code.No 118
蟹座28度 「現代の少女ポカホンタス」
A modern Pocahontas.
視野を広げて新しいものを融合させる・モダンな人
🌟Keyword・エネルギー
「互換性「適合」「融和」「好奇心旺盛」「センサー」「広い視野」「勇気」「主張」
🌟28度 (活動宮)
*方向転換する度数
例えば、
私たちを動かすために必要なのが「風力、地熱、火力、水力」というエネルギーで、
そのエネルギーを貯めておく充電池を身体のどこかに持っていたとして
蟹座であれば「水力発電」のような「水のエネルギー」を充電池に充電して
動いていきます。
蟹座最後の方の度数は、次のサインに向けて充電池を空にして明け渡すために
貯まっている「水のエネルギー」を吐き出す作業に入ります。
エネルギーを方向転換して、吐き出す準備をするのです。
🌟ドデカテモリー
・牡牛座/双子座
牡牛座の「センス」と双子座の「好奇心」を利用して、蟹座に新しい場所をもたらす。
🌟蟹座28度の可能性のある日付け
7月19日、20日、21日
🌟目指す方向性
・好奇心とセンスを発揮して視野を広げて外の世界に目を向けていくこと。
・新しい思想や文化を仲間にもたらすこと。
・自分の意見を主張する勇気と強さを持つこと。
・視野を広げて新しい考え方や価値観を受け入れていくこと。
・家族や身内だけじゃなく、外部の人や物事に対しても思いやりを発揮していくこと。
・人の目を気にせずに自分のセンスが反応したものを取り入れていく。
・自分の意志を主張する方法を少しずつ取り戻していくこと。
・外の人や物事に対して心を開いていくこと。
・頑なにならず柔軟に物事を受け入れていくこと。
・物事を融合させて整理していく。
・今まで嫌いだったり避けてきたものに目を向けて可能性を広げていくこと。
・孤立を恐れずに新しい世界を探求すること。
・馴れ親しんだ環境に新しいものを取り入れていくこと。
・常に新しい要素を取り入れ生活に活かせる。
・自然的なものと現代的なものを融合させて新しい価値を生み出すこと。
🌟この度数の人の特徴
・思いやりのある心が広い人
・好奇心が強くセンスがいい。
・自分を貫く勇気のある人。
・器の大きい人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・ネイティブアメリカンの教えに感銘を受けている時。
・通訳や翻訳など人と人を仲介する仕事。
🌟シンボル考察
*視野が広がる
28度は
次のサインへと向かうためにスタートを切る度数。
サインの力を土台として
次に向かってジャンプするかのような
とても勢いのある度数です。
新しい場所に向けてジャンプするには
その先にあるものを見据える
視野の広さが必要になってきます。
なので
28度はどのサインも視野を広げていく度数。
蟹座の場合は
外の世界に目を向けて新いものを持ち込み
今までいた環境から抜け出すきっかけを見つけ出します。
そもそも蟹座という領域の目的は、
私たちが持つ
「集団欲求」を叶え
「安心感」という心の土台を形成すること。
「私は群れをなすのは嫌いだ。」
なんて思ってたとしても
私たちの本能の中には
「なんか食べたい」
「寝たい!」という欲求と同レベルで
「群れをなしたい!」という欲求が組み込まれていて
そうすることで
生き延びてきました。
毎日の日常を
安心して過ごしたいですもんね。
そのためには
一人で生きていくよりも
仲間がいた方が「安心感」はあるわけで
他の群れをなす動物がそうであるように
家族や
身近な場所に住んでいる仲間や
気の合う仲間なんかと群れをなし
私たちは日常を築いていくことになるわけですが
そこに適合するような資質を磨くのが
蟹座の領域。
そうすることで
どこに行っても
何をしていても心が安定するような
心の土台が形成され
自分の強味を手に入れることができるんです。
蟹座28度にもなれば
強固な心の土台を持っているので
安心して
外の世界に目を向けることができます。
次のサインである獅子座に向かうために
視野を広げて
今までの蟹座の視野では見えなかった
新いものを取り入れていくことになるんです。
例えば
インディアンの集落の一員になるのだとしたら
安心して過ごせるように
自分たちのスペースの周りに柵を立てたくなりますよね。
自然界の脅威から身を守るために
仲間と協力して囲いを作り
安心して寝れるような環境作りをしたくなるはず。
これが
蟹座の世界観です。
上の絵の囲いは
まるで蟹の甲羅みたいでしょ。
こうやって
自分の大事なものを
囲って守ることを蟹座と呼びます。
なので
蟹座の視野っていうのは
この囲いの中が中心になってくるし
囲いの外にあるものには用心するし
少しでもおかしな動きがあれば、敵とみなす傾向があるのですが、
蟹座28度は
この囲いの外の世界に出向いて
新い発見をもたらし
囲いの中に戻ってくるかのような度数。
集落になかったものを持ち込んで
新しい思想や考え方を
今までの思想や考え方と融合させていく働きを持つのです。
こんな快適で安全な囲いから
蟹座が出るきっかけになったのが
一つ前の度数
蟹座27度の「渓谷の嵐」というシンボルです。
この集落の囲いが
険しい山に挟まれた谷間にあったとして
今までにないような大嵐が訪れたとしたら
水害が発生する恐れがあるので
逃げ出さなきゃなりませんよね。
ということで
自発的というよりも
致し方なく、
囲いの中から出る羽目になったんですが
そうすることで
囲いの外の世界に触れ
結果的に
視野が広がったの28度。
外の世界に触れて
好奇心が刺激され
新しい思想や文化を融合させていこうと
自分の村に持ち込むのです。
*モダン・ポカホンタス
原文のタイトルは
「モダン・ポカホンタス」っていうんですけども
日本語に訳すと
「今風のポカホンタス」。
つまりは
ポカホンタスさんが
どのような人か知ることで
「今風のポカホンタス」と呼ばれる人が
どういう人か判るわけですが、
ポカホンタスさんは
ディズニー映画にもなっているので有名ですよね。
もとは
ネイティブアメリカンの部族の酋長の娘。
白人に信頼され
のちに結婚して白人社会で有名になった
「インディアンの姫」と呼ばれている方であります。
この時期って
白人が
アメリカ大陸に乗り込んできて
ネイティブアメリカンの大地を次々と侵略していく時代ですからね。
ポカホンタスの部族が所有する土地にも
白人がやってきて
開拓しはじめたそうですが
ポカホンタスの部族は
和平調停を結び
食料を分け与えていたと言います。
なぜに和平を結べたかといえば
それは
ポカホンタスの活躍のおかげ。
部族の仲間に拉致して連れてこられた
白人を
ポカホンタスが命乞いをしてかばったからです。
村に訪れた外部からの敵。
それを命乞いしてかばう
ポカホンタスの勇気と行動力と優しさ。
部族の仲間は
「人としての正しい行為」に胸を打たれ
人質を解放し和平を結んだってわけです。
28度以前の蟹座であれば
自分たちの土地を侵略する人=敵だから
容赦なく
徹底的に排除するんですが
28度は違います。
自分たちの土地を侵そうとする敵がやってきても
部族のみんなに対しての愛情と同じように
敵にも思いやりを発揮して
結果、
お互い解り合うことができて
和平を結び
部族に新しい恵みが訪れる。
それはモダンで新しい
スマートな方法です。
国と国を超えたグローバリゼーションなんて考え方も
現代風なわけだけど
そうすることで
デメリットもあるけど
たくさんのメリットも生み出しますよね。
蟹座28度の
「モダン・ポカホンタス」は
そんなふうに
外部にある考えや思想と融合させて
メリットを生み出す人のこと。
戦略とか、
損得とか
そういうもので融合を狙うのではなく
ポカホンタスが
命を張ってかばったように
素直な気持ちで
相手に共感して思いやりを発揮して
感情で繋がって
新しいものと融合していくのが蟹座流。
自分の仲間を愛するように
他の外部の人たちにも優しい気持ちで接することで
新しい
情報を呼び寄せるのです。
*好奇心
なんでも
ポカホンタスっていう名前には
「お転婆」「甘えん坊」っていう意味があって
ポカホンタスは子供の頃から
好奇心旺盛で
人にくっついていくタイプの女性だったようです。
そんなポカホンタスは
部族の
狭い関係性の中でのルールや正義ではなくて
人道的なものを指針とする女性だったんでしょう。
確かに悪いことをしたのかもしれないけど
犯人に同情してしまうようなニュースって
あるじゃないですか。
それを見て感情が揺さぶられて
「相手の事情を汲んで情状酌量してほしい」
みたいに思ったりすることがありますが
それと
この度数のエネルギーは似ています。
悪いことをしたとしても
相手に同情の余地あるのであれば
なんとか軽減して欲しいって思いますよね。
そんなときは
蟹座28度のエネルギーと似たエネルギーを
私たちは使用しているんです。
また、
蟹座28度は
ドデカテモリーで言えば
好奇心旺盛な双子座と
趣味嗜好を求める牡牛座の資質が混ざります。
つまりは、
外の世界にある
自分のセンスが反応するものを
好奇心を発揮して積極的に探り取り入れていくんです。
例えば
田舎の村に住む若い娘が
遠い海外の国で流行っている
奇抜なファッションで歩いていて村民びっくり
みたいな感じで
人になんと思われようと
自分が「いい」と思ったものを取り入れて
堂々と表現することができるようになるんです。
それこそ
海外の人と結婚して
地元で一緒に暮らすなんてのも
この度数的。
都会ならそうでもないかもしれないけど
田舎の方だったら
物珍しくて地域の話題になりそうですよね。
地元の人と国際交流的に楽しめるのであれば
その地域の人に新しい日常がもたらされて
楽しくなるはずです。
好奇心を発揮して
取り入れたものを
家族や身内や仲間と楽しめるようなものにしていく。
例えば
急にウクレレが習いたくなって
ある程度、弾けるようになって家で練習してたら
家族みんなも興味を持って一緒に弾くようになったなんてのもそう。
新しくて
斬新なものを持ち込んで
一緒に楽しんでいくのです。
*自己主張
白人社会では
ポカホンタスは平和の象徴として
捉えられていたそうですが、
部族にとっての敵とも言える
白人の命乞いをする優しさは
部族にとっては
部族の安全を脅かす脅威にもなるわけで
実際、
ポカホンタスの物語は
和平を結んでいた白人達の裏切りによって
混乱の時代へと突入していきます。
詳しいお話は
wiki(ポカホンタス)で見ていただくとして
蟹座と呼ばれる「小さな集団」は
やがて
力の強い者たちに呑みこまれていくのが世の常。
日本だってそうですよね。
それぞれが
小さな国だったのに
力の強い者が現れて日本を統一し、今があります。
力の強い者はやがて
その国を統べる王になるわけですが
次のサインの獅子座は王様のサインですからね。
蟹座という集団が
王様の力に
こうやって少しずつ吸収されていくことも
この度数は暗示しています。
獅子座(王様)の特徴的な資質は、
自分の意思を主張して通すことです。
臆することなく自己主張し
自己表現し
自分の望む世界を創造していくのが獅子座です。
それに対して
蟹座は
集落のみんなと協調性をもって暮らしていくために
自己主張を引っ込めてきました。
そんな蟹座が
28度において
自己主張するようになります。
集落の協調性よりも
自分の正義を貫く意志を見せるんです。
獅子座を目の前にした28度は
こうやって
少しずつ
自分を取り戻していく。
自分の意思を
表現していく方法を身につけていくのです。
獅子座に向かうためには
蟹座の硬い甲羅を
少しずつ剥がしていかなくてはなりません。
硬い甲羅を剥がし
今までは、仲間にしか開かなかった心を、
もっと
多くの人に開いていく必要があります。
硬い甲羅を外しても
心には
安定した土台が鎮座しているから大丈夫。
獅子座になったら
その心をオープンにして
心の土台に鎮座している
神鏡のような月に
太陽の光を反射させて
大勢の人に見てもらうことになるんです。
なので
まずは頑なな姿勢、
つまり硬い甲羅を剥がしていくこと。
それが
モダン・ポカホンタスに至るための
道のりとなるのです。
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