code.No23
牡羊座23度
「重く価値があるがベールに隠された荷を運ぶパステルカラーの服を着た女」
A woman in pastel colors carrying a heavy and valuable but veiled load.
たくましい生命力で軽快に生きていく・丹田の人
🌟Keyword・エネルギー
「沈思」「自信」「図太さ」「生命力」「丹田」「意志力」「軽快」「創造力」「生産性」
🌟23度 (活動宮)
*臨機応変に能力を発揮する度数(能力開花の度数)
21度の積極的に取りに行く力。
22度の受容的に引き寄せる力。
臨機応変にこの二つの力を使いなしていくのが23度。
押したり引いたり、手腕を見せていきます。
🌟ドデカテモリー
*射手座/山羊座
射手座の「柔軟性」と、山羊座の「野心」を利用して牡羊座の目的を叶えていきます。
🌟牡羊座23度の可能性のある日付け
4月12日、13日
🌟目指す方向性
・涼しい顔して図太さと活力を携帯すること。
・揺るぎない自信を持つ。自分が持っている能力を信じる。
・何事にも動じないような肝っ玉を意識すること。
・すべての「生命」に対して尊敬すること。慈しみ育てること。
・生産的に物事を生み出していくこと。
・丹田を意識して鍛えていくこと。
・生命力があるのでアクティブに行動していくこと。
🌟この度数の人の特徴
・臨機応変に身の振りを変えることができる。
・駆け引き上手。作戦を練るのがうまい。
・命の大切さを知っている人。
・楽天的で軽快な雰囲気。
・強い生命力の持ち主。バイタリティがある。丹田パワーを持っている。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・作戦を練って、押したり引いたりしながら前進しているとき。
・「私は何があっても大丈夫」という自信を持って過ごしているとき。
・生命力に溢れていて軽快なとき。
🌟シンボル考察
*丹田
難解な日本語のタイトルになっておりますが
要するに
パステルカラーのフワッとしたワンピースをを着た女性が
お腹に大事なものを隠して
軽快な足取りで歩いていく様子を描いたシンボルです。
隠して持ち歩いている大事なものは
「パステルカラーの服」というベールに包まれていて見えないのだけれども
妊婦さんのように見えるよねってことで
アメリカの占星家のルディアは
このシンボルのタイトルを
「軽快な夏服に身を包んだ妊娠女性」という言葉に置き換えています。
牡羊座21度では男性的な拳闘士。
牡羊座22度では女性的な欲望の門。
欲望の門に拳闘士の拳が突き刺さり、新しい力を身籠ったんです。
妊婦さんは身重で
自分の身体を気遣わなければならない受容的な存在でありながら
同時に
とても強い存在でもあります。
女性的な力、男性的な力、
両方使いこなしながら
お腹に宿った我が子を守っていきます。
どのサインもそうですが
23度は、21度と22度の力を両方使いこなし軽快に前進していく度数。
牡羊座の場合は
大事なものを守るために、ときにファイターのように。
ときに甘えん坊の恋人のように
臨機応変にモデルチェンジして、自分の目的を果たしていくんです。
では、そのお腹に隠している大事なものの正体は何かってことですが、
それは「強い生命力」です。
みなぎるほどの強い生命力を腹の中に抱えているんです。
ちなみに「生命力」とは
「生きるための力」とか「生命を維持していくための力」のこと。
東洋医学においては
「生命力は丹田にある」と言われていて
丹田は、活力を生み出す「気」が集まるところ。
丹田は下腹部にあるんですが
この度数の妊婦さんもお腹が大きいわけで
つまりは
丹田に気が集まっている状態とも言えるんです。
丹田が活性化されると
自律神経が整うし、ストレス耐性がアップするし
免疫力が上がるし脳が活性化されるし
しかも直感力が冴えて決断力もアップする。
次の牡羊座24度は直感力が冴え渡る度数ですからね。
23度で、
生命力の集まる丹田を活性化させることで
24度では直感力が冴えてくるんです。
*肝が据わる
また、
「腹が据わっている、肝が据わっている」とも言えます。
21度的に度胸を見せたり
22度的にこだわりを見せずに物事を受け止めたことで
肝っ玉が据わり図太くなったんです。
「肝が据わる」とは
「胆 (たん) が据わる」と同義語ですが
牡羊座は、四体液説で言えば「胆汁質」。
牡羊座にとって大事な胆汁がどっしりと安定して
落ち着きを身につけたかのような。
胆汁は肝臓で生成されますが
肝臓は体に取り込まれるあらゆるモノを分解する臓器です。
肝臓が大きければ、どんなものでも分解できるので
何事にも動じない落ち着きが身につくということで
「肝っ玉が大きい」という言葉が生まれたという説があります。
また、
それを「神経が図太くなった」という言い方もできます。
ちょっとやそっとじゃ動じない「図太さ」と「落ち着き」を身につけたんです。
私たちは
乳児の頃、ものすごい勢いで神経回路網を発達させていきますが
その神経回路が頑丈に繋がったとも言えます。
つまりは
自分の信念をしっかり持ってドンと構えているような自信を身につけたんです。
*沈黙のエネルギー
自分の欲望を満たすために、あれこれ策略しなくてもいいんです。
騒がなくてもいいんです。
沈黙を保ったまま
自分の欲望は叶えることができるんです。
なんせ
大きな肝っ玉をお腹に持っているんですから。
「どんな状況であろうと、自分の欲求を叶えていくことができる」
という妙な自信があれば
堂々と落ち着きを保ちながら過ごすことができます。
大体、肝っ玉の大きな人って
とても落ち着いている人が多いですよね。
「静かで品のいい人なのに、度胸すごい!」
みたいなギャップで驚かされたりするもんですが
本当に肝っ玉が大きい人は吠えない。騒がない。
この度数を持つ有名人として
女優の萬田久子さんがいらっしゃいますが
上品で落ち着いたイメージなのに肝が据わっている感じしますよね。
きっと大きな肝っ玉を
お腹に隠し持っているのでしょう。
牡羊座23度エネルギーはそんなイメージの「沈黙」。
ただ静かで控え目にしているんじゃない。
確かな自信があるからこそ、騒がず静かに微笑んでいられる
余裕を持った人が醸し出せる「沈黙」。
「沈黙の肝っ玉エネルギー」なのです。
*自信の芽生え
牡羊座16度から20度の体験を経て「自我」が芽生えましたが
21度から25度の体験においては「自信」が芽生えます。
牡羊座とは
生まれたばかりの乳児が
この世界に参加するための成長過程を描いた領域。
つまり
その頃に使用していた「生命力・本能の力」を使用していくことを
牡羊座と呼ぶのですが
私たちは成長してもなお、
この頃に使用していた力を使用したりします。
「危ない!」と思って咄嗟に身をかわす時、
私たちは、占星術用語で「牡羊座」と呼ばれる心身の力を使っているんです。
生まれたばかりの乳児の頃の記憶を
大人になっても覚えている人はそうそういないでしょうけども
牡羊座の領域は
私たちがどのように成長していたのか。
どのような精神を育んでいたのかを教えてくれます。
乳児の頃は、まだ「自分」という「自我」がなくて
自分は大きな丸い存在で、母親や周囲の環境と繋がっていると思っていたこと。
全てと一心同体だと思っていた乳児が
自分と周囲のものは違うんだと気づく「自我の目覚め」。
「自分」という一人の個人を自覚したことで
自分の力で欲求を叶えていく体験。
自分の力で欲求を叶えていけることで身につく自信。
牡羊座23度では、この「自信」が芽生えたんです。
自分の力は通用する。
自分の力で欲求を叶えていくことができる。
自信は、私たちに
些細なことに動揺しない落ち着きを与えてくれます。
自分の力を信じると、生命力が高まり
強い肉体や精神力を形成する土台となるんです。
なので乳児の頃には、「自信の芽生え」がとても大切。
スクスクと健康に育っていくためには
周囲のお世話+自分の力を信じることが必要なのです。
*図太く生きる
「何を言われても、何をされても私は平気。
だって図太いんだもん。
なんでも受け流す図太さ最強!」
と思えば、多少のことは右から左へ受け流せるはず。
なにを言われても「私は私」。
「私は自分の力で何でもできるんだ」って
柔らかな物腰で可憐に優雅に振る舞いながら
自分に自信を持って今日という日を過ごしていく。
爽やかな春色のパステルカラーの下に隠し持つ自分のコア。
しっかりとお腹に隠しもち
どこにでも軽やかに歩いていくのです。
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