Code no.233 蠍座23度 妖精に変容するウサギ

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蠍座23度  「妖精に変容するウサギ」

A bunny metamorphoses into a fairy.


本能的パワーを「愛の力」「創造の力」に変容する・アートの人

🌟Keyword・エネルギー

「推移」「力の変換」「高い精神性」「メタモルポーゼ」「変身物語」「アート」

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🌟23度 (固定宮)

*臨機応変に能力を発揮する度数(能力開花の度数)

21度の積極的に取りに行く力。

22度の受容的に引き寄せる力。

臨機応変にこの二つの力を使いなしていくのが23度。

押したり引いたり、手腕を見せていきます。

🌟ドデカテモリー

・蟹座/獅子座

蟹座の「愛の力」と獅子座の「創造力」を利用して、蠍座に鋭敏さを与える。

🌟蠍座23度の可能性のある日付け

11月14日、15日、16日

🌟目指す方向性

・より良いものへと、変身(成長)していく力を持っている。

・自分の芯をしっかりと持ってブレない生き方を目指すこと。

・「愛の力」を発揮して、大事な人を慈しみ、守っていくこと。

・「創造の力」を発揮して、湧いてきたアイデアを形にして行くこと。

・「愛と創造の力」で芸術や文化を創造してみる。

・「愛と創造の力」でスピリチュアル的な生き方を目指す。

・自然の中でパワーを充電。

・感性を繊細にして、目に見えないエネルギーをキャッチして表現すること。

・人に癒しと喜びをもたらす自分になること。

・現実的な社会よりも芸術関連やスピリチュアルな生き方が向いている。

🌟この度数の人の特徴

・穏やかで柔らかな雰囲気の人。

・人を喜ばせたい、笑顔にさせたいというサービス精神が旺盛。

・積極的に自分から行くタイプではないが人望が厚く信頼される。

・悪口を言ったり他人を責めるとか、攻撃しないので心が和む人。

・優れたアートセンスを持っている。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・自分の内面を映し出すような作品を創作している時。

・聖母のように、人に愛を注いでいる時。

・強い意志で、アイデアを次々と形にしている時。

🌟シンボル考察

*Metamorphoses

ラテン語でメタモルフェス、メタモルポーセス。

ドイツ語ではメタモルフォーゼ。

このシンボルの英文に出てくる単語ですが、

「変身」「変容」「転身」という意味の言葉です。

「メタモルポーセス(変身物語)」という本があるのですが、

この本は古代ローマの詩人、アウイディウスが執筆した神話をモチーフにした大作です。

ギリシャ・ローマ神話の登場人物たちが

様々なもの(動物、植物、鉱物、更には星座や神など)に

変身してゆくエピソードを集めた物語で、

神々の愛憎劇の挙句、

違うものに変化してしまうという結末を描いたストーリーがチョイスされています。

愛憎劇というドロドロした関係を体験して、

結果、悲しみに暮れてスイレンに変身したり、

心を閉ざして鉱物になってしまったり、

愛する思いを永遠に刻もうと星座になったり、

悲しみ、憎しみ、愛という様々な感情によって、

変身してしまう物語が集められています。

神話に限らず私たちも、身近な人との関係において、いろんなものに変容していきます。

彼と思いを共有することができて天使になったり

ひどく裏切られて、鬼になったり

感情がもたらすものはメタモルフォーゼ。

こんな体験を星の言葉で「蠍座」と呼ぶのですが

この度数も、この「変身物語」のように、ウサギが妖精に変身してしまうんです。

*ウサギ

蠍座が

22度までの体験において培ってきた、「強い信念」を可視化するならば

弾丸のように野原を駆け抜けるウサギのようなものなのかもしれません。

蠍座の「信念」の力は

トップスピードで敵を振り払うウサギの勢いで

まっすぐに突き進んでいくんです。

なぜなら蠍座の「信念の力」は、

私たちの中に眠る、動物的な本能的衝動によって力添えされています。

本能的衝動で、何も考えず、無意識的に

信念を貫くことを優先させるんです。

23度は、

30度の中で1番効果的にサインの資質を発揮できる度数です。

21度で獲得した積極性と、

22度で獲得した受容性を両方使いこなしながら、前進できる度数なんです。

蠍座21度では、「信念を貫くために積極的に戦う」

蠍座22度では、「信念を貫くために用意周到に準備しタイミングを見計らう」、

という二つの方法を取得したことで

どんな場合でも「確固たる自分の信念」を貫いていくことが出来るようになったわけですが、

23度においては、

その「強い信念」が、「妖精」に変容するんです。

「信念という力」をトップスピードで貫くことで

「神秘的な力」に変わるというのです。

*愛の力

妖精は、

日本的に言い直せば「自然霊」であり、

自然の中に宿るスピリチュアルな存在です。

妖精は地上に降りた天使のようなもので、

地球上の全ての生命を守り、導き、育む役割を引き受けています。

つまり

「強い信念という力」を貫くと、「愛という力」に変わる。

全てを守り、導き、育むような

「愛の力」を秘めた人になれるんです。

例えば

今井美樹さんの「プライド」の歌詞。

「私は今、南の一つ星を見上げて誓った。

どんな時も微笑みを絶やさずに歩いていこうと。」

これも自分の生き方の信念なわけですが

これを貫いていくとどうなるか。

辛い時も悲しい時も

「微笑みを絶やさずに歩いていく」という信念を貫き通すと

穏やかで優しい人格になっていきそうですよね。

「聖母かっ!」ってくらいの人になれそうです。

蠍座は、自分を「より強い人格へと統合していく」のが目的なのですが

23度で、

「強い愛」という力を使用できるようになる。

自分が信じたことを

一途に一生懸命、貫く勇気と強さを身につけることで

人格的に成長し、

愛を持った人となるんです。

「信念」を持って「沸き上がる愛」を獲得するんです。

*創造の力

また、

このウサギという「信念の力」は

「愛の力」の他に、

「創造の力」にも変容することが出来ます。

物事を創造していくパワーが湧き出てくるのです。

この度数は

ドデカテモリーで言えば

蟹座と獅子座の影響を受けているのですが

蟹座が、聖母のような「愛の力」を示しているならば。

「創造の力」は獅子座の影響を受けています。。

ウサギは多産のシンボルで

物事をたくさん産みだすという意味があるのですが、

信念を貫く生き方をしていると、

物事を繊細に感じ取れる能力が発達し

豊かなインスピレーションが溢れてきて

それを創り出していくパワーが生まれるんです。

豊かなインスピが湧く人は、割とたくさんいるんですが、

それを実際に創り上げていくという行動力を発揮するの難しいわけで。。

しかし、

信念を貫くという行動力を発揮してきた蠍座は

自分のインスピレーションやアイデアを

どんどん形にしていくことができる力を持っています。

確かに、

信念を貫くということは、

「一度決めたことはやり通す」というスタイルなわけで

それが身に染み付いているのであれば

自分が得たインスピを形にしていくための下地は持っているってことになります。

「〜なことをしたい」

「〜なものを創ってみたい」

こんな願望を、実際に行動に移して

粘り強く形にしていけるのです。

*芸術的感性

また、

ウサギから妖精への変容を

「衝動的な感情(ウサギ)を

芸術や文化、スピリチュアル(妖精)なものに変容させる」

と言うことも出来ます。

自分の心の内にある様々な感情を、アートにぶつけることで

衝動的な感情を昇華することができるんです。

自分の中にある荒々しい面や、本能的な衝動を、

平和的な表現方法に洗練させていくのです。

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