code.No 315
水瓶座15度 「フェンスの上にとまっている2羽のラブバード 」
Two lovebirds sitting on a fence.
高い場所から最適なコースを見極めて動かしていく・日和見の人
🌟Keyword・エネルギー
「アファメーション」「肯定」「確認」「全体を見る視野」「高い位置」「パートナー」「リーダー」「ビジョンを示す」
🌟15度 (固定宮)
*水瓶座の力が満ちる度数
十五夜の夜は、ぽっかりと丸い満月が空に浮かびます。
その姿は私たちの目を奪い、また、暗い夜を明るく照らしてくれます。
15度は、そんな感じで、各サインの力が満ちる度数。
「水瓶座の資質」を獲得するという目標が叶うピークのときです。
1度で思い描いていた目標が15度で完成するのです。
🌟ドデカテモリー
・蟹座
蟹座の「信頼する力」を利用して、水瓶座に力を与える。
🌟水瓶座15度の可能性のある日付け
2月3日、4日、5日
🌟目指す方向性
・物事の全体を見て、その時々で最適なコースを決めていくこと。
・ランドスケープで日和見すること。
・実務的なことは人に任せ、自分は正しい方向を示すリーダーとなること。
・高い位置から人々に指図するリーダー的ポジションを努力して獲得すること。
・高見から世の中を全体的に観察することで大きなビジョンを手にいれ壮大な計画を進める。
・大きな視点を持って的確な道を示すことで多くの人に貢献できる。
・自分の計画や指示に自信を持って堂々と采配をふるっていくこと。
・パートナーと一体となって過ごすこと。パートナーとの関係性を大事にすること。
・周囲の人を信頼して、いろんなことを任せてみること。
・細かいことにこだわらず大きな視点で物事を見る。
・肯定的な言葉を使用していくこと。
・俯瞰的な視野で世界を見渡し、多くの人に役立つようなビジョンを人々に提示すること。
🌟この度数の人の特徴
・賢く要領のいい支配者層タイプの人。
・余裕のある人。平和的。
・両性具有的で男性性と女性性のバランスがいい。
・独特の親しみやすさがある人。人気者タイプ。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・指示して人を動かすだけでお金が自分の懐に入ってくるビジネス全般。
・日和見名人のように的確な判断力を発揮している時。いつも読みが当たる気象予報士。
・早く済ますことで時間に余裕ができて有意義に過ごせた時。
🌟シンボル考察
*優遇される
15度は30度のちょうど真ん中。
1度から緩やかにエネルギーが盛り15度でピークを迎え、
30度に向かってエネルギーが鎮まっていく。
ちょうど山形をしたエネルギーの頂点となるのが15度です。
そのためサインの力を最も強く外に押し出して、
周囲を巻き込んでいく度数になります。
最も強く外に押し出していく水瓶座の力とは、
「合理的な頭の良さ」。
感情などの無駄なものを省いた上で、
一番効率的な方法を導き出すことができる頭の良さが発揮されます。
物事や問題は、大抵シンプルなものです。
このシンプルな物事を複雑にするのは、私たちの感情。
損得や利己的な考え。
好き嫌いや快不快。
意志力の弱さからくる甘え。
このような主観的な視野を取り除いて問題を捉えるのであれば、
どうしたらいいのか明確に答えは判るし、
問題もスピーディに解決します。
自分の個人的な感情よりも、
合理性、効率性を重視すれば目標達成はもっと簡単になります。
水瓶座11度から15度は
水瓶座の頭の良さを発揮して
要領よく行動していく領域です。
俯瞰力と大局的な視点で物事を捉え
11度では
高性能の脳がもたらす「直感」の恩恵を味わい
12度では
高まった「直感力」で
有益な人脈を見極めたり
向上心を持って意識高く上を目指していく姿勢を身につけました。
13度では
ビジネスにおいても私生活においても有利になる
「先を読む力」を発揮し
先を読めるようになったことで
スピーディーに目的地に到達するのが14度。
15度は
誰よりも早く到着した
居心地の良い場所で
のんびりと自分の時間を楽しんでいるんです。
他の人が
ここに到達するのは
まだまだ先のことでしょう。
一等賞の人に与えられた特権を楽しんでいるんです。
*要領の良さがもたらす恩恵
例えば試験。
試験にあてられた時間を全部使うことなく
驚くほど早く答案用紙を仕上げて
さっさと教室から出ていく男子。
漫画に登場しそうな
キレもの男子なわけですが、
この度数はそんな感じ。
早く仕上がった答案用紙は
もちろん100点ですよ。
試験で、どこが出るのか先を読み
集中してそこだけ勉強してきたから
本番の試験でも、スラスラと回答出来るんです。
テスト範囲を
時間をかけて全部書き出して
色分けしたりと綺麗にノートを仕上げ、
それで勉強したつもりなってしまう人と
出なそうな箇所は捨てて
テストに出そうな問題を繰り返し集中して覚える人だったら
要領よく勉強する下の例の人の方が
いい成績が取れるものです。
無駄を省き
本質に集中する。(テストに出る箇所に集中する)。
これは
水瓶座14度のエネルギーですね。
そして15度は
さっさと終わらせて教室を出ていくんです。
ってことは
他の子達よりも
自分の使える時間が増えるってこと。
その時間を使って
読書することもできるし
次の試験の復習をすることだって出来ます。
試験勉強中で
あまり会えなかった彼女に連絡することも出来るし
芝生に寝っ転がってゆったりすることも出来ます。
つまりは
自由に使える時間が増えるんです。
同じ1時間であったとしても
他の子は教室の机で答案用紙と格闘しているのに
要領よく終わらせることができる子は
違うことに時間を使える。
つまりは
同じ時間軸にいるのに、
人の二倍、楽しめる。
要領よく終わらせることで
「貴重な時間が増える」という恩恵を受けることができるのです。
*日和見
このシンボルの原題の「Sitting on a fence」という慣用句は、
「日和見主義」という意味があります。
「日和」は天気を指す言葉で、
「日和見」は天気の状況を伺うこと。
江戸時代には
各地の港近くの小高い山に
「日和見」を行う場所があったと言います。
方角を判断する石が置かれていて、
日和見の役割を担う人がそこに立ち、
雲の動き、風の向き、
潮の速さ、天候の行方などを
冷静に正確に観察して、航海する船のコースを色々と検討したのです。
正確に読み取る力のある人は
「日和見の名人」と呼ばれ、
名人の判断は重宝されていました。
航海する船のコースを検討するために
高い場所から全ての状況を踏まえて判断していたんです。
それと同じように、
仕事でも
自分の目的でも
何かを達成するためには
「高い場所から物事を判断することで現状の最適なコースが見えてくる」
とこの度数は教えてくれます。
ペアのラブバードが
自分の中の「男性性」と「女性性」の結合であれば、
中性的な調和のとれた存在として
俯瞰的視野を使用すれば
時代の潮流、
世の中の動き、
天候の行方、
道のりの険しさ、
険しさを迂回するための方法など全てが見えてきます。
状況を読まずに
根性と強い意志があればなんとかなるさって
行き当たりばったりでチャレンジするのではなく、
ランドスケープな視野で状況を読みながら
都合のいい方を選び取りながら要領よく行動するんです。
日和見主義って言ったら
「形態を見てから自分にとって有利な方を決める」という意味で使用されていて
相手を侮辱する時に使用したりしますよね。
どっちつかずの人とか
形態を見てから有利な方を選ぶ要領のいい人、ズル賢い人
みたいな意味で使用されることが多いわけですが、
水瓶座からしたら
そんなことどうだっていいんです。
現状で最適なものを選ぶためには
全ての形態を見た上で判断するのは当たり前。
船のコースを日和見することなく
頑なにいつもと同じコースにこだわるのであれば
常に変化する海上においては
船が座礁することも沈没することもあることでしょう。
それと同じように
私たちの住むこの世界だって
常に様々なエネルギーが渦巻いて変化しているわけで
自分の信念に縛られて行動を変えないと
当然、うまくいかないことも出てくるし失敗するリスクも高まります。
自分の頑とした意志で動くのではなく
場の状況を読みながら計画を立てることで
効率的に物事を成していくことが出来るんです。
水瓶座は固定宮というドッシリと動かないサインですが、
高い場所を陣取ってドッシリと座るんです。
高い場所から動くつもりは
これっぽっちもありません。
高い場所に入れば
全てが見えますからね。
そこに陣取って座ってれば
動かずとも情報が全て入ってくるんです。
それは
自分の部屋の中から動かずに
インターネットで検索して
あらゆる情報を入手して状況判断することとも似ています。
どっしりと
いい場所を陣取るだけで
無駄な労力や体力を使わずとも
要領よく効率よく
立ち回っていくことができると知っているのです。
*高見の見物
高見の見物をするには
いち早く
高い場所を確保する必要があります。
要領よく高見に辿り着いた人は
下界に見える全てを
まるでチェス盤のように動かしていくことができるようになります。
人を動かすこともできるし
それによって状況を変えることもできる。
何手も先を読んで
自分の思った通りに
ヒトマスずつ進めていくことが出来るんです。
例えば
「高見に登った=社長として安定した」
のであれば
自ら動かずとも
人々に指令を出して事業を回していくことも出来ます。
全体を把握し
能力のある人に任せて、
自分は高見から指示すればいいんです。
また、
そんなに懸命に働かずとも
自分にお金が入ってくるシステムを作り
利益をあげる人もいますが、
そんなワークスタイルもこの度数的。
高い場所にいれば
状況の変化や時代の流れなども把握できますから、
自分にとって利益となるものを冷静に判断することができます。
判断したことを
人々に指示して動いてもらえば
自分や家族は高見の見物で
有意義な時間を過ごすことが出来るのです。
*リーダー
「7つの習慣」という本において
理想的なリーダーとして書かれている箇所があるのですが
水瓶座15度の内容と
とてもよく似ています。
うっそうと樹木が茂っているジャングルの中、あなたのチームは道に迷ってしまいました。リーダーであるあなたは最初に何をすべきでしょうか?それは、冷静に周囲を見渡し、一番高い木のてっぺんまで登り、周囲360度を見渡して進むべき方向を特定することです。
私たちの組織でも同様です。自分たちはどこへ向かっていくのか、組織目的やビジョンを掲げるのがリーダーの最初の役割といえます。
高い場所に登りつめた水瓶座15度は
リーダーとして
人々にビジョンを提示する力を持っているのです。
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