Code.no 94 蟹座4度 ねずみと議論する猫

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code.No 94

蟹座4度  「ねずみと議論する猫 」

A cat arguing with a mouse.


謙虚な姿勢で物事にチャレンジしていく・謙虚な人
🌟Keyword・エネルギー

「正当化」「協調性」「謙虚」「忍耐力」「意見に耳を貸す」「受容」「集団本能」

🌟4度 (活動宮)

*行動原理を安定させる度数

蟹座は、「共同体感覚」を携えてこの世界に参入していく水のサイン。

自分を動かすバッテリー(充電池)なるものがあるとして

そこに水のエネルギーを満タンにさせて動いていくのですが

蟹座のスタートである1度では

「水のエネルギー」を一気に噴出させ、バッテリーを満タンにしました。

2度においては、満タンになったエネルギーを定着させるかのように

さらなる「水のエネルギー」を注ぎ込み、

3度においては、フルになったエネルギーを使用して行動を開始しました。

4度では、「水のエネルギー」という燃料で動く「行動力」を安定させ、

自分の中に定着させて浸透させます。

🌟ドデカテモリー

・獅子座

獅子座の「自己主張」する姿勢を、蟹座的にカスタマイズする。

🌟蟹座4度の可能性のある日付け

6月24日、25日、26日

🌟目指す方向性

・謙虚な姿勢で自分の意志を柔らかく主張していくこと。

・人の話に、よく耳を傾けること。

・人と意見が違うときに、素直に多数の意見を受け入れること。

・人と意見が違うときに、自分の意見をプレゼンするつもりで話してみること。

・低姿勢で物事に挑むことで、人からの支持を得てチャンスにつながる。

・事を荒立てる事なく穏便に済ますために配慮すること。

・「集団欲求」を大事にすること。

・家族や仲間という身近なチームを大事にし、調和をはかること。

・家族や仲間という身近なチームが建設的で有効な目的を持てるように配慮すること。

・相手を立てる姿勢を身につける事。

・対人関係において柔らかく優しい姿勢を心がけていく事。

🌟この度数の人の特徴

・物腰が柔らかな良い人というイメージ。

・人当たりがいい。

・謙虚で腰の低い人。

・意志力が強く忍耐力があり努力家で信頼できる人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・家族会議の場で、意見が違っても熱くならずに、穏やかに自分の意見を主張し、また相手の話を聞き、最善策を見出している時。

・「集団を乱すようなワガママな態度はダメですよ。」ってことを学んでる時。

・民主主義

🌟シンボル考察

*共同体に馴染む

蟹座1度〜3度の体験は

家族や身近な仲間という集団の中で

活躍するための準備を始める領域です。

例えば

目的意識が共通のグループに参加し

そのグループに溶け込むために、献身的な姿勢を見せ

そのグループのカラーに染まるのが

1度から3度までの体験だとしたら

蟹座4度は

参加したグループにすっかり馴染んだ段階。

それまでは

気ままな猫のように

一人で自由に過ごしてたけど

集団の意見に耳をかし

よく話し合って物事を決めるという姿勢を身につけるんです。

小学校低学年頃までは、

まだ

集団意識っていうのがよく判らなくって

気ままな猫みたいに

「自分」として過ごしているそうなんですが、

小学校中学年頃になると

クラス内で数人の仲良しの子たちと団結し

グループ化していく。

つまりは

「集団意識」ってものが

身についてくるんですって。

蟹座の1度から5度の領域は

ちょうど、そういう段階。

「自分」=「気ままな猫」っていう意識を持ちながらも

集団に溶け込んでいく中で

徐々に

グループと結束を固め

グループの一員としての「自分」になっていくんです。

信頼できる仲良しグループという

人間関係の中、

ともに遊んで笑ったり

先生の悪口言いあったり

他のグループの子たちと戦ったり競ったり

いろんな体験と感情を共有することで

絆を深めていくわけですが

そういう

集団性っていうものに慣れないうちは

一人で気ままだった時みたいに

振る舞ってしまったりすることもあるし

自分の意見を主張して

わがままを言い張ったりすることもあるし

平気で仲間を裏切ったり

傷つけたりすることもあるかもしれないけど

蟹座4度では

そんな気ままな自分が

集団の中に

すっかり馴染んだ様子が描かれています。

いつまでも馴染めなくって

「私はグループとかって嫌だな」

なんて思う子もいるけど

蟹座は

自分の所属するグループに

すんなり馴染むことができます。

「今日の気分はラーメン」

なんて思ってたとしても

グループの子たちが

「今日のお昼は寿司ランチにしようよー」なんて言えば

「いいねーー」なんて

すっかり気分が変わり

グループの意見に従えるのが蟹座4度。

なので

自分の心の声と

仲間の意見が違くても

ストレスを感じることなく自然に

そっちの方向へ向かうことができるんです。

集団の意見を尊重する。

私たちは

本能的にそのような面を持っているのです。

*集団本能

人間の本能的な働きは

抗えがたい無意識的な

「欲求」として現れるわけだけど

食欲、性欲、睡眠欲なんてのがありますよね。

「痩せたいから食べない!」なんて固く誓ったとしても、

そんな意志とは裏腹に

勝手にお腹がすくわけで

頭の中に

台所に置いてあるお菓子の袋なんかを思い浮かべてしまったら最後。

気づけば

袋を開けてバリバリ食べてしまってた

なんてこともあるわけで

これは

生存本能としての

食欲という欲求が働いたってことになりますよね。

抑えつければ

抑えつけるほど

爆発力が大きくなって、

衝動的に無茶な行動に走ったりもしがちなんですが

それだけ

本能的欲求っていうものに

私たちは支配され続けていくものです。

でも

それは

私たちの命を生かすための基本的な働き。

生きるために必要な

「食べる」「種を継ぐ」「寝る」行為を

欲求として私たちに与えてくれているんです。

でもそれだけじゃないですよ。

最近の研究によると

食欲、性欲、睡眠欲に加えて

「集団欲」っていうのも

私たちは持っているそうです。

「集団欲」というのは

集団の中にいたい、という欲求のこと。

人間なんて

肉体的には弱い生き物ですからね。

遥か昔から

集団を形成することで

身を守って生きてきたからこそ

今の私たちがいるんです。

群れから外れた動物の生存率が低くなるように

人間だってそう。

群れから外れないように

「集団の中にいたい」という欲求を

私たちは誰もが受け継いで生まれてきてるんです。

蟹座は

この「集団本能」を

正常にスイッチオンするサイン。

「群れの中で生きるのが人間」ということを

無意識的に受け入れ

それを実践していくサインです。

つまりは

集団本能に忠実に従うってこと。

その中で

他者に対する愛情を育み

仲間を守るために

戦っていくという母性本能や

闘争本能も芽生えたりします。

「群れなんてカッコ悪いし、一人で生きていけるし」

なんて

スカすんじゃなくって

「集団本能は、人として当たり前」って

素直に受け入れていくことで

「仲間や家族と協調すること」を

ストレスを感じることなく実行していけるようになります。

人間が元から備えている

集団本能という力を

誇りを持って発揮して

与えられたこの人生をサバイブしていくのです。

*議論

大きな集団は

たくさんの人が参加しているから

なかなか話がまとまらず、

方針を決めるのも時間がかかったりしますよね。

国会で、

「まだそれについて議論してんのー?」なんて議題

たくさんありますもんね。

反対意見にも耳を貸し

何度も何度も話し合い

最良の方針を見出せればいいのですが

人数が多くなるにつれて

それは難しくなるようです。

それに比べれば

家族とか仲良しグループとかはまだラクですよね。

「次の休みにどこ、遊びに行くー?」

なんて話で盛り上がったとして

「私は映画が見たい」

「えー、ディズニー行こうよ」

「買い物は?」

気の合う仲間同士ですから

遠慮なく自分の意見も言えたりするものです。

いろんな案が出た中、

最終的にどれにするのかを決めるのは多数決。

次の度数である5度は

「少数派の意見は聞き入れませんよー」

みたいな意味のある度数なんですが

その手前の4度では

話し合いの段階を示しています。

謙虚な姿勢で

自分の意見を主張した上で

相手の話にも耳を傾け

目的を見失うことなく

熱くなることなく

話し合いで物事を決めていく。

ただ

みんなの意見に従うのではなく

グループの一員として

自分の意見もちゃんと主張する。

このシンボルのタイトルに出てくるネコは、

自分より弱いネズミに気を使って話していますが、

そんな感じで

場の空気を悪くしないように気を使いながら

自分の意見をプレゼンするようなつもりで話してみる。

グループや集団の中で

自分の意見を通したいのであれば

みんなの心を動かすような

話術や態度も必要です。

「ディズニーもいいけど、

私が見たい、この映画は全米が泣いたらしいよー。

主人公もかっこよくて、

これから日本でも人気の出る新人で、今から見てた方がいいはずよー。」

なんて感じで

にこやかに謙虚な感じで話しをしてみる。

その話で心を動かされた一人が

「えーー。見たくなってきたかも〜」なんてなるような

見事なプレゼンをぶちかますんです。

もし、

自分の意見に寄ってくれる人が少くて

意見が却下されたのであれば、

それは

自分のプレゼン力が及ばなかったってこと。

そうやって

物事を捉えていくことで

グループ内で

みんなが満足できるような

建設的な決定を下していけるようになります。

集団の中での立ち居振る舞いを

こうして

少しずつ覚えていくのです。