Code.no 101 蟹座11度 しかめっ面をするピエロ 

「すたくろ」オンラインショップ
上画像をクリックでyoutubeに飛びます

code.No 101

蟹座11度  「しかめっ面をするピエロ」

A clown making grimaces.


誰も真似できない自分独自の感性で仲間に影響を与える・感情表現の人

🌟Keyword・エネルギー

「独特なセンス」「発想力豊か」「カンの良さ」「シニカル」「笑い」「真似できない」

🌟11度 (活動宮)

*蟹座的資質を思い切り積極的に使用していく度数。

10度までの体験において獲得した資質を

無茶をする勢いで積極的に打ち出していく度数です。

蟹座が10度までで獲得した資質とは「共感力」。

11度から15度の領域では、この蟹座特有の視野を使用して

いろんなことにチャレンジしていくことになります。

🌟ドデカテモリー

・蠍座

蠍座の「影響力」を利用して蟹座視野をさらに広げていく。

🌟蟹座11度の可能性のある日付け

7月2日、3日、4日

🌟目指す方向性

・自分の気持ちや感情をスマートに表現していくこと。

・ネガティブな感情を、笑いに変えるかのように表現してみる。

・批判的な感情を、笑いに包みその場のムードを和やかにすること。

・心の中にある実感で物事を判断していくこと。

・自分独特の感情表現のセンスを磨いていくこと。

・自分の家族や仲良しグループが変な影響を受けないように守ること。

・家族や身内と呼べる仲間以外からは「支配されない」という強い意志を持つこと。

・素直になって子供のように豊かな感情表現を身につけること。

・シニカルな視点で権力者や影響力のある有名人を捉えてみる。

・的確な感情表現力で、仲間の共感を得て、仲間に影響を与える。

・世間の流行や常識に流されずに、自分独自の価値観を軸にすること。

🌟この度数の人の特徴

・思いやり深く仲間を大切にする人。

・発想力豊かでカンの良い人。

・繊細でシャイ。

・表現力が豊かで独特のセンスに溢れている人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・政治や時事ニュースなどを風刺した漫画や劇やコント。

・オーバージェスチャーの外人。

・不満や失敗を巧みなトークやジェスチャーで笑いに変えて、みんなが楽しんでいる時。

🌟シンボル考察

*感情表現というツールを使用する

蟹座が10度までで獲得した資質は「共感力」。

自ら相手の心に寄り添って

相手の気持ちを理解するという

思いやり深い資質を身につけたのですが

蟹座10度においては

共感することで得られる様々な感情体験を

自分なりの言葉や態度にして

表現していくという方法を学びました。

粗野な感情表現から

洗練された感情表現へ。

試行錯誤しながら

いろんな感情を表現する術を身につけたんです。

人とコミュニケーションするのに

一番、判りやすいのは「言葉」だけど

蟹座が目指すのは

言葉を超えた

心と心のコミュニケーション。

相手の表情や仕草やら雰囲気やら、

言葉尻やら、言葉のチョイスやら声のトーンなどで

相手の気持ちを読み

その気持ちに寄り添ったり

応えてあげようと努力し

また

自分の感情や気持ちなどを

相手に判りやすいように伝える

「心を伝えるコミュニケーション術」を学んだのが

蟹座10度であれば

蟹座11度は

自分独自のセンスで

自分の感情や気持ちを表現していく実験を開始します。

曖昧で主観的な自分だけの気持ちや感情を

人が興味を引くような巧みなトークで面白い話にしたり

顔の表情やジェスチャーで伝えたりと

様々な方法で表現し

自分の個性豊かなセンスを発揮するんです。

日本人は、文化的に

感情を表に出さないことを美徳としているところがありますが

外国の人なんかは、

ややオーバーに感情を表現する傾向がありますよね。

私たちは

幼い子供が

感情を素直に表現するのを見て

「かわいい。」と感じるように

感情表現が豊かな人に対して

「親しみ」を感じる傾向があって

自分の感情を素直に表現するのは

人間関係をスムーズにするツールになるそうです。

その性質を利用していくのがこの度数。

感情表現を豊かにすることで

周囲の人から可愛がられるような資質を身につけていくのです。

確かに

いつもニコニコしているような子は

こっちも見てて癒されるし、

感激屋さんで

すぐに泣いてしまうような子っていうのも

愛おしいし

ほっぺを膨らませて怒るなんて仕草も可愛いですよね。

感情豊かな子っていうのは

素直な感じがして可愛いものです。

私たちが幼い時は

そんなふうに

なんのてらいもなく感情を表現していたのに

大人になると

「みっともない」的な捉え方で

あまり表現しなくなってしまいますが

蟹座11度は

無意識的に

自分の感情を上手に表現することが出来ます。

しかも母性本能をくすぐるような

可愛らしい感じ。

いくつになっても

素直に感情を表現できる人は

周囲の人たちの保護本能をくすぐり

人を惹きつけていくのです。

*笑いで包む

道化師は

サーカスの人気者。

派手なペイントで顔を飾り

おかしな服装で、おどけてみせる。

人を笑わせるために

小ボケをかまし

遠くにいる人も見えるくらいに

オーバーリアクションで派手に振舞う。

蟹座11度に出てくるピエロは

しかめっ面をしているわけですが

苦しいからそんな顔をしているわけではなく

「やれやれ困ったぜ」的な事柄を

しかめっ面することで表現しているんです。

欧米人のジェスチャーで

失敗したり

不満に思ったりする時、

肩をすくめて両手を開き渋い顔をして

おどけた仕草を見せますけど

あんな感じで

蟹座11度のピエロも

「やっちまったぜ」的なことを

全身を使って表現しているんです。

失敗したとしても

おどけて見せることで

周囲の人に安心感を与えることが出来るし

また

そうすることで

心に余裕が生まれて

冷静に状況を受け止めることが出来るようになります。

感情表現っていうのは

実にいろんなパターンがあるわけですが

怒ったり嘆いたりという

ネガティブな感情表現を

スマートな形に変えるのがこの度数。

蟹座の目的は

「集団欲求」を発揮して

家族や仲間との絆を深め

自分が安心できる居場所を作り

心の安定を図るのが目的なので

「怒り」や「イライラ」や「嫌い」という感情を

大っぴらに出して

人間関係に亀裂が入ったら困るんです。

だからこそ

そういったネガティブな感情を

ソフトな感じで表現して

場の緊張をほぐしていくという方法を身につける。

怒りやイライラを

ストレートに表現するのではなく

自虐ネタっぽく

笑いに包みながら表現することで

自分の気持ちを伝えていくのです。

*仲間を守る

仲間や家族との絆を深めるための一つの方法として

共通の敵(ライバル)を作るという効果的な方法があります。

嫌いな先生がいたとして

気の合うグループの子たちと

その先生の悪口で盛り上がったりすると

みんなと一致団結した気分になりますよね。

そんな悪口大会の時、

いじる感じで笑いに変えながら

「あの先生ってさー。

いつもこんなふうに締めくくるよねー。」

とかってモノマネして

面白可笑しく表現すれば

仲間のみんなと大爆笑して

感情をシェアすることが出来ます。

「嫌悪感をストレートに出す」という粗野な感情表現を取らずに

いじる感じで笑いに変えながら

「嫌い」という感情をスマートに表現するんです。

お茶の間で

政治のニュースや社会情勢、芸能ニュースに至るまで

様々な情報を見て

家族のみんなであーだこーだ意見を交わすことがありますが

そんな時も

政治家を、おちょくったり

芸能人という影響力のある人を、こき下ろしたりして

笑いに変えてみんなで楽しむ

なんていうのもそう。

影響力の強いものから

自分や仲間を守るために

こきおろして笑うことで

その影響下から逃れようとするんです。

蟹座が大事なのは

仲間や家族という親密な共同体なので

他の人や他の共同体はどうでもいいっていう所もあって

それが行き過ぎると

他の人や他の共同体を寄せ付けない

「排他的」な面として現れたりもするのですが、

確かに私たちは

いつの頃からか

クラスの中で気の合うグループを作り

割と閉鎖的になりますよね。

他のグループの子と交流する子もいるし

グループなんかに所属せず一人で静かに過ごす子もいますけど

基本的には

グループのみんなの気分を損ねないように

他のグループの子と過度に仲良くすることを避けるし、

別行動することを控えたりするものです。

「いつも一緒で仲良しグループ」って

自分達で思ってるのも大事だし

周囲のグループからそう思われるのも大事。

私たちは

学校に通うようになって

まずは

そんな密で閉鎖的な人間関係の中で、

グループ内での付き合い方とか

心と心のコミュニケーションとか

信頼とか友情とかを体験していくわけですが

蟹座11度においては

他のグループや先生や親という

ライバルや、権威を持つ人や、上の立場の人達から

自分達を守るために

相手をいじってこき下ろして

自分達と同レベル、またはそれ以下に落とし込むことで

グループを守り、

結束を固めていく方法をとります。

大げさに表現することで

みんなからの共感を得て

一つになろうとするのです。

他からの影響に犯されないように

自らが

グループに影響を与えるような

スマートな感情表現を楽しんでいくのです。