2019年　春分図

 

春分図とは？

・アストロニューイヤー（春分）のホロスコープ。

・太陽が牡羊座０度に移動する時間のホロスコープを使用する。

（今年は朝の６時５９分）

 

・新しい自然のサイクルの始まりの日のホロスコープ。

・２０１９年という「時間」の始まりの日のホロスコープ。

 

春分図で判ること

・２０２０年（来年）の春分の日までの１年を占うホロスコープ。

・主に社会や自然など全体の潮流や運勢を読み取るのに使用する。

 

 

 

Code.2019　時間の子

 

新しい始まりの春分の日は

サビアンシンボルで言えばプラス１度の牡羊座１度で幕が開くのですが

全てのスタートである牡羊座１度は

「女性が水からあがり、アザラシも上がり彼女を抱く」。

 

生まれたばかりの赤ちゃんを示した度数になっています。

 

つまり、春分点まで移動してきた太陽が与える光は

全ての命を目覚めさせる気候になるということ。

 

この日からは

地上の生き物の生命スイッチが刺激され

生命力や本能のような「生きる力」が旺盛になります。

 

それは私達人間も影響を受けるので

本能的な肚から動くような力が活性化されます。

 

また、

魚座３０度の次元上昇の扉をくぐり

春分の日に目覚めるのは、なにも地球の生き物だけじゃない。

 

２０１９年という新しい時間を創造していく「時間の子供」が生まれる日でもあります。

 

螺旋を描く渦に巻かれて

春分の日に「コード２０１９」という名前を持つ

「時間の子供」が誕生するのです。

 

この「２０１９年の時間の子供」は

たった１年で大きく成長し

次の春には、「２０２０年の時間の子供」にバトンタッチします。

 

そんな「時間の子供」の理想とする成長の方向性を描いたのが「春分図」。

 

どんなふうに成長して、どんな役割を果たしていきたいのか？

どんな主人公として、どんな時間を創造していくのか？

 

「Code.2019の時間の子供」として

この1年の時間創造を司っていくのです。

 

例えば「時間の子供」を擬人化するのなら

それは元気な男の子。

 

 

こんな子が春分の日に生まれるんです。

 

アセンダント牡羊座２８度のオーラを帯びているので

とてもやんちゃで自立した子です。

 

「自分の足で立って自分の足で歩いて、自分の好きなところに行ける。」

 

そんなことに対する喜びを持っていて

「なんでも自分で行う」ことに誇りを持っています。

 

大雑把な印象があるけれど

意外に几帳面で、自分に与えられた役割を

丁寧に仕上げることで安心するタイプ。

 

2019という時間を創造することを任されてますが

「大いなる時間の源（ソース）の力と繋がっていたい欲求」が強く

そのような大いなる力を信じる信仰心厚い人物として成長していきます。

 

彼が目指すのは

責任を持ってより良い社会を形成していく大人になること。

 

この1年で

社会を変革していきたいと強く望んでいるようで

それが自分の使命と捉えているようです。

 

つまりは、

自立した信仰心溢れる自分として

真面目に現実的に社会を確実に良くするような方向へと成長していく。

 

そんな「時間の子供」が創り上げる時間の中で過ごす私達も

その影響を浴びていくことになります。

 

できれば大枠で

彼の方向性と合致していけるのなら

社会全体をより良い方向へと進化させる一員になることもできます。

 

つまり

この1年は

伝統的な社会を再構築していくことがメインとなる。

 

信心深く愛情深く新しい時代が切り開かれていく。

 

「時間の子供」はそんな時間を創造していくのです。

 

 

伝統文化の賛美と新たな認定

 

上にある春分のホロスコープは

日本時間の「春分」の時で

日本の首都、東京を中心にしたホロスコープです。

 

つまりは東京から見た太陽系の惑星の位置が描かれていて

「日本」の時間を創造するホロスコープとなります。

 

日本といえば

これから起こる大きな出来事と言えば

現天皇が退位して新天皇が即位し、「元号」が変わることですよね。

 

天皇制は

古代から続く日本の伝統文化ですが

星の言葉で「伝統」を示すのは「山羊座」。

 

その「山羊座」は

今年の春分図においてMCという１０ハウスを司っています。

 

そして、MCの軸には

「山羊座」の支配星である「土星」が。

 

社会を示す１０ハウスに

権威や伝統を重んじる山羊座に

責任感や秩序をもたらす土星が位置しているので

 

社会的な傾向としては

伝統文化の維持や社会的な秩序や常識、責任感や成果を求められるので

それは人によっては息苦しく

厳しく感じるかもしれないけれども

しっかりとした土台を持つ社会を形成していくような出来事が起こりやすくなります。

 

今年の春分図においては「土星」が一番頂点に位置しているので

現実的で常識的、また権威に従う姿勢が求められる1年になるかもしれません。

 

その土星のサビアンシンボルは

山羊座２０度の「歌っている隠れた合唱団」。

豊かな社会を形成するために

権威や伝統や常識やルールなどに忠実になる姿勢が完成する度数で

大きな社会を形成する一員として貢献する大人としての責任感や調和的で堅実な姿勢が

育まれる様が示されています。

 

面白いことに

この度数のエネルギーは「Worship（崇拝・参拝・礼拝・賛美）」。

 

天皇即位に伴い様々な参拝行事も行われるし

各国からのお祝いも届くでしょうし

日本国民もお祭りムードになるんでしょうし

そんなイベントが目白押しで

改めて天皇制の歴史の深さや伝統文化の大事さを目の当たりにして

崇拝する気持ちも盛り上がってくることでしょう。

 

この様な意味合いをもつ山羊座２０度に

土星が位置しているなんて、なんか面白いですよね。

 

また、この土星のすぐ横には

破壊と再生をもたらす「冥王星」が

山羊座２３度「戦争での勇敢さをたたえる2つの賞 」に位置しています。

 

この度数のエネルギーは「Recognition（認定、承認、認知、認識）」。

 

「破壊と再生（冥王星）＝

今までのものが終わり新しい権威あるものが認知、承認、認定される」

というわけですから

天皇即位とリンクするような内容でこれまた面白いです。

 

 

成熟した社会を目指す

 

また、

東の地平線を示すASC（アセンダント）の近くには

「変革」を司る「天王星」の姿があります。

 

天王星の度数は

牡牛座１度「清らかな山の小川」。

この度数のエネルギーは「Resourcefulness（資源・才覚・豊かさ）」。

 

自分に与えられた豊かな資源と言ったら肉体。

肉体があるからこそ地上で動いて働いて

欲しいものを手にすることができる。

 

肉体を形成するベースとなるのは遺伝的要素。

 

ということで

遺伝的資質の開花を示すのが牡牛座１度なのですが

遺伝は代々受け継がれてきたもの。

 

今年は、元号や天皇が変わるわけで

それらは日本において代々受け継がれてきたものです。

 

牡牛座は４月２０〜５月２１日の期間を司ってたりもするのですが

４月に入ってから新元号の発表があり

５月１日には新天皇が即位するそうですから

牡牛座の時期に、日本にとって大きな変革が起こるのも面白いですよね。

 

そして

今年の「意志」を示す太陽は

精神的な１２ハウスに位置していて

「傷と癒し」を意味するキロンと０度。

 

しかも１２ハウスには

水星、海王星、太陽、キロンが入ってるわけで

１２ハウス的な

「神のような大きな愛情」を信じる力が発揮される年。

 

「神様の末裔」として日本の象徴となったのが天皇なわけで

なんというか

日本の心のような

日本の信仰心のような

そんなものを大事にするようなことに関心が向けられるのかもしれません。

 

来年はオリンピックが控えてますしね。

 

マスコミもガンガン愛国心を煽ってくるでしょうし

国民が一致団結して日本の伝統文化を大事にし

それを誇りに思えるような出来事を通して

成熟した社会に成長させるのが

「Code2019の時間の子供」の目的なのかもしれません。

 

春に生まれる

生きる喜びに溢れた「時間の子供」が創る時間の中で

私たちもそれぞれに成長を遂げていくのです。