code.No 91
蟹座1度 「船に掲示される巻かれ広げられる旗 」
A furled and unfurled flag displayed from a vessel.
陽極まって陰に転じる 〜自分の居場所を見つける〜・乗組員の人
🌟Keyword・エネルギー
「 適応力」「順応性」「柔軟性」「機能的」「同じ旗の仲間」「新しい地盤」
🌟1度 (活動宮)
*水のエネルギーを噴出させる度数
例えば、
私たちを動かすために必要な動力が
「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っているとしたら
蟹座であれば「水力発電」のような「水のエネルギー」を
自分の充電池に充電して動いていきます。
蟹座の始まりは、このマイ充電池に「水のエネルギー」を
勢いよく一気に充電させるかのように土エネルギーを一斉に吹き出します。
🌟ドデカテモリー
・蟹座
蟹座全快で「水のエネルギー」を一気に噴出させる。
🌟蟹座1度の可能性のある日付け
6月21日、22日、23日
🌟目指す方向性
・日常の中で自分が所属するチーム(家族、仲間、学校や会社の友達)を大事にすること。
・仲間と呼べる人たちに思いやりを発揮して適応していくこと。
・柔軟性を発揮して、仲間やチームや家族のカラーに染まること。
・自分が所属する船を見つけること。
・チーム、家族という仲間と人生という航海を共にするつもりで生きて行くこと。
・順応性や適応力を発揮して仲間や家族と上手に付き合っていく。
・仲間や家族が見失わないような目印となる旗となる。
・感情の海に飲み込まれないように仲間や家族の力を借りる。
・同じ趣味や気の合う人と共にする。
・共通できるものを通して人と繋がることで安心する。
・共通の目的へと向かうために、みんなをまとめたりリーダーになったり。
・たまに思い切りの良さを発揮して新しい方向性に舵を切る。
・伝統的なものを受け継ぐ意志を持つ。
・日常を快適に過ごす為に「仲間がいる」という安心感が与えてくれる心の土台を作り上げる。心のホームを持つこと。
🌟この度数の人の特徴
・リーダーシップのある人。
・仲間思いの人。
・伝統的な仕来りや常識を大事にする人。
・個性を出すのではなく集団のカラーに染まる人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・仲良しグループでお揃いのグッズを持ってる時。ペアルックとかも。
・日本代表ユニフォームを着てサッカー観戦に行く時。
・普段から心が安定しているのは、自分には帰れる居場所があるからだと気付いた時。
🌟シンボル考察
*陽の極み
360度のゾディアックホイールには
エネルギーが「極まって転じる」特別なポイントが二つあります。
それは
夏至の日と冬至の日。
上記の図を見て頂ければわかるかと思いますが、
冬至の始まりは山羊座で
夏至の始まりは蟹座ですよね。
夏至は
「陽が極まり陰に転じる」ポイントです。
夏至の日は
7月、8月と夏本番で本格的に暑くなる「夏の始まり」なんだけども、
日照時間が少しずつ短くなっていく切り替え点なんです。
夏至頃には、
朝の4時25分頃に太陽が昇っていたのに
この日を境に「日の出の時間」が遅くなり
お盆の8月半ばにもなれば
「日の出の時間」は5時くらいになるんですよ。
そうやって
どんどん日は短くなり
冬至の日に陰が極まったところで陽に転じるわけですね。
陽が極まって陰に転じる夏至の日は
陽の終わりでもあるし、
陰の初めでもある、終わりの始まりの日。
蟹座1度は、そんな夏至ポイントで
太陽パワーが洛陽する日として
古代から各地で重要視されてきました。
昼間の時間は短くなっていくけど
北半球は
これから夏本番。
太陽が近づく季節を楽しんでいくことになります。
日本で言えば
蟹座の季節は梅雨の季節。
インドアで過ごすことが多くなる季節ですが
だからなんでしょうかね。
蟹座は
家族や仲間との絆を深めていく領域。
親しい人達と
心と心で結びつくことで
愛や信頼や安心感などの
人として大事な感情を育てていく領域です。
次のサインは
夏本番を司る自己表現の獅子座。
夏に外で思いきり遊ぶために
夏の始まりの蟹座の領域で
心の土台をしっかりと築いておくのです。
*気の合う船に乗り込む
蟹座1度から5度の領域は
蟹座を勢い良くスタートさせるために
蟹座を動かす動力源となる「水」のエネルギーを噴出させる領域です。
蟹座の目的は
親しい人との関係性において豊かな感情を築き上げることですから
まずは、
家族や親しい人と結びつくために
限定された関係の中に参加する必要があります。
人と繋がることで
感情を動かし
心と心の繋がりで得られる安心感を知るのです。
始まりの1度では
集団に属し
人々と繋がることで
感情の水を目覚めさせることから始めます。
感情や心は、
人との関係性において
もっとも顕著に揺さぶられるものです。
一人で過ごしていた時は平和だったのに
母親の小言で気分が害された。
パートナーとの楽しい会話で幸福感を味わうことができた。
一人の時は
比較的、平穏に過ごせていても
誰かの態度や言葉、対応によって
気分が良くも悪くもなります。
感情という水のエネルギーを噴出させるには
いろんな感情パターンを体験できる対人関係が必要。
ということで
蟹座1度においては
柔軟に適応力を発揮して
何らかのグループに参加していくことになります。
その参加するグループは
なんでもいいというわけではありません。
シンボルに出てくる船には
その船を象徴するかのような「旗」が用意されていて
自分に見合う旗を見つけて乗船するのです。
アメリカ、日本、中国etc..と
各国の旗が掲げられている船が止まっていたら
きっと私たちは
日本の国旗が掲げられている船に乗るでしょうし
各サッカーチームのチームフラッグが
はためいているのであれば
地元のチームの旗とか
好きな選手のいるチームの旗を選んで乗船するはず。
素敵な仲間と海賊王を目指したいのであれば
海賊の旗がたなびいている船に乗るかもしれないし
好きなアーティストのロゴが印されている旗に乗るのも良さそうです。
自分と気の合いそうな
ポリシーを持っている船を
旗で見分けて参加するんです。
例えば
新学期のクラス替え。
新しいクラスメイトは知らない人ばかり。
「お昼食べるとき、一人になってしまうのかな。
友達が出来るといいな」
なんていう不安で一杯のとき
自分が大好きなキャラクターを
カバンにぶら下げている子を発見したとしたら。
「そのキャラクターグッズ、とても可愛いね!
どこで買ったの?
実は私も大好きなの!」
なんて感じで話が弾み
仲良くなれたりします。
共通の趣味や話題がある。
センスが似ている。
好きなものが同じ。
目標とする事柄が同じ。
性格が似ている。
話しやすい。気が合う。
私たちは
そのような要素を持つ人と仲良くなる傾向があります。
学生時代も
会社員になっても
気の合う者同士のグループは出来ますが
そうやって自分に見合うグループに参加するとき、
私たちは、蟹座1度のエネルギーを使用している。
そう考えると
判りやすいかもしれません。
人と繋がることは、
日常を安心して過ごすことができる
大事な要素なのです。
*グループ
360度のホロスコープの丸い円は
私たちの成長段階を描いたものです。
赤ちゃんだった頃の成長段階を示しているのは
始まりのサインの「牡羊座」だし
次の「牡牛座」は
遺伝的資質や肉体を開化させる段階で
「双子座」は、知性を磨く領域。
これらの3つのサインは
「春の始まり〜春の盛り〜春から夏へ移りゆく季節」の
春の3サインなのですが
春って、
植物や昆虫とか生命が生まれて、
力を貯めて成長していきますよね。
サビアンシンボルもそれと同じで
赤ちゃんとして生まれて
自分の肉体機能を育てていく段階が描かれていました。
次に訪れる季節は夏。
春で
個人の基本的な力が完成したので
夏は
集団と関わって、他の人たちとの関わりの中、
自分を成長させていく段階になります。
つまりは
かなりの方向転換というか
切り替えが起こるポイントが
夏至の蟹座1度。
集団性というものを意識せず
個人の能力を磨くことしか知らなかったのに
「蟹座ー獅子座ー乙女座」という
夏の3サインにおいては
集団の中で自分の個性を磨いていくことになるんです。
春の3サインの時は
集団の中にいても周囲のことが気にならなかったのに
蟹座に入ると
集団というものが目に入ってきて
意識するようになるわけですから
大きな変化ですよね。
例えば
友達の男の子を、異性なんて意識してなくて普通に一緒に遊んでたのに
突然、異性として意識し始めてしまった。
みたいな変化。
集団の中で、それを集団とも思わずに参加してたのに
集団の生活が自分の日常に大きく影響してくるなんて知ったら
やっぱり意識してしまうわけで
その中で、
居心地の良い自分のポジションを確立していくのが蟹座。
つまりは
集団の中でグループを作りたがる心理状態を示しています。
どういうわけか私たちは
幼い頃から
グループを作って所属したがる傾向があるんですよね。
クラスの人数が多いと不安になるんでしょうかね。
孤立しないようにって
気の合いそうな子達と早めに団結することが
学校生活の日常を、安定したものにしてくれます。
このシンボルは
「海」を走る船なんですよ。
「海」はシンボル的に
「心、感情、集団心理」なんてものを示していて
クラスという大人数の集団心理の波から
自分を守るために
グループという船に乗り込み
日々を安定させていくんです。
誰に教わるでもないのに
気の合いそうな子たちとグループを作り
そこに所属するのは
私たちが、本能的に持っている処世術なのかもしれません。
クラスのみんなと親しくするには
人数が多すぎるし
苦手なタイプの子もいるから、
ストレスも溜まります。
日常を安心して過ごすために必要なのが
自分のグループ。
グループの小さな船に乗って
集団生活をサバイバルしていくのです。
*ホーム
また、
船に掲げられている蟹座1度の「旗」は
「家紋」が描かれてるかもしれません。
家族は最小単位のチーム。
結婚して結ばれたカップルの今後の人生を
第二の船出と例える言い回しがありますが
二人は同じ船に乗り込み
社会という大海に漕ぎだし
荒波にもまれながら
共同体として共に進んでいきます。
家族という関係性の中
甘えやわがまま。
愛の渇望や
自我のぶつかり合いがあるかもしれませんが
船が沈んでしまわないように
家族みんなで協力して
人生の航海に出るんです。
蟹座1度においては
自分の乗っている船を思い出す。
または見つける。
そうすることで
自分の居場所を確保する。
自分のホームを確認する。
そうすることで得られるのは安心感。
心のホームを形成していく蟹座の領域においては
まずは
自分の所属するチームを見つけることが先決なのです。
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