Code no.284 山羊座14度 花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り

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code.No 284

山羊座14度  「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り 」

An ancient bas-relief carved in granite.


社会を発展させるための堅固な土台を築き上げる・礎の人
🌟Keyword・エネルギー

「土台」「基礎」「成果」「勉強熱心」「伝統」「歴史」「探究心」「意志」「信頼関係」

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🌟14度 (活動宮)

*新しいシステムが安定する度数

13度でカリスマ的な力が発揮されたのですが

そのカリスマ的な力を日常生活の中に落とし込み安定させるのが14度の働きです。

🌟ドデカテモリー

・双子座

双子座の「知性」を利用して、山羊座に安定をもたらす。

🌟山羊座14度の可能性のある日付け

1月3日、4日、5日

🌟目指す方向性

・長期戦になるとしても計画的に物事を進めて確実に完成させる喜びを味わうこと。

・物事の「土台」をしっかりと築きあげることを心がける。

(勉強でも基礎を徹底して身につけたり、日々の仕事においてもやるべきことをしっかりと把握して計画的に進めたり。)

・ちょっとやそっとじゃ壊れることのない「強度の固いもの」を創りあげていくこと。

・伝統的に受け継がれてきたものを大切にする心を持つこと。

・歴史の偉人や出来事に学ぶこと。

・歴史や物事を築いた「礎」となるものを読み取って参考にする。

・物事の礎を築く人になること。

・本物を見る目を養うこと。

・物事の礎(土台)を築くことに力を入れること。

・自分の土台の強度を上げるために体幹トレーニングを取り入れたりすること。

・信頼関係と協力する姿勢。

🌟この度数の人の特徴

・情熱的に物事に取り組む勉強熱心な人。

・努力家で仕事ができる有能な人。

・強度の固い土台を持つしっかりした人。

・研究や伝統ある分野に適正。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・専門的な分野の勉強を始めて、徹底的に基礎を学んでいる時。(自分の強度を上げている)

・昔の時代から続くフリーメーソンの定礎式。

・大きな建築物を作るために他国と信頼関係を結び協力してもらう時。

・社会の礎を築いた人たちのエネルギー。

🌟シンボル考察

*やり遂げる力

14度は13度で獲得した資質を、

自分の内部に浸透させていくかのような度数です。

それを確実に自分のものにするために、

ゆっくりと時間をかけて浸透させていくのです。

山羊座が13度で獲得した資質とは

「創造を生み出す情熱と意志と実行力」。

物事を創り上げるためには

それを達成させるための情熱と

どんな壁も乗り越えていく強い意志が必要です。

その強い意志をベースにして

合理的な計画を立て、

着実に前進していくことで

大きなことを成し遂げることが出来ます。

山羊座の目的は

「社会の一員として、社会に利益をもたらすこと」。

確実な目に見える成果を上げていくことを

星の言葉で山羊座と呼びます。

例えば

「社会の利益となる確実な目に見える成果」ということであれば

建築なんて判りやすいですよね。

今まで空き地だった場所に

どんどん家やビルが建設されることで

住居を必要としている人たちが住むことが出来ます。

新しく発展して人口の増えた町に

図書館や運動施設などの

公共施設を建設するのだってそう。

みんなの税金で

みんなが使えるようなものを

地域社会の利益として創り上げていく。

そうやって

町は発展し、

市や都や県、そして国が発展してきました。

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箱庭の中で

リアルに再現される「社会」で、

プレイヤーが「市長」として自分の都市をつくり、

市民の幸福と都市の発展を目指して様々な決断をしていく

「都市開発シミュレーション」の

「シムシティ」というゲームがありますが、

山羊座はまさにこのゲームのよう。

自分の考える理想的な都市のあり方や地域のあり方を反映させながら

社会を創り上げていくんです。

「国民幸福度」を上げるために

都市をデザインし、

様々な決定を下しながら、

街と生活を豊かに発展させる。

そのような行為全般が山羊座。

11度から15度の体験領域は

そんなふうに物事を創り上げていく過程が描かれています。

例えば

「街開発プロジェクト」

なるものを立ち上げることになったとして

必要な人材を集めるのが11度。

12度では

選ばれた人達が知恵を出し合って

今後の方針や目的を定め

13度で

「やり遂げてみせる!」という強い意志と情熱で

決定した目的へと邁進する。

そして14度では礎が出来上がる。

11度で始めたことが

14度において

目に見える形となるのです。

*礎

建物や橋などの柱の下に据える土台石を「礎」と呼びます。

例えば

そこら辺を歩いていると

こんな石版を見かけることがありますが、

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これは、建物の土台となる「礎石」を定めることを意味していて

昔から建築をする前には、

「安全」と「永遠堅固」を祈願する「定礎式」という儀式をしてから臨んでいたそうです。

つまりは

建築物の始まりの場所。

礎石を置いた場所を基準にして創り上げていくんです。

なので

「礎」という言葉は、

物事の基礎となる大切なものや人に対しても使用されます。

例えば

「優れた政治感覚と強いリーダーシップで

戦後の混乱期にあった日本を盛り立て、戦後日本の礎を築いた。」

とか

「〜〜氏は、現在の流行の礎を築いた一人である。」

みたいに使用される言葉ですが

山羊座14度は

この「礎」を築くエネルギー。

つまりは、

「社会の発展の土台を築く」という体験を司る度数です。

13度で

情熱的に取り組んできたことが

14度で

のちに礎となるようなものを創りあげるんです。

次の度数の15度においては

礎を土台にして

社会が発展していく様子が描かれています。

堅実に努力して築き上げてきたものが土台となり

社会貢献のための礎となるのです。

*伝統

花崗岩は

マグマがゆっくりと冷えて固まった石です。

硬度があることから、

日本では神社の鳥居や墓石、

また石作りの建築物にも使用されてきました。

暮らしに便利な石として使用されているのは今も昔も変わらないようで、

古代から

遺跡に彫られているレリーフの多くは、

花崗岩に刻まれています。

そんな

古代のレリーフは、当時の人々が仕事を成し遂げた証。

建造物の企画を出す人。

設計する人。

石を切り出す人。

重い石を運ぶ人。

掘る図案をデザインする人。

レリーフを掘る人。

全てを完成させるまでには、

多くの人々が連携して

時間をかけて

それぞれの役割を責任持ってこなしてきました。

一人では決して成し遂げることができないことを、

多くの人が協力することで完成させてきたんです。

そこには、

今も昔も変わらない

人々の社会参加の姿勢が示されています。

現代社会だって

大きな建築物を作る時には

いろんな職種の人が手を組んで

それぞれの役割をこなしていくし、

会社の中での自分の役割が

「事務」や「雑務」だとしても

それは

その会社にとって必要な役回りだから人材が投入されているのであって

会社という大きな生き物を動かすためには必要。

多くの人が

自分の役割をしっかりとこなすことで

社会という大きなウネリを動かしているのは

今も昔も変わることなく。

古代の浮き彫りが

現代の私たちに伝える時代を超えたメッセージ。

社会の中で

確実な成果をあげるには

協力関係が一番の土台になるということを、

古代のレリーフは教えてくれます。

また、

朽ち果てることなく

時間を超えて今も現存するのは、

花崗岩の硬度が固いから。

硬度が固いものを土台にすれば、

ピラミッドのように

長い時間、耐えうるような

大きな建築物を作り上げることができます。

それと同じように

私たちも

「絶対に達成するんだ!!」

「社会発展に役立つようないいものを創るんだ!!」

という固い意志を土台にすることで、

強固なものを完成させることができます。

強固なものは

ちょっとやそっとじゃ壊れることなく

代々と受け継がれていくので

歴史や伝統となるようなものを創りあげていくことができます。

山羊座を示すキーワードとして

「伝統的」「歴史」という言葉がありますが、

このように

土台がしっかりとしたものを築き上げることができるから。

また、

すぐに移り変わってしまう流行や

薄っぺらくてすぐに壊れてしまうものじゃなく、

しっかりとした「本物」の土台を求めるから。

伝統的に受け継がれてきた物は、

「強度」が固いから

壊れることなく今にも残るわけで

山羊座は

そんな強度の固いものを創りあげていくんです。

人類が継承してきた全ての伝統の中には、

多くの人の協力関係をはじめとして、

各個人の責任感、

努力や忍耐、強い思いが込められています。

今も昔も変わらない。

普遍的な思いが

古代のレリーフには込められているのです。

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