り時間は18時半目前になります。
つまりは
暑い太陽が地球を照らす時間が
少しずつ短くなってきていうということ。
なので
体感としてはちょっとかもしれないけど
涼しいと思えるような瞬間が訪れやすい時期なのかもしれません。
そんな
ふとした涼風を感じていくことで
あともう少し。
夏を乗り切る力が湧いてきそうです。
・サビアン度数=獅子座16度〜20度
獅子座16度から20度は
沸騰した熱量を冷まして、冷静さを取り戻す領域。
情熱や興奮の熱量は
自分に集中しすぎるあまり
周りが見えなくなってしまうという欠点があるのですが
それを補うかのように
ちょっとクールダウンする必要があります。
祭りのあとの静けさを体験することで
視界を少し広げていくんです。
ってことで言えば
「涼風至」なんてピッタリな言葉ですよね。
暑いと
頭の働きが鈍りますが
少し涼しくなることで
頭の働きが稼働しやすくなる。
暑いと
他者に気なんて使ってらんないし
先のこととかも考えつかないけど
少し涼しくなれば
他者にも気を使う余裕も
先のことを考える余裕も出てくる。
七十二候においては
涼しい風が立つ期間とされてますが
サビアンシンボルにおいても
冷静さを取り戻す領域。
なんか
リンクしていて面白いですね!
・七十二候=寒蝉鳴(ひぐらしなく)
いやいや、
うちの周囲では
7月からずーっとヒグラシの鳴き声が聞こえますけど
暦の上では
この頃が「ひぐらしなく」季節となっているようですね。
なんでも
ヒグラシっていう蝉は
気温や明るさに反応して鳴くらしくて
高い気温だと鳴かないんですって。
ちなみに
ヒグラシが鳴く最適な気温っていうのは25度前後だそう。
夕方頃は気温も下がりますしね。
25度を下回ると
ヒグラシが鳴くってことですね。
昼間はまだまだ暑いけど
夕方にもなればだいぶ過ごしやすくなるのがこの季節。
ヒグラシの鳴き声は
私達に気温の低下を伝えてくれるのです。
・サビアン度数=獅子座21度〜25度
獅子座21度から25度は
成熟した創造力を発揮する領域です。
ヒグラシが
自信満々に自分の鳴き声を轟かせるように
自分に自信を持って堂々と自己表現していく。
ヒグラシが
一心不乱に鳴き声を発するように
自分の「好き」を一心不乱に追求していく。
自己実現のためのクリエイティブパワーを
内から発揮していく様子が描かれた領域になっています。
ヒグラシが
外の世界に向かって
自分の声を響かせるように
私たちも
外の世界に向かって自分を表現し
その存在感を示していくのです。
・七十二候=蒙霧升降(ふかききりまとう)
朝夕のひんやりした空気の中
湖に浮かぶ霧。
こんな景色を見れるようになるのが
この季節と言われているようです。
つまりは
霧が立ち込めるのに適した気温になるってことですよね。
霧ができる条件は
空気が冷やされること。
つまりは
朝夕で冷えた空気が霧をもたらすということ。
夏至の頃には
朝の四時半頃には明るくなってたのに
この頃になると
明るくなるのは朝の五時を回った頃。
つまりはだいぶ日が短くなってきて
日照時間も短くなってきたってこと。
それでも
太陽が昇れば
まだまだ暑いんだけども
朝夕、涼しくなってくるのがこの頃のようです。
8月も20日を過ぎれば
もう「夏は終わりモード」でセンチな気分になりますしね。
真夏の舞台のエンディングは
霧と共に幕を降ろしていくのです。
・サビアン度数=獅子座26度〜30度
獅子座の領域は
自分の中の創造力を磨く領域です。
創造力があることで
私たちは
自分の人生を
自分の意志でクリエイトしていくことができます。
獅子座の領域においては
そんなことを30個のステップで身につけるわけですが
獅子座のラストを飾る26度から30度の領域は
自己実現のための意志力を身につけた上で
次なる準備をする領域。
次に待っている体験は
「乙女座の体験=自立するための能力を磨く」。
獅子座の体験において
「世界は自分で創ることができる」ということを知った上で
今度は
社会や組織の枠組みの中に入っていくことになります。
「人生においての主人公は私」という
絶対的な信頼があるからこそ
社会のルールや常識を重んじることができるようになるんです。
獅子座の最後のこの領域は
幻想的な霧の景色が似合いそうな壮大なスケールのシンボルが多く
「この世界の創造主は私」
「新しい創世記を始めよう」
というような言葉が似合う期間です。
今年の真夏の物語は終わってしまうけれども
いつでも
新しい物語を創造していく力を持っているということを
自信に変えて
次なる季節へ向かう準備を始めるのです。
・二十四節気=処暑(しょしょ)
9月8日の「白露(はくろ)」までの期間が「処暑」。
厳しい暑さの峠をやっと越す時期と言われています。
つまりは
「厳しい暑さの期間」は獅子座の領域。
それを超えてから
夏の終わりを司る
乙女座が始まるってわけです。
この夏休み後半の期間っていうのは
新学期が確実に近づいているわけで
嫌でも現実に目を向けなければならない時です。
っていうか
9月1日から学校が始まりますしね。
自由に楽しんでいた時間ももう終わり。
ラストスパートで残りの宿題をやったり
学校に行く準備をしたりと
普段の日常へと戻っていく季節になります。
乙女座っていうのは「日常」を司っていますからね。
暑さの峠を越した頃
冷静さを取り戻し現実の生活へと戻る処暑。
大人の階段を上る準備が始まるのです。
・七十二候=綿柎開(わたのはなしべひらく)
覆いが開いて
ふわふわの綿が剥き出しになるのがこの時期と言われているようです。
その昔
綿摘みと
摘んだ綿を糸にするワークショップに参加したことがあるのですが
こうやって植物から
コットンの生地が出来るなんて
自然の恵みに感謝しかありませんでした。
日常生活において必需品の洋服となる綿が完成する季節。
日常生活を
丁寧に紡いでいく乙女座の始まりにピッタリの七十二候です。
*サビアン度数=乙女座1度〜5度
「夏の終わり」を司る乙女座の始まりは
現実的な視野を取り戻すことから始まります。
獅子座の領域においては
主観的な視野で物事を捉えていましたからね。
和らいだ暑さが
冴えた頭の働きを取り戻してくれるかのように
物事のありのままの姿を
五感で丁寧に捉えていく様が描かれています。
「今」を認識し
「現実」に立ち返り
「常識やルール」という枠組みを測る物差しで物事を判断していく。
そうすることで得られるのは
集団生活の中で暮らすための「安全」と「安心」。
コットンが日常生活において役立つように
「常識」という日常生活において役立つ知恵を身につけていくのです。
・七十二候=天地始粛(てんちはじめてさむし)
天地の夏の暑さがようやく鎮まってくる時期と言われています。
確かに
この時期は真夏に比べれば、だいぶ過ごしやすくなりますよね。
と言っても
まだまだ暑いんですけども
乙女座は夏の終わりを告げるサイン。
天気図に
秋雨全線なるものが登場するのもこの時期。
夏に秋の気候が混ざり込み
少しずつ夏を終わらせていくんですよね。
乙女座は
ダブルボディーズサイン(夏と秋の気候を持っている)という呼び方もありますしね。
涼しさが混ざり込み
暑い空気を冷ましていくのです。
*サビアン度数=乙女座6度〜10度
乙女座6度から10度の領域は
乙女座的な常識的な視野を磨いていく領域です。
ルーティンな日常生活や
社会の枠組みやルールに不満を持つことのない
従順で
ありのままを冷静に認識するような視野を形成していきます。
天地の熱がようやく冷めてきたように
獅子座の熱も冷めて
現実的に物事に対処していくんです。
時期で言えば
夏休みの最終日〜新学期の時期ですもんね。
新学期になると
夏休みのように
好きな時間に起きたり昼寝したりなんて出来ないんですよ、もう。
どんなに駄々をこねてみたところで
ちゃんと学校のスケジュールに合わせて動いていかなくてはなりません。
「やりたいことだけをやる」という
獅子座の成長の季節は終わり
「やりたくなくても、やらねばならないことをやる」という
乙女座の成長の季節が始まったばかりなのです。
やりたくなくても
やらねばならないことをやるには我慢が付き纏うものです。
しかし
捉え方次第で
我慢を我慢と思わないような状態を生み出すことも出来ます。
「そうするべきだ」と
世の中の慣習に従う従順な姿勢を持つことで
「当たり前」のこととなり
ストレスを感じることなく日常に習慣化させることも出来ます。
長い休み明けは
学校も会社も、行くのが嫌になるものですが
行ってしまえば、すぐに慣れて日常のリズムに戻ります。
自分で決めた理想的なスケジュールではないけれど
学校や会社側のスケジュールに従うことで
社会と持ちつ持たれつの関係性を築き
保障と安全を手に入れることも出来ます。
現実的な視野で
現実の仕組みを受け入れていくのです。
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