Code no267. 射手座27度 彫刻家

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code.No267

射手座27度  「彫刻家」

A sculptor.


自分の考えや思想を現実世界に落とし込む・刻印する人

🌟Keyword・エネルギー

「不滅」「不朽」「具現化」「自己投影」「アイデア」「創造力」「芸術」「工夫」

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🌟27度 (柔軟宮)

*向上心を持って上を目指す度数

26度から30度は次の山羊座へと向かう準備を始める領域。

27度では、次に訪れるサインに近づけるようにと、努力して高みを目指します。

私たちの成長段階で言えば

射手座は、多くの人が存在する社会の中で、

正しい考え方を身につけた人間力を磨いていく領域で、

次の山羊座は、大人の姿勢で組織の中で活躍していくサインです。

射手座27度では、その準備として、

組織の中に入る心構えのようなものを刻印していく度数になります。

🌟ドデカテモリー

*天秤座

天秤座の「社交性」を利用して射手座の可能性を広げてきます。

🌟射手座27度の可能性のある日付け

12月18日、19日、20日

🌟目指す方向性

・人々が指針と出来るようなものを形にすること。

・自分の思いや思想を具体的なものに落とし込むこと。

・想像力(イマジネーション)を発揮して創造(クリエイト)していくこと。

・いつの時代も通じるような、人格主義を目指すこと。広めていくこと。

・自分の精神性を表現していくこと。

・自分の精神性を表現できる感性を磨いていくこと。

・他者に自分の考えを刻みつけていく。教育や洗脳。

・精魂込めた物作りに励むこと。

・自分が生きた証を残すような生き方を目指すこと。

・人生の指針となるものを心にしっかりと携えること。

🌟この度数の人の特徴

・自分の考えを実現させる行動力を持っている。

・リーダーシップの人。

・アーティスト、クリエイター、プロデューサータイプ。

・人を圧倒させるようなパワーの持ち主。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・自分の精神性を表現した作品を作っている時。

・何世代先の人にも役立つような教えや知識を執筆している時。

・生きた証を残すつもりで、人生を創造している時。

🌟シンボル考察

*道徳的な思想

毎年、射手座27度を太陽が通過するのは

12月18日〜20日頃なんですが、

この頃は季節で言えば、本格的な冬の前。

1年のうちで最も昼が短い

「冬至(12月22日頃)」が目前に迫ってきている頃です。

360度のゾディアックホイールは

自然のサイクルを示したもので、

それは太陽の1年のサイクルが地球にもたらす自然のリズムであったり、

私たちが生まれてから死んでまた生まれ変わると言う輪廻のサイクルであったりします。

つまりは、

太陽の1年のリズムと

私たちの一生は、よく似ている。

大宇宙は小宇宙なりってことで

宇宙のサイクルは自然のサイクルとなり、

自然のサイクルは人の一生のサイクルと呼応するんです。

太陽の1年のリズムで言えば

「秋から冬へと移り変わる季節」を射手座と呼びます。

本格的な冬が始まるのは

冬至の山羊座1度から。

冬至を境に、いよいよ厳しい寒い冬が訪れます。

例えば現代社会は、

真冬であっても暖房や便利な防寒グッズ、

外出する時だって暖かな車内で快適に過ごせるわけですが、

そんな便利なものががなかったその昔。

人間が冬を越すのは、大変だったはずです。

「どうしたら

寒い冬でも、幸せに豊かに過ごせることができるだろうか?

どうしたら、寒い冬を快適に過ごせるだろうか?」

そんなことを追求して

快適なものを編み出してきた人間の叡智が射手座なんです。

冬を暖かく過ごせるような

「火」のようなものをもたらすんです。

また、冬のような厳しい自然環境の中では

私たちは地域の仲間と協力しあって生き延びてきたはずです。

この「地域の仲間と協力しあって生き延びる」のが

次の山羊座の体験領域です。

例えば、

村共同の食料保管倉庫を厳重に管理したり、

共同で順繰りに雪かきしたり、

「どこそこの家が雪で崩壊した」ってことになったらみんなで修理したり。

人が共同で何かを成し得ようと集まると、

力は何倍にも膨れ上がり、一人では出来ないことが達成できるのですが、

個性の違う色んなタイプの人が集まることで

何かと争いやトラブルになりやすいことも確かです。

冬が来てから、

そんなことになって人間関係が酷い状況になってしまったら

集落の存続の危機に見舞われる可能性も高まります。

そんな時にトラブルを解決してくれるのは

射手座がもたらす道徳的な教えです。

はるか昔、

小さな集落に住む賢者は

冬になってから、そんなことにならないようにと

「人としての正しい態度、姿勢」というものを

あらゆる書物を読んで学び、村の仲間に教えてきました。

道徳的な思想に基づいて

自分の言動や行動を選ぶことで、

「思いやり」に溢れた社会が出来上がるからです。

そして

「思いやりは

寒い冬でも私たちの心を暖かくしてくれる貴重な燃料。」

みたいなことを

みんなが思い出すきっかけとなる彫刻を掘る。

ちょっとやそっとじゃ倒壊しない

大きな岩に彫りこんで

村の精神を表すシンボルにする。

それが射手座27度の役割です。

正しい教えを

判りやすいように提示するのです。

*正しいことを選ぶ

射手座の叡智は、

自然のサイクルと照らしあわせれば

「寒い冬」を乗り越えるための力となりますが、

人生のサイクルと照らし合わせるのならば、

「辛い状況」を乗り越えるための力です。

射手座が求めてきた知識というのは

現状よりも、もっと良い状態にするための知識です。

私たちは、今よりももっと良くなりたいって思うものだし、

また、辛い時や悲しい時、

どうしたら立ち直れるのかを見出したくなるものです。

そんな時、

私たちが手にするのは、「〜すればあなたも幸せになれる!」的な本だったり

仏教の教えや哲学、心理学、また占いなどで答えを探したりします。

射手座は、

そんなことを探求してきたので、

「辛い状況」を乗り越えるための幅広い知識を持っています。

薄っぺらい方法論ではなくて、

普遍的で深い叡智を持っているんです。

「心を解放しよう。

みんな思うようにやっていいんだよ!わがままに生きよう!」

みたいなキラキラした言葉で人の目を引くものではなくって

地味だしなんか、固いけど

「自分の欲求に素直に耳を貸し、

それが、正しいことか、正しくないことなのかをよく考えることだ。

自分がされたら嫌なことなら、それは正しくないこと。

自分がされたら嬉しいことならそれは正しいこと。

正しいことなら欲求に正直になろう。

正しくないなら、その欲求は霧と返すべきだ。」

みたいな意見で

本質をついた考えを伝えていくんです。

人それぞれ意見や考え方は違うけども、

人間として正しい姿勢を選ぶべし。

個性主義よりも、人格主義的な視点で、

「正しいことを選べる自分」を作り上げることが

人生を向上させる方法なのです。

「正しいことを選べる自分」を手に入れた射手座26度では、

堂々と毅然とした態度で、

自信をもって自分の意見を発信するという姿勢を身につけました。

「正しいことをしている」って思ってると

人って自分に自信が持てて、幸福感を感じれるもんなんですよ。

射手座26度の人の意見は

人々が「正しいことか、正しくないことか」を見出す指針となり

幸せな方向へと向かうための目印となったんです。

そして

射手座27度においてはそれを、刻みつける。

刻印するんです。

目印となっていた旗(射手座26度)は、旗ですからね。

ずっと持ってると疲れるし、っていうかずっと持ってられないじゃないですか。

自分がその場にいなくても見てもらえるように。

現代だけじゃなく、後世の人にも伝えていけるように。

頑丈な岩に思いを刻みつけるんです。

*現実に落とし込む

次に訪れる山羊座は「土」のエレメントで、

現実的なサインなのですが、

移動する前に

「土」のサインの山羊座でも使用できるようにって

固い「岩」に、しっかりと射手座の爪痕を残すんですね。

つまりは

ずーっと役立てるようにするために

射手座の思想を現実に落とし込むんです。

例えば、

自分の思想や方法論を、判りやすくまとめて

ブログで発表したり、出版したりっていうのもこの度数的だし

自分の思想を反映させた

芸術作品や楽曲を作って表現していくのもこの度数的。

考えたこと、イメージしたことを

具現化して現実にもたらすことで、

少しずつ現実的な「山羊座寄りの視野」に近づいていくんです。

山羊座が示す「物質」に

射手座の向上心や前向きさを刻印しているのです。

それは射手座の生きた証です。

射手座が、駆け抜けてきた冒険は

不滅の彫刻として後世まで語り継がれていくのです。

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