占星術(サビアン暦)と和暦(二十四節気と七十二候)

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*二十四節気

気候は

太陽と地球の位置関係によって変化していくものですが

太陽は

地球から見て

空にある「黄道」という大きな円を進んでいくように見えます。

そして

太陽が「黄道」の

どの位置にいるのかを知るための測りが

黄道12宮。

「今は太陽がどの位置にいるのかなー」

なんてことを

計測する際の目安とするわけですけども

太陽が蟹座に入ったら

地球上は「夏至」。

1年のうちで昼間が最も長くなる日ですよね。

北半球においては

太陽が蟹座1度の位置に移動すれば夏至になり

山羊座1度の位置に移動すれば冬至になる。

牡羊座1度の位置に移動すれば春分になるし

天秤座1度の位置に来れば秋分になる。

私たちが使用している暦は

時間を計るものでもあり

その時間を作っているのは

太陽と地球の位置関係。

繰り返しの日々の中

太陽が与える気候とともに

万物は成長し花を咲かせ実をつけて次に繋げる命を生み出し

やがて

環境全体にその身を還元していく。

四季折々の太陽の光は

そんな

成長のためのサイクルを生み出してくれます。

そして

そのサイクルを「暦」にして

生活に活かす工夫をしてきたのが人間。

今の日本はグレゴリオ暦で日々を廻してますが

中国から伝わった旧暦も受け継いでます。

太陽がもたらす気候や変化を言葉にして記した

自然を感じれる暦です。

春分も秋分も夏至も冬至も

「二十四節気(にじゅうしせっき)」の言葉。

二十四節気とは

黄道の360度の円を24分割し

それぞれの四季に見合う言葉を当てはめたもの。

1年を12の節気12の中気に分類して全部で24個。

二十四節気の言葉は

占星術で使用する黄道12宮のゾディアックホイールに当てはめることができます。

牡羊座であれば

1度が「春分」(中気)

真ん中の15度が「晴明」(節気)。

一つのサインの

1度に「中気」が。

15度に「節気」が。

2×12=24ってことで

一つのサインに二つの言葉が当てはめられているってわけです。

例えば

上のイラストを見てもらうと判りますが

デイリーサビアンで双子座1度に太陽が来たら

暦の上では「小満(しょうまん)」になります。

(日にち上、多少のズレはあります)

「小満」の時期は

あらゆる生命が満ちてくる時。

陽気がよくなり

「草木などの生物が次第に生長して生い茂る」という意味があるそうです。

つまりは

草木などの枝葉がグングン伸びてくる時期になるのですが

双子座っていうのも

脳の神経回路をグングンと育てていく成長過程が描かれています。

脳の部位には

「前頭葉」とか「後頭葉」とかっていう

「葉」がつく名称が多いんですけども

脳が樹木に似ていることから

そういう名前がついたそうですよ。

「脳幹」だって「幹」ですしね。

植物が枝葉を伸ばしていくように

人間の場合は

神経回路の枝葉を伸ばしていくような作用をもたらす季節なんです。

そして

デイリーサビアンで太陽が双子座15度〜16度近辺にきたら

暦の上では「芒種(ぼうしゅ)」

占星術において

15度は

そのサインの資質が最も盛る場所と言われています。

例えば

1度が新月だったとしたら

15度は満月のような働きがあります。

1度で生まれた新しいエネルギーが

日々、少しずつ大きくなって

15度で満月のように大きな丸に成長する。

満月は

それ以上大きくなることなく欠けて小さくなっていきますが

それと同じように

15度で大きく成長したエネルギーは

16度で

今度は収束・凝縮の方向へと転換していきます。

二十四節気において

15度近辺を「節気」と呼ぶように

占星術においても15度〜16度は

エネルギーの節目の場所。

双子座15度の「芒種」は

種を蒔く時期を示しているそうで

昔の日本人たちは

「芒種」の時期に田植えをしていたのかもしれませんね。

お米は日本人にとって

ものすごく大事な穀物です。

つまりは「大事なもののベースを作る」という時期になるわけですが

人間にとって大事なものっていったら「知性」。

「知性」が発達したからこその人間なわけですからね。

この季節の気候は

豊かな知性の種植えをするという作用が

あるのかもしれません。

こんな感じで

季節毎の特徴は

12サインの特徴や本質を知るのに役立ちます。

「四季折々の気候が

地球にどんな影響を与えているのか?」

それを考えることで

占星術のサインに対する理解が深まります。

そしてもう一つ。

二十四節気は

半月毎の季節の変化を示していますが

これをさらに約5日おきに分けて

気象の動きや動植物の変化を知らせる表示があります。

七十二候(しちじゅうにこう)です。

*七十二候

上にも書きましたが

七十二候は

5日おきの環境の変化を示したものです。

5日おきって言ったら

例えば双子座だったら

双子座

1・1度〜5度。

2・6度〜10度。

3・11度〜15度。

4・16度〜20度。

5・21度〜25度。

6・26度〜30度。

と分類することができます。

占星術においては

この5度ずつは同じテーマを持っているとされているんですよね。

例えば1番のグループ(1度〜5度)は

そのサインの資質を勢いよく押し出しスタートさせる働きがあるし

2番目のグループ(6度〜10度)は

そのサインの視野を形成していく働きがあります。

「すたくろ」では

この5度ずつをまとめて

デイリーサビアンの記事としてアップしておりますが

この5度ずつの区切りも

旧暦の七十二候とリンクしています。

(日にちが前後することもあります)

サビアンシンボルに負けず劣らずの

意味不明の言葉が羅列しておりますが

この漢字が七十二候の言葉たち。

毎年5月21日前後に

太陽は双子座1度に移動しますが

その時期を

七十二候では

「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」。

双子座6度の時期は

「紅花栄(べにばなさかう)」。

双子座11度に移動すると「麦秋至(ばくしゅういたる)」。

自然を観察していると

5日ごとくらいに

ちょっとした変化を感じれるのでしょう。

デイリーサビアンを追いながら

日本の旧暦も意識するのなら

四季折々の豊かさをもっと堪能できそうです。

暦生活

二十四節気や七十二候の

詳しい説明はこちらのサイトを始めとして

いろんなサイトで紹介されています。

1年ごとに

自然の流れと共に成長していく私たち。

太陽が与えてくれる暦は

成長のための道標なのです。

最後に

5月のカレンダー。

1年のサビアンカレンダーなるものを

サイトにアップしていたんですが

どういうわけか

なくなってしまいまして

しかしながら

また同じものを作り直す気力もなく

自分の資料にするつもりでカレンダーを作りました。

今年の

二十四節気と七十二候も書き込んでみました。

サイトにアップしていたものよりも

ずっと見やすくて実用的なので気に入ってます。

ご参照までにどうぞ。


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