code.No28
牡羊座28度 「落胆させられた大聴衆」
A large disappointed audience.
周囲のことは気にせずに自分の満足を追求する・自己満足の人
🌟Keyword・エネルギー
「分離」「人生のタクトを振るう」「自立」「自分の道」「意志を貫く」
🌟28度 (活動宮)
*方向転換する度数
例えば、
私たちを動かすために必要なのが「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーだったとして
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとして
牡羊座であれば「火力発電」のような「火のエネルギー」を充電池に充電して
動いていくとするならば
牡羊座最後の方の度数は、次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために
貯まっている「火のエネルギー」を吐き出す作業に入ります。
エネルギーを方向転換して、吐き出す準備をするのです。
🌟ドデカテモリー
*水瓶座/魚座
水瓶座の「改革精神」と魚座の「感受性」を使用して
牡羊座に新しい方向へと向かう力を与えます。
🌟牡羊座28度の可能性のある日付け
4月17日、18日
🌟目指す方向性
・人の目を気にせずに自分の意思を貫くこと。
・自立のために必要な方向へ向かうこと。
・周囲の期待に振り回されない自分でいること。
・自分の楽しみを追求していくこと。自分らしく生きていくこと。
・人に嫌われたり、悲しませることになったとしても自分の行きたい方向へ向かうこと。
・周囲の期待に応えなくてなならないという気持ちを捨てること。
🌟この度数の人の特徴
・自分らしさを大切にする人。
・自分を信頼している
・他の人から見たら自分勝手。けど無邪気で憎めないキャラ。
・生き生きとしている。生命力が輝いてる。
・自由人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・親の期待に背いて、自分の夢を追いかけているとき。
・ライブとかで人の目を気にせずに、気持ち良く踊りまくっているとき。
・他の人が楽しんでいるかなんて気にせずに、カラオケで自分の歌に酔いまくっているとき。
🌟シンボル考察
*自立のための前奏曲
オーディエンスが
オーケストラの演奏にがっかりしているんでしょうねえ。
落胆しているそうです。
期待を込めてワクワクしながら足を運んだのであれば
期待と違う演奏だった場合、
その落差から、がっかり感が半端ないってことで「金返せ!」状態になるかもしれませんね。
コンサート会場に足を運んで
生で演奏を聴くメリットは
迫力のあるサウンドと一体感を感じれるところ。
一体感を感じに来たのに
一体感どころか、
体を包み込む音と分離してしまったんです。
しかし
客席に背を向けて指揮棒を振るコンダクターは
観客のそんな様子に気づくわけもなく。
自分の世界に没頭して、オーケストラを指揮し続けるのでありました。
牡羊座27度においては
「イメージの力」と「身体のズレ」を調整したわけですけども
28度のコンダクターは
調整された「イメージの力」と「身体」で
理想通りの演奏を奏でています。
自分のイメージ通りに動けているので
コンダクターにとっては、今回の演奏は成功しているんです。
なのに周囲はがっかりしている。
これを
牡羊座の示す乳児の体験領域と照らし合わせてみるならば
自分の思い通りに身体を動かせるようになってご満悦の乳児と
「成長したもんだわねー。でも、手がかからなくなるのは、なんか寂しい」
という両親の気持ちという対比ができるかと思います。
自分の足で立つことが出来なかった赤ちゃん時代とのお別れ。
ハイハイから二足歩行という
「赤ちゃん第二形態変身」に伴う寂しさでもあり
また、
自分の足で立って
日に日に自分の思い通りに歩けるようになってくる乳児の姿を
両親が見守っている様子とも捉えることができます。
乳児は歩くことに集中していて
周囲で心配している両親の様子なんて目に入ってこないんでしょうが
両親からしてみたら、まだ歩き始めの頃は心配が尽きません。
「あと、もうちょっと」というところで転んでしまったりするので
両親、「あーー。もうちょっとだったのにー」とがっかりみたいな。
オーケストラの演目は「自立のための前奏曲」。
衝動のバイオリンがソロパートを高らかに歌い上げ
心臓のドラムに合わせて細胞のシンバルがパチンパチンと弾けとぶ。
「赤ちゃんのままでいてほしい」という両親の願いとは裏腹に
自分のオーケストラを鳴り響かせて
一生懸命にチャレンジしている赤ちゃんの
どんどん成長していく様子を描いているのです。
*分離していくエネルギー
牡羊座17度「二人のしかめ面した独身女性」というシンボルでも
一心同体だと思っていた母親や
外部の環境から分離するエネルギーを使用していましたが
この度数でも分離するエネルギーを使用して、どんどん自分の道へ進んでいきます。
「私は私」という自我を持って、本来の自分として生きて行くために
他の人の思いに構うことなく我が道をまっすぐ進んでいく。
そんな時に使用するのが、この度数の分離エネルギーです。
「寂しいから行かないでほしい」という彼女の声に耳を傾けることなく
「僕は自分の道を進みたいんだ。
僕は今、未来の可能性を信じているんだよ。」
とキラキラ自分の夢を語るような男子みたいな感じ。
彼女、がっかりですよ。
「いい大人なのに夢みちゃってガキかよ。自分勝手すぎるわ!」
って思うレベルですよ。
でも彼は、自分の夢に夢中になっていて、彼女ががっかりしているなんて知りません。
また、がっかりしているのが判っても、自分の意志を優先させていくんです。
「誰になんと言われようが、自分の人生は自分が奏でる!」
そういう思いで
今いる場所から離れていくとき
誰もがこの度数のエネルギーを使用しているのです。
*私のオーケストラ
自立のためのプレリュード(前奏曲)。
前奏曲とは、大規模な楽曲の前に演奏する曲です。
これから始まる大きなうねりの序章を告げる
プレリュードが流れ始めたんです。
二本の足で立ち上がり
自分の意志の赴くまま
行きたい方へただひたすら向かおうとする
乳児の身体の中で鳴り響くのはプレリュード。
人生の序章が始まりました。
私たちが、この人生において
初めて自分の思い通りに身体を動かし
自分の行きたいところに向かった乳児だったあの時。
その頃の記憶なんて、今となっては思い出せるわけもないけど、
歩き出せるようになった時の「喜びの記憶」は、
心の奥深くの記憶倉庫に眠っているはず。
他の人の目を気にしてしまうようになると
自分の思うままに行動することは、なかなか出来なくなるものですが
いつだって、私たちは、
自分のチョイスで
自分の意思を貫くことが出来ます。
誰になんと言われようが
誰かを悲しませようが
誰かを心配させてしまうことになったとしても
自立していくために「さよなら」が必要ならば
記憶倉庫に閉まってある
「自立のためのコンダクターの指揮棒」を取り出して
勇気を出して、指揮棒を高らかに振り上げる。
そうすると
身体の中で眠っていたオーケストラがその合図に気づき、
乳児の頃、自立を手伝ってくれた時と同じように
「自立のための前奏曲」を奏でてくれるんです。
衝動のバイオリンに
本能のホルン。
欲望のフルートに希望のピアノ。
「前へ進むんだ。新しい可能性を掴みに行くんだ。」
そんな焦燥感が身体中から湧き上がり
自分の生きるべき道に突き動かされていくのです。
身体中で鳴り響くオーケストラの音に掻き消されて
他の人の声は聞こえません。
今いる場所から自立したい時。
誰になんと言われようと
自分の道を進みたい時。
記憶倉庫に眠る
コンダクターの指揮棒を取り出しましょう。
乳児の頃のチャレンジングの記憶が蘇り
今いる場所から分離する音楽を演奏してくれるはずです。
誰の音楽でもない。
自分の音楽を奏でていく。
誰かの音楽に合わせる必要もない。
セッションするのも楽しいけど、自分の好きなように。
自分だけのオリジナルの音を奏でていくのです。
つまりは
人のことを気にせずに
自分の思うまま過ごしましょうということですね。
これはこれで
なかなか難しい課題かもしれません。
「自分の思うままに過ごそう!」と思っていても
気がつけば
人の意見に合わせてたり、気を使ってたりするものです。
そんな傾向がある人の場合は
ヘッドフォンで音楽を聴く時間を取ってみましょう。
ヘッドフォンで音楽を聴いていれば
話しかけてきた人も
「あっ。音楽聴いているのか。じゃあ後でいいや」ってなるし
何より、自分の世界に没頭出来ます。
その感覚を思い出すだけでも
この度数のエネルギーを体験することが出来ます。
自分の好きな音楽は
自分らしさを教えてくれます。
自分の細胞を活性化させるつもりで
好きな音楽をヘッドフォンでじっくり聴くのです。
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