Code.no 117 蟹座27度  渓谷での嵐

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code.No 117

蟹座27度  「渓谷での嵐 」

A storm in a canyon.


自分の心がざわめく方へ流されていく・きっかけを掴む人

🌟Keyword・エネルギー

「激流」「思いを強める」「努力」「自分の嗜好」「外に目を向ける」「家の外に出る」

🌟27度 (活動宮)

*向上心を持って上を目指す度数

26度から30度は次の獅子座へと向かう準備を始める領域。

27度では、次に訪れるサインに近づけるようにと、

懸命に努力して高みを目指します。

🌟ドデカテモリー

・牡牛座

牡牛座の「五感・嗜好」を利用して、蟹座を高みに持ち上げる。

🌟蟹座27度の可能性のある日付け

7月18日、19日、20日

🌟目指す方向性

・外の世界に目を向けること。

・視野を広げて、新い世界に興味を示すこと。

・やりたいことをするために忍耐と努力をしていくこと。

・自分の新しい可能性をどんどん探求していくこと。

・自分の好きなこと、興味のあることを体験していくこと。

・心がワクワクすることをやってみること。

・ピンチをチャンスに変えていくこと。

・平和な生活を維持するために努力していくこと。

・環境の変化を敏感に読み取って速やかに対処していくこと。

・変化はチャンス。突然訪れる変化の力を利用して、自分を向上させていくこと。

・管理不可能な危機的状況に挑戦していくことで強力なパワーを得ることができる。

・プレッシャーや孤独や罪悪感を感じても「自分のやりたいこと」をやってみる。

・しっかり前を向いて視野を広く保って進んで行くこと。

🌟この度数の人の特徴

・努力家で忍耐力がある人。

・責任感が強い。

・守る力がある。

・勇気のある人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・これまで守ってきたものや安定を失い、裸一貫で1人放り出されたような気分になった時。

・心がザワザワするような「やりたいこと」が見つかったが、両親に反対されたりして、散々葛藤した挙句、「やるからにはやり遂げてみせる」って意気込みで自分のやりたい道へ進む時。

・大雨で増水した川。

🌟シンボル考察

*扉の向こう側

27度は次のサインの入り口に向かうために

努力して上昇していく度数。

次のサインに入るためには、

一段高い場所に登る必要があります。

なので、

今まで築き上げてきた蟹座の資質を

今いるところよりももっと上昇させるために、

新しい形態に進化させるかのような、

そんな努力が始まります。

と言っても

蟹座は

自分の居場所や環境を守るサイン。

新しい変化を

受け入れ難いところがあるんですよね。

蟹座のモチベーションは

いつだって

「大事なものや人を守る!」なので、

自分の居場所や環境を守るためなら

ガンガン積極的に行動していけるんだけど

そのモチベーションがないと

あまり動けないんです。

でも

蟹座27度は

獅子座に向かうために

新しい方向へ向かわなくちゃならないしってことで

快適な自分の居場所から

離れたがらない蟹座を

外の世界に引っ張り出すための

激しい嵐が訪れることになります。

渓谷という谷間に住んでいるとしたら

激しい嵐が来たら

水が溜まりそうだし

土砂災害も怖いしってことで

自主的に避難した方が良さそうですよね。

外の環境の変化によって

蟹座は

ようやく自分の快適な場所から出てくる。

出なきゃならない状況になる。

蟹座26度は

豪華なリビングで

ソファに座ってリラックスしているシンボルでしたからね。

そんな状況から

急に

外に出なければならなくなるんです。

次のサインは

創造的に自分を表現して

自分が

「世界の主人公」になる獅子座です。

蟹座の領域では

共同体の一員としての自分を生きてきたのですが

獅子座の領域になったら

かけがえのない「私」という

個人の視点で生きて行くことになります。

だから

外に出る。

外の世界に目を向ける。

そのために訪れるのが

渓谷の嵐。

蟹座にとっては

なんか納得いかない状況かもしれないけど

あとあと考えてみれば

「この嵐がきっかけで外に出れてよかったーー!」

というような力が働きかけることになるのです。

閉じられた世界から

外の世界へ出るきっかけを逃すことなく

チャンスと捉え

家のドアを開けるのです。

*方向転換

渓谷って言ったら

山に挟まれた

周囲より標高の低い箇所が細長く溝状に伸びた地形のことですよね。

こういう場所で嵐が来たら

大量の雨は

低い谷間に流れ

川が増量し激流となって

物凄い勢いで下流に流れていくことになりますが

蟹座は

そんな激流のような流れに乗って

この細い谷間から抜け出すことになります。

蟹座は

「水のエレメント」のサイン。

「水」は心や感情を示していて

蟹座の場合は

硬い甲羅に自分の心の水を大事に入れて

それを守りながら行動してきたのですが

27度においては

その蟹座の水に流動性が生まれます。

渓谷という狭い場所にいた蟹座ですが

嵐の雷に打たれ

硬い甲羅にヒビが入り、

水が溢れて流れ出してしまったかのように

心や感情が

ものすごい勢いで

外の世界へ流れていくんです。

25度までの蟹座は

二人以上の小さな共同体の中で

仲間と心と心のコミュニケーションをはかり

ちょっとやそっとじゃ壊れないような絆を作り

心の中は、

彼らを大事にする思いで満たされていたのですが

それが

決壊したかのように流れ出していくんです。

つまりは

今まで

身内や仲間のことしか頭になかった蟹座が

外の世界に興味を向けることになる。

みんなと過ごすのが当たり前で

「一人旅なんて無理〜。」

なんて思ってた人が

ふと

「ちょっと一人旅でも行ってみるか」

なんて思って

行きたい場所を探して実行するみたいに

「みんなと一緒に過ごす。」

という

当たり前の行動から抜け出すんです。

居心地のいい実家で、

「これからもずーっと自分は住むよ、もちろん。」

なんて思っていた人が

テレビの情報番組で

吉祥寺特集とか見て

突然雷に打たれたように

「私この街に住みたい!」

なんて思いが強くなって

一人暮らしを始めるなんてのもそう。

自分の心をざわつかせるような

外部から得た情報をもとに

好奇心と共に

新しい方向へと転換していくのです。

*自分のために

蟹座26度のシンボルは

豪華なリビングで

家族がみんなそれぞれ

くつろいでる様子が描かれていました。

一緒の部屋にいるけど

会話をして楽しんでいるってわけじゃなく

一緒に過ごしているけど

みんなそれぞれ

自分好みの本を読み、

違う世界を体験していたんです。

お母さんは「恋愛小説の世界」にいるのかもしれないし

お父さんは「中世の世界」にいるのかもしれません。

個人的な自分の意見を

言い張ってごり押しするのではなく

協調性を発揮して

みんなとうまくやってきた蟹座ですが

26度においては

みんなと過ごす時間において、

「自分の個人的な好み」というものに

目を向けれるようになったんです。

つまりは

みんなとコミュニケーションするよりも

自分の興味のあることを調べたい、学びたい、知りたい

と思うようになった。

人って

あまりにも居心地のいい環境が

ずっと続くと

変化がないので

だんだん飽きてきてしまうものじゃないですか。

飽きてくると

「なんか面白いことないかなー」

なんて

情報を探し出すじゃないですか。

で、

面白そうなものがあったら

「行ってみたい!やってみたい!」

って思うじゃないですか。

それは個人的な嗜好なので

みんなが一緒に行ってくれるとは限らないわけで

だったら

一人でもいいから行こうかなー

なんて思い立って

行動するのが蟹座27度。

蟹座は

私たちが遺伝的に受け継いできている

「集団欲求」を満たして

自分の居場所を強固にし

「安心感」という心の土台を形成する領域です。

蟹座27度にもなれば

強固な「心の土台」がありますからね。

もう、

外の世界に行っても大丈夫なんです。

もしかしたら

とても不安に思うかもしれないし

急に「やっぱやめようかな。。」

なんて思うこともあるかもしれないけど

そんな葛藤を

乗り越えていくのが27度という度数。

真反対に位置する鏡のサインの

山羊座27度も

努力して頂上を目指す度数ですからね。

27度には

ちょっとした努力がつきものなんです。

なんせ

「仲間のために」っていう視野から

「自分のために」っていう視野の方へ向かっていくので

ためらいや

罪悪感や

孤独感なんてものと

向き合うことになる可能性もありますが

そういうものを

繰返し体験していくことで

「仲間のために」って思える自分と

「自分のために」って思える自分を

両立させることが出来るようになります。

ひとり暮らしを始めたばかりは

ホームシックになって寂しい思いをするかもしれないけど

別々に暮らしたところで

家族は家族。

いつ戻っても

暖かく迎えてくれる人達がいるんです。

離れてしまったところで

壊れるような関係性じゃないんです。

なぜなら

蟹座は25度までの体験において

「絆」を一生懸命に結んできたから。

連絡が途切れてる

昔からの友達を思い浮かべて

「ここんとこ、連絡ないけど、みんなどうしてるかなー。」

なんて思うこともあったりしますが、

再会すれば

会ってなかった時間が嘘のように

すぐに

昔のように

リラックスして馬鹿話なんてのもできますよね。

それは

すでに信頼関係が築かれている仲間だから。

戻る場所は

きちんとそこにあります。

外に目を向けて

自分のために好きなことを始めてもいいのです。