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蠍座28度 「自分の領土に近づく妖精たちの王 」
The king of the fairies approaching his domain.
自信を持って忠誠を誓った場所へ戻る・忠実な人
🌟Keyword・エネルギー
「忠誠」「献身」「自分を信じる」「故郷」「夢」「錦を飾る」「来るべき時を知る」
🌟28度 (固定宮)
*方向転換する度数
例えば、
私たちを動かすために必要なのが「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーで、
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとして
蠍座であれば「水力発電」のような「水のエネルギー」を充電池に充電して
動いていきます。
蠍座最後の方の度数は、次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために
貯まっている「水のエネルギー」を吐き出す作業に入ります。
エネルギーを方向転換して、吐き出す準備をするのです。
🌟ドデカテモリー
・乙女座/天秤座
乙女座の「分析力」と天秤座の「機転」を利用して、蠍座の視野を創造する。
🌟蠍座28度の可能性のある日付け
11月19日、20日、21日
🌟目指す方向性
・正しい信念を持って人生に挑むことが出来る立派な人格を目指すこと。
・感情が魂に栄養を与えるので、ポジティブな感情を心がけること。
・自分の魂に忠誠を誓うこと。つまりは自分を無条件に信じ、愛していくこと。
・目標を達成するために、想像シミュレーションで理想を描いてみること。
・スピリチュアルな面を育てていくこと。
・一人で心からリラックスできる場所が必要。安らぎという感情が活力を生む。
・ゆったりマイペースに過ごすこと。一人の時間を確保する。
・機に応じて物事のタイミングを読み取ること。
・自分を信じること。自分の心の王国を責任を持って守ること。
自分を欺かないように。自分に嘘をつかないように。自分を大事に愛すること。
🌟この度数の人の特徴
・穏やかで落ち着いている人。
・空想やファンタジー世界が好き。
・マイペースでのんびりしている人。
・純粋で忠実な人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・「今日も1日、いろんなことがあったけど、なんか勉強になったな」って、家の前に到着した時のやりきった感と満足感と、これからのんびりできるという安心感。
・魂の声に耳を傾けて、それに忠実になっている時。
・夢から、気になるメッセージを受け取った時。
・成功して田舎に帰還する時。
・成果を勝ち取って会社に戻る時。
🌟シンボル考察
*妖精王物語
妖精王国の習わしは
「王に相応しい人間になるために修行の旅に出ること」。
ということで
次の王様となる王子は、
妖精王国を後にしてバスに乗り込み
「自分を強くするための旅」に出かけました。
蠍座1度は「観光バス」というシンボルでしたからね。
バスに乗り込んだ王子は、
そこで出会い仲良くなった友達と共に進むことになり
お互い助けあいながら、
美しい景色を見て感動を共有したり、笑いあったり、時には喧嘩をしたりと
そんな体験を繰り返す日々の中、
少しずつ精神的に成長していきました。
しかしそんな王子に試練が訪れます。
共に過ごしてきた大親友が、いなくなってしまったのです。
彼と一緒にいたから強気になれた。
強気になれたことで、いろんなことにチャレンジしたし、
理不尽な出来事に対して戦ったりできる強い自分になれたのに。
僕はこれからどうしたらいいんだろう。
これじゃあ、国に帰れない。。
すっかり落ち込んでヤル気を失ってしまった王子の前に現れたのは
ニコニコと素晴らしい笑顔で近づいてきた少女。
これは蠍座16度の「いきなり笑い出す少女の顔」というシンボルですね。
少女の純粋無垢な笑顔を見て
「この眩しいくらいのパワーはどこから湧いてくるんだろう。。
僕は相方を失って、すっかり弱い自分になってしまったけど、
この少女のようなパワーを使用すれば強い自分になれるかもしれない。」
そんなことに気づき
自分の中に眠る「生命力パワー」と向き合うために
内面へと向かう旅に出ます。
「人と一緒にいることで強い自分になれたけど
それだけだと、本当の強さを手に入れることは出来ない。
本当の強さを手に入れるには
自分の内面からコンコンと湧き出てくるパワーを使用するべきなんだ。」
王子は自分の内面と向き合うことで
「自分が元から持っている物凄い強い力」を意識して、それを理解し
「僕はそもそも、生きているだけで、強い人間なんだ!」と悟ることになるのが
蠍座20度の体験。
「自分を信じる」ことが「強さ」を生み出すことを会得した王子は
その頃にはすっかり
体格も逞しくなり、精悍とした顔つきに変化し
一目見ただけで、「芯の通っている信用できそうな人」という風貌に変化していました。
まだ幼さが残るあの頃の王子の姿はもうそこにはありません。
次の王様としてふさわしい人格を身につけた
立派な青年に生まれ変わっっていたのです。
蠍座のテーマは「自己変容」。
こうやって
強い自分に統合していく体験を蠍座と呼びます。
蠍座ももう終盤を迎える28度においては
妖精王国の幼かった王子が
様々な体験を経て、責任感のある強い自分に生まれ変わり
自分の王国に戻ってくるんです。
昔から現在に至るまで
「強い人間に成長していく」物語は人気があります。
「指輪物語」だって「アーサー王物語」だって、
「ドラゴンボール」だって「ナルト」だって
「進撃の巨人」だって「魔法少女まどか☆マギカ」だってそう。
心が折れて立ち上がれなくなっても
自分の心と戦いながらまた、立ち上がって
何度でも何度でもしぶとく挑戦していく。
そんな体験を繰り返しているうちに
自分に自信がつき、
強い人間に成長出来るんです。
蠍座28度では
何事にも左右されない、しっかりとした正しい信念を持った
王にふさわしい人格となって、自分の王国へ戻る。
自分の王国の民の幸福を考え、平和をもたらすために。
いつまでも繁栄を約束できるような実行力と決断力を胸に秘めて。
いざとなったら、戦える勇気と策士的な賢さも隠しもち。
幼かった王子が、立派な王様となって帰還するのです。
*魂のホーム
では、
様々な困難を乗り越えて「強い自分」になったとして、
私たちは一体、どこに帰るっていうんでしょうね。
「強い自分」に変容するために必要なのは
「感情の力」です。
自分ではどうしようもできない感情の力に翻弄されることで
真の強さを手に入れることができるのですが
蠍座は「感情」を示す水のサイン。
「感情」という機能を優先させて使用していたわけですが
次に訪れる射手座は「直感」を示す火のサイン。
「魂の炎」を燃やして物事にあたるのが火のサインです。
つまり、
蠍座28度では、魂のホームの入り口に戻ってきたんです。
「感情」を司る領域を使用していた蠍座が、
「魂」が鎮座するドアの前に到着したんです。
魂の定位置は、「松果体(額の中央)」にある。
なんてことを言われていますが、
それに倣うのであれば、
感情を司る「大脳旧皮質」から「松果体」を結ぶ
脳神経を使用しているというイメージになるんでしょうかね。
つまり、「様々な感情が直接、魂に響く人」ということにもなるし
「魂の意志が感情に表れる人」という事にもなる。
わけもなく悲しくなった。
わけもなく幸せな気持ちが湧き上がってきた。
それは、魂の気持ち。
そのようなものを敏感に汲み取って
自分の魂の声を聞いてあげることが出来る度数なんです。
次のサインの射手座は
「魂の視野」で、世界を探索し真実を追求していくことになりますから
魂の定位置に戻らなくてはなりません。
様々な感情体験を通して成長した蠍座が、
自分の「魂のホーム」というコアに戻ってくるのです。
*忠誠心
それもこれも
魂に対して「忠誠心」を持っているから。
修行の旅に出た妖精王国の王子だって
途中でそんなものを放棄して
楽しみが沢山ある都会で暮らしていくという選択も出来たんですよ。
王様になったら責任感も重大で、
自由もなくなるし、国民のために働かなきゃならないわけだし。
だったら、自由気ままに、
自分の思うまま生きていくことも出来たのに
ちゃんと戻ってきたのは、
妖精王国に対して、忠誠を誓っているから。
なので、この度数は、
自分のコアである魂に対して忠実なんです。
魂を裏切ったりしないし、
魂の目的をしっかりと果たそうと努めるんです。
魂の目的をしっかりと果たすために
立派な人格を携えて帰還するのです。
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