code.No 137
獅子座17度 「ベストを着ていない聖歌隊」
A nonvested church choir.
日々の生活を喜びで満たしていく・発見の人
🌟Keyword・エネルギー
「親交」「聖餐」「日常の幸運」「寛容」「穏やかな生活」「宗派」「仲間」「自然体」
🌟17度 (固定宮)
*対立する要素をプラスに変換する転機となる度数
16度で侵入してきた鏡のサイン「水瓶座」の資質である
「客観性」が、獅子座の勢いを消しますが
17度ではそれをプラスに使用していくための方法を見出します。
🌟ドデカテモリー
・水瓶座
水瓶座の「俯瞰的視野」を利用して、獅子座に新しい視点を投げかける。
🌟獅子座17度の可能性のある日付け
8月8日 9日 10日
🌟目指す方向性
・冷静に自分を眺めるような視点を身につけて、状況をよく把握すること。
・許容範囲を広げていくこと。
・心の器を大きくしていくこと。
・広い視野で日常を見渡すことで日常に面白みを見出し幸福感を味合う。
・突然訪れる体験を拒否するのではなく、受け入れて楽しんでいくこと。
・日常に散りばめられた「小さな幸せ」や「感動」を見出していくこと。
・日常の中で、高揚感を感じれるものを取り入れていくこと。
・日常の中で、ヤル気や意欲をアップする方法を身につけること。
・日常の些細なことを楽しむ姿勢が、気分を明るくさせ意欲的にしてくれる。
・「面白い発見はないかな」と世界を眺めることで日常に色を添えていくこと。
・積極的に人と交流していくこと。仲間との親交を深めていく。
・趣味のサークルに参加し、価値観の合う人たちと一緒に何かを創り上げていくこと。
・仲間やグループに貢献する。力となるような働きをしていくこと。
・仲間と一緒に感動を共有していくこと。
・刺激的な日々よりも穏やかな日々を大事にしていくこと。
・思いやりや感謝の気持ちを育てていくこと。
🌟この度数の人の特徴
・寛容な人。
・冷静に自分の状況を判断できる人。
・仲間思いの信頼できる人。
・奉仕精神に溢れた愛情深い人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・利害で測らずに、思いやりを発揮して仲間と協力して何かを作り上げている時。
・日常の中にある些細な喜びや感動で日々を満たしている時。
・豪華でも派手でもないけど、穏やかで幸せな日々だなーって現状に満足している時。
🌟シンボル考察
*視界の広がり
16度から20度までは、
獅子座の資質を強化するために反対の資質を取り入れる領域。
真反対の資質が入り込んでくることで、
新しい耐久力を身につけていくことになります。
その手始めの16度では、
真反対の水瓶座の資質が流入して、
獅子座の「主観的な視野」に
水瓶座の「俯瞰的な視野」が混ざります。
自分の二つの目で捉えたことが
全てだった獅子座に
冷静さを与える
自分を上空から眺めるような
俯瞰的な視野がもたらされたんです。
獅子座15度までの体験というのは
獅子座の創造性と自己表現力を育成する領域で
「人がどう思うか?」
ではなく、
「私はこれをやったらどう思うか?」
「私はどうしたいか?」
という
自分の心の声に従ってきました。
「誰かにやらされる」という体験は
いまいち、モチベーションが上がらないけど
「やりたい!」って気持ちで
自発的に始める事って
ヤル気満々になりますよね。
獅子座は火のサイン。
「やりたい!」という情熱の炎を燃やし
やりたい事を意欲的に創造し
堂々と自分を表現していく。
この人生は
舞台のようなもので
自分が脚本を書き
演出や監督もこなし
また、主役でもあって
私以外の人は、みな、脇役。
という視野で
人生を捉え
自分を表現してきたのです。
獅子座の力がピークに達する15度においては
大勢の観客の前で
自分の人生の舞台を演じているかのように
思い切り
堂々と自信を持って自分を表現しました。
しかし
このまま獅子座の資質が行きすぎてしまうと
あまりにも主観的になってしまい
人の意見に耳を傾けることができなくなってしまいます。
「自分が」という意識が強まりすぎると
自己中心的になって
ワガママさが目立ってしまいますよね。
ということで
16度からの体験は
獅子座の行き過ぎを防ぐために
獅子座を包むように燃え盛る炎を
鏡のサインの水瓶座の風で散らし
炎で足元しか見えなかった
獅子座の狭い視界を広げていくことになります。
劇場の舞台は明るく
観客席は暗いですよね。
獅子座の視野は
まるで舞台で役になりきって演じている俳優のように
舞台での出来事しか見えてませんでした。
でも実際には
暗い観客席には
大勢の人が座っているんです。
16度の体験は
この観客席にライトがついたかのような体験で
獅子座は
自分が一人で生きているわけではないことに気づくんです。
「自分がよければいい」という姿勢で
自由な創造性を発揮してきたわけだけど
16度からの獅子座は
他の人のことも配慮できるような大人意識を身につけたり
お祭りやイベントで高揚感を得なくても
日常の中にある
些細な喜びや楽しみを見出して
炎を燃やす方法を身につけ
何事にもブレない
自分の軸を築いていくことになります。
観客席に明かりが点灯し
大勢の人がそこにいることに気づいた獅子座は
17度で
他の人のことに目が行くようになるんです。
視界が広がったことで
それぞれが主役を演じている
たくさんの人生があることに気づくんです。
冷静さと
大局的な視点を持つことで
自分の世界に
新たな広がりがもたらされるのです。
*賛美歌
例えば
こんな正装をした賛美歌隊が
教会で合唱するならば
それなりの準備が必要ですよね。
スケジュールを合わせ
本番までに何度も練習をし
衣装を揃え
当日もそれなりの準備をして歌声を披露することになります。
それは
言ってみれば
獅子座15度以前までの行為。
「歌いたい!」って気持ちが湧き上がってきて
ゴスペルチームに参加し
情熱を持って練習し
晴れの舞台で
練習の成果を堂々と表現する。
15度までの獅子座なら
そうするかもしれません。
しかし
16度で視野を広げた後での獅子座は
練習や準備をすることなく
突然訪れる機会を
受け入れて楽しんでいくことが出来るようになります。
散歩をしていたら
綺麗な教会を見つけた。
教会に入ってみたら
ちょうどミサをやっていて
みんなで賛美歌を歌うことになった。
知らない歌だけど
歌詞のプリントを渡されて
見よう見まねで一緒に歌う。
なんの準備もしてないけど
日々訪れる
些細な機会を楽しむ姿勢を持つことで
お祭りやイベントじゃない
普通の日常の中に
高揚感をもたらすことができることを知るのです。
例えば
いつも付けっ放しのテレビを消して
ステレオで
賛美歌を流したとしたら
部屋は
いつもと違う空間となり
それだけでテンションや気分が上がったりしますよね。
獅子座は
「夏休みの子供」のようなものなのですが
「夏休み」というイベントだけでしか
イキイキと出来ないとなると
学校が始まってから
日常がつまらなくて
ヤル気をすっかり失ってしまうことにもなります。
「ずっと遊んでいたいのに、
なんで学校なんて行かなきゃなんないんだ!」
ってな感じで
ワガママも増長してきたりもしますから
日常の生活に戻った中で
ヤル気や創造力を
発揮できる資質を身につける必要があるんです。
だいたい
「休み」や「イベント」の時しか
イキイキ出来ないっていう状態は
自分の
外部の状況に左右されている状態で
「自分軸がない」
ということです。
私たちの生活の大半は
「普通の日常」ですからね。
イベントやお祭り、
また、
自分が主役として振る舞える場所じゃなくても
普段から
イキイキとした気持ちで
意欲を持って過ごすためには
外部の環境に左右されない
「自分軸」が必要で
いついかなる時でも
自分を煽り
人生を楽しんでいける姿勢を身につけることで
どんなことがあっても
環境が変化しても、
「真の創造性を持つ」
堂々とした獅子座が出来上がるんです。
獅子座17度は
そんな獅子座の自分軸を獲得する為に
日常の生活の中に
楽しみを見出していきます。
水瓶座の影響で
視界が広がった獅子座は
他のことがよく見えるようになるので
仲間の面白そうなトークに耳を傾けて
その会話を心から楽しむことも出来るし、
通り過ぎる人々を観察して楽しむこともできます。
「何か面白い発見はないかな?」
という視点で
世界を眺めれば
今までは気づかなかったかもしれないけど
この世界には
面白いことが
あふれていることに気づくはず。
映画を見たり
音楽を聴いたり
ライブに行ったり
小説を読んだり
この世界にある
他の人が作った
豊かな創作物を楽しんでいくのです。
*親交
獅子座も
鏡のサインの水瓶座も
常識やルールの枠から外れて
自由に自分の理想を追求していくサインなのですが
獅子座が
常識に縛られずに
自由な自己表現をしていくのに対して
水瓶座は
常識に縛られずに
理想的な社会を追求していく
という違いがあります。
「現状の社会のままではダメだ。
改革する必要がある。」
って感じで
同じ志を持つ仲間と共に
新しい風穴を開けるために行動していくんです。
獅子座17度は
そんな水瓶座の資質が混ざりますから
今まで個人の満足を追求してきた獅子座に
仲間意識や
人と交流して親交を深める姿勢というものが
生まれることになります。
もちろん
15度以前の獅子座も
人と交流はしてきたのですが
それは
人に自分を表現するためであり
相手が「どうしたいのか?」
という気持ちは
汲めていませんでした。
獅子座の本質は
太陽の炎です。
太陽は
太陽系の中心で
どっしり動かずとも
その炎を燃やし続けることで
遠い地球に住む生命を
平等に育んでくれるパワーを持っています。
そんな太陽の光を
地上に住む私たちは
愛しているし
また太陽も
私たちに
ありたっけの愛という光を
投げかけてくれています。
獅子座が目指すべきところはそこ。
太陽のように
堂々と。
自分の周囲にいる人たちに、
見守るような
大きな愛情という光を投げかけることで
人々から慕われるような、
愛され尊敬される人間になっていく。
そのためには
自分以外の人はすべて脇役だからって
スルーするのではなく
脇役の人たちを尊重した上で
自分の世界を創っていく必要があります。
そんなことを学ぶために
獅子座17度では
人と交流していく。
趣味が合う仲間や
気の合う仲間という
自分と似たような価値観を持っている人たちと過ごすことで
相手の気持ちを
汲むことができるようになります。
そんな仲間達と
共に何かを創り上げていくことが出来るのであれば
ぶつかりながらも
最終的には
一人じゃ出来ないような大きなことを
達成することもできます。
獅子座17度は
人との交流の中で
大きく自分を成長させていく目論見があるのです。
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コメント
“A nonvested church choir” を「ベストを着ていない聖歌隊」と訳するのは誤訳です。nonvestedは「ベストを着ていない」という意味ではなく、1. 任されていない(委ねられていない)2. 一人の人に任されていない(一人の人に委ねられていない) という意味があります。ここでは2.の意味がふさわしいと思われますので、「一人の人に委ねられていない聖歌隊」という訳がよいと思います。
橋本様。コメントありがとうございました!なんと8月にお時間をかけてコメントをしてくださったのに、9月25日の本日まで表示されず、申し訳ありませんでした。
うわ。訳を変えるとだいぶ、イメージが変わってくるものですね。「ベストを着ていない」だと私服でラフな感じがしますが、「一人の人に委ねられていない」というと自立している、みんながそれぞれ輝いているというイメージに変わります。そして、ジョーンズが掲げている獅子座17度のキーワードはコミュニオンなので、このキーワードのイメージにも近いように思えます。松村先生の掲げた日本語訳を使用しておりますが、時の流れとともに、より適切なタイトルの言葉に変えていく方がいいのかもしれませんね。それを私が行ってもいいものか判断しかねますが、適切な方を採用したいなと、私も思います。なので、教えてくださってとても嬉しいですし、忘れないようメモしておきたいと思います。本当にありがとうございます!!!