code.No 358
魚座28度 「満月の下の肥沃な庭 」
A fertile garden under the full moon.
創造の力が極限に達し最高潮になる・愛に包まれる人
🌟Keyword・エネルギー
「極限に達する」「準備完了」「引きの強さ」「変貌」「拡大」「宇宙原理」「創造力」
🌟28度 (柔軟宮)
*方向転換する度数
例えば、
私たちを動かすために必要なのが「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとして
魚座であれば「水力発電」のような「水のエネルギー」を充電池に充電して
動いていきます。
魚座最後の方の度数は、次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために
貯まっている「水のエネルギー」を吐き出す作業に入ります。
エネルギーを方向転換して、吐き出す準備をするのです。
🌟ドデカテモリー
・山羊座/水瓶座
山羊座の「野心」と水瓶座の「改革の力」を使用して魚座にスタートする力を与える。
🌟魚座28度の可能性のある日付け
3月17日、18日、19日
🌟目指す方向性
・生まれてきたことに感謝。地球に生まれ生きているという奇跡を味わうこと。
・「大いなる創造の力」の愛を携えて生きていくこと。
・捨て身の覚悟で人や物事を育んでいくこと。
・自分の力を極限まで使用して、人や社会のためになるようなことをすること。
・自分の運命、自分の人生を信じること。
・すべて必然と思える強さを身につけること。
・物資的豊かさで満たされるのではなく、心の豊かさを追求すること。
・「創造の力」を使用すること。(アートや音楽、ヒーリング、育児)
・新しいものをこの地上や社会に産みだす努力をすること。
・自分が心から望むことに飛び込んでいくこと。
・魂の目的を果たしていくこと。また、誰かの魂の目的を果たす土壌を作ること。
・成し遂げたいことに全身全霊を捧げ思い切り飛び込むこと。
・捨て身の意思を持つことで限界を突破できる。
・日常生活を丁寧に織りなすことで理想を実らす豊かな土壌を作っていくこと。
・常に前を向いて希望を持って前進していくこと。
・自然のリズムに同調する生き方。
・自分の世界を創造していくこと。
🌟この度数の人の特徴
・活力に溢れた人。
・引き寄せ体質の人。
・ピュアで愛情深い人。
・創造の力を持つ人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・作物がよく育つ有機栽培の土壌。オーガニック。月のサイクルを利用した農法。
・お産間近の時。
・意志を発揮して努力したことが実る時。
🌟シンボル考察
*旅立ちの時
28度は
次のサインへと向かうためにスタートを切る度数。
サインの力を土台として
次に向かってジャンプするかのような
とても勢いのある度数です。
2+8=10。
1+0=1。
つまり1という
「スタート」や「始まり」という意味も持つ28度は
次のサインである牡羊座に意識の照準を合わせ
そこに向かってスタートを切ります。
牡羊座の1度は、春分点。
占星術におけるアストロ・ニューイヤー(新年)です。
冬に身を潜めた生命たちが蘇る春は
新しい自然サイクルの始まりです。
魚座は冬から春へと移行するエネルギー。
植物や木々達が冬に枯れて春に芽吹くように、
私達人間が死んで魂の世界に戻り
そこからまた生まれ変わるために準備をしているかのような。
永遠に続くかのようなライフサイクルの循環。
私達の本質は魂という存在で、
地球で過ごした一つの人生が終わったとしても、
魂はまた新たな肉体を手に入れて生まれ変わる輪廻転生。
地球に生まれ
いろんな体験をしながら成長して
結婚して子を産み育てまた死んでいく。
ここまでの体験を
牡羊座から水瓶座が示しているとしたら
死んでから生まれ変わるまでの準備期間が魚座。
ぐるぐるとこの360度の体験を繰り返しながら
魂は成長を遂げていく。
そんな考え方を教えてくれるのが
占星術のサビアンシンボル。
魚座28度のコードナンバーは358。
つまりはもうあと2度で360の体験が終わり
新しい始まりを迎えるという段階で
一年のサイクルを終えたエネルギーは
螺旋を描くかのように
新しい次元へと上昇します。
去年と同じ春だけど
新しく次元上昇した新しい春が訪れるんです。
つまりは
春分点が次元上昇のポイントで
毎年毎年、
春分点を境に新しいサイクルの始まりが訪れます。
魚座25度からは、
新しく生まれ変わるために、
まるで子宮の中で準備をしているかのような体験が描かれています。
26、27、28度は続けて「月」が出てくるシンボルなのですが、
これは、子宮の羊水の中で、月の引力の影響を感じている様子とも言えます。
妊婦は月経周期の28日計算で
子供の出産日を予想します。
十月十日と言われますが
これは「月」が
地球を10回まわった頃が出産の時だということ。
月の引力によって
羊水という液体の高低差が大きくなる満月が10回訪れた頃。
子宮に眠る胎児も
生まれる時が来た事を感覚的に知るのかもしれません。
満月の時は出産が多くなるといいます。
月の引力で海が大潮になるように、
子宮の羊水も
引力で引っ張られて陣痛が始まるのではないかと言われいます。
満月の下の肥沃な庭とは、
子宮内部が、
胎児を産むための準備を始めて膨れていく様子。
子宮の壁が柔らかくなれば
出産間近と言われますが、
それはまるで
植物が土を破って芽を出す力と似ています。
肥沃な庭とは、生命を生み出す土壌。
新しい命を生み出す母なる原理。
胎児に宿った魚座の魂は
新しい世界に繋がる扉が
ゆっくりと開くその時を目前にしているのです。
*極限を迎える
易経には
「陰極まると陽」「陽極まると陰」という教えがありますが
地球の一年サイクルで「陰極まり陽に転じる」ポイントは
冬至の日で山羊座1度。
「陽極まり陰に転じる」ポイントは
夏至の日で蟹座1度。
春分の日はちょうど
冬至と夏至の真ん中のポイントで
陰が極まって陽に転じ
徐々に暖かくなってきて
命が芽吹く春になるってことになりますね。
ある力が極限まで極まると
ぶり返すように
方向転換が起こるわけですが
魚座28度は
生命を育む土壌の肥沃さが、極まった状態と言えます。
「肥大」の反対語は「萎縮」。
拡大して極限に達したら
次は収縮する力が働きだすんです。
お産の時は
子宮がギュッと赤ちゃんを押して産道へと導き
最後は
母親のいきみが子宮の収縮を手助けします。
魚座28度ではまだ出産はしないけど
肥大する力が極限になった状態。
つまりは、
収縮して赤ちゃんを押し出す用意が整ったということ。
子宮という
胎児が住む宇宙が
限界まで広がったことで
次に起こるのは、ビッグバンのような衝撃。
新しい生命を地球に押し出す準備が整ったんです。
胎児を無条件の愛情に包みながら
育んできた小さな宇宙は
やがて消滅します。
地球時間において
約10ヶ月のお役目を終える時が迫ってるんです。
つまりは
最後の大仕事。
海水と同じ成分の
37.5度の羊水を満たし
胎芽という命の種のような細胞から
魚から哺乳類という35億年の進化を見守り
人間の姿まで成長した胎児が健康に育つようにって
大事に大事に
抱きしめるように命を育んできた子宮という小さな宇宙。
無事に生まれるようにって
最後の力を振り絞って
最高のコンディションを作り上げているんです。
つまり
魚座28度は
そんな大きな愛情に包まれた度数。
例えば
母子が危険な目に遭遇したとして
「我が子のために」って
母親が力を振り絞って
捨て身の覚悟で子供をかばうかのような
そんな大きな愛情に包まれている度数なんです。
自分のことよりも
大事な我が子の命と未来を案じて
最大の愛情を注ぎ
自分のエゴを押しつけるのではなく
子供の魂の目的を見抜き
それを叶えてあげるための土壌を作ってあげれるような母親の愛情。
海水と同じ成分の羊水の中で
命を育んできたように
海のような広い心で
人々と接し
彼らの夢を後押ししてあげれるような
そんな優しさに溢れた度数になってます。
自分が生まれる前、
胎内にいる時に体験した
「大いなる創造主」の愛情を携えて
この人生を生きて行く魚座28度は
自分の人生に対して真剣に向き合っていくことができます。
新しく地球に生まれる体験は、
自分の力だけじゃ成し得ることの出来ないもので
そこに至るには
大いなる力や神の力添えがあったということを
無意識のうちに知っている魚座28度は
自分に力添えしてくれた
あの頃の力があるお陰だという感謝を胸に
勇気と自信を持って
魂の目的をこの地上で果たすことを誓うのです。
*創造の力
生命は、
神秘や奇跡としかいいようがないほど
見事なシステムで
神のような
大いなる創造の力が
手助けしてくれているとしか思えない事象であって
生命も地球も宇宙も
全てが
大いなる創造主が作り上げたものなのではないか
なんて思えるような事柄であって
そんな創造の力は
地道に時間をかけて物事を育み
確実に果実を実らせるわけで
そこに必要なのは
おそらくは優しく包み込むような愛情で
大事に大事に
手塩にかけて
自分の作品を育てていくことで
出来上がった創造物も
創り上げた創造主も
心から満足できるものを生み出すことができるはず。
やっぱり
愛情込めて創り上げたものは
愛着が湧くから可愛いですもんね。
下手くそな絵であっても
不恰好な毛糸帽であっても
自分が創り上げた手作り品って
高級なブランド品を身につけるよりも
心の満足度が高いはず。
いびつな形をした野菜だとしても
有機栽培で作られた野菜の方が美味しく感じるし
工場で大量生産されるものよりも
手間暇かけて作られたものの方が貴重だし
魚座28度は
そんな「創造の力」も司っています。
自分の人生を創造していくのもそう。
自分の世界を自分で創っていく意識を高く持って
世界を自分の望み通りに塗り替えていく。
理想の世界を創造するために
愛情を込めて
心に水を与え
理想が具現化する豊かな土壌を作り上げるのです。
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