Code.no 337 魚座7度  岩の上に横たわっている十字架


code.No 337

魚座7度  「岩の上に横たわっている十字架 」

A cross lying on rocks.


「良心」という十字架を軸として生きていく・良心の人

🌟Keyword・エネルギー

「良心」「道義心」「善悪の判断」「直感」「再生力」「共感力」「芸術」「贖罪」

🌟7度 (柔軟宮)

*現実の仕組みに目を向ける度数

7度は対極にある物事の差を知る度数。

魚座の対極にあるものとは、心と肉体です。

6度では、大いなる力(肉体)の働きが、心(精神)に忠誠を求めました。

7度では、大いなる力(肉体)と心(精神)という対極にあるものが表出し、

新しい価値観を生み出していきます。

🌟ドデカテモリー

・牡牛座

牡牛座の「肉体」を利用して魚座の「良心」を磨く。

🌟魚座7度の可能性のある日付け

2月25日、26日、27日

🌟目指す方向性

・清濁を併せ呑むような器の大きな人格を目指すこと。

・心にいつも良心を。良心を軸にしてこの世界で生きていくこと。

・良心の呵責に責められながらも「良心」という十字架を背負っていくこと。

・生まれながらにして「善い存在」だった自分を信じること。

・直感的な心の声に耳を貸すこと。

・心の中に善い声と悪い声の葛藤が生まれたら、迷わず「善い声」に従うこと。

・人類の罪を償うかのような、奉仕的に善業を行っていく贖罪意識。

・1日1膳的な気持ちで過ごしていくこと。

・一人の静かな時間を設けることで、心をクリアにし、「良心」を維持すること。

・新しい世界、新しい可能性、新境地を夢見ていく。

・人に認められないとしても、犠牲を払っても自分の信じる生き方に忠実になること。

🌟この度数の人の特徴

・とても優しく思いやり深い人。

・犠牲を払って奉仕する人。

・安全、安定志向。

・直感力豊か。芸術的感性にあふれている。

🌟この度数のエネルギーを使用しているとき

・「人類の罪を背負う」という視点で、善業に励んでいるとき。

・宗教的な奉仕活動や寄付などで善業を重ねているとき。宗教関連、宗教研究。

・「肉体を持つことで生まれる生存本能は、魂的な良心と表裏一体の関係で存在していく」なんて哲学的なことを考えているとき。

🌟シンボル考察

*良心という十字架

魚座は「水のエレメント」のサインですが

魚座の水は、まるで広大な海のよう。

どこまでも果てなく、どこまでも深く。

全貌がよく判らない「心」の海が魚座の水。

清濁を併せ呑む大海のように、

魚座も

善・悪のわけへだてをせず来るがままに受け容れる度量の広さを持っています。

相手が悪かったとしても、

多少のことには目をつむり

受け入れる優しさを持っているんです。

清濁併せ呑む人は

善も悪も、両方のことをよく知っています。

「善」のエネルギーがどんなに素晴らしいものなのか?

「悪」のエネルギーがどんなに心を傷つけるものなのか?

魚座7度は

清濁併せ呑んできた結果、

自分の中に「良心」が芽生えます。

「せめて自分は、人を傷つけないよう良心的な判断ができるようにしよう」

そのような誓いの十字架が

海から浮上してくるんです。

広大な心の大海原で

波を掻き分け浮かび上がる大きな岩。

浮かび上がってきた岩の上に

横たわった大きな十字架が一つ。

善も悪も呑み込んできた心が生み出した

良心という十字架。

魚座の鏡のサインである乙女座も

自分だけの十字架を持っているんですが

使用目的が違くて

乙女座の十字架は

この現実世界の物事をはかるための十字架。

現実世界の常識やルールという枠組みから外れないための目安として使用したり

やるべきことを完璧にこなすために綺麗な線を引くための道具として使用したりと

現実的な視野を養う目安としての十字架なのですが、

魚座の十字架は

心の世界の物事を図るための誓いの十字架。

「魚座7度の十字架」=「良心」という軸を目安に

自分の言動を柔軟に決めていく

魚座的な心の視野の基準となるものが浮かび上がってきたのです。

魚座の物事の基準となる「良心」が芽生えたのです。

*受け継いだもの

360度の丸い円は

私たちの成長段階を示しているものなのですが

次のサインの牡羊座が

この地上に赤ちゃんとして誕生する様子が描かれた領域だとすれば

魚座は

母親の子宮の中で

胎児が成長していく領域。

小さな生命の種として受胎し

子宮という神聖な宇宙の中で

肉体を成長させていく段階が描かれた領域になります。

自分が何ものかもよく判らない。

っていうか

そもそも「自分」なんて意識すらないのかもしれない。

暖かな宇宙空間のような羊水に浮かんで

自分も

自分のいる環境も

外から聞こえて来る音や

皮膚感覚として伝わってくる母親の声も

全てが一体化した宇宙のような感覚で

魂寄りの心で

物事を判断していく領域なんです。

ただ浮かんでいる胎児なわけだから

とっても受け身な存在で

いろんな外部からの刺激を敏感に感じとりながら

心の世界を漂っているわけで、

大いなる宇宙の意志のようにも思える「成長の力」に依存するしかなく

ただ身を任せ

全てを受け入れながら過ごしているんです。

たくさんの細胞が繋がりあって

肉体という「物質の塊」を形成していく中、

胎児は

「肉体を成長させる力」に意志を譲り

忠実に従っている様子が描かれていたのが魚座6度。

魚座7度は

肉体形成の過程で

「良心」が生まれた。

DNAという設計図に刻み込まれた

人間の「良心」が出現したとも言えます。

遥か昔から

厳しい自然環境の中、

大勢の人と協力することで私たちは生き残ってきました。

大勢の人と力を合わせて

豊かな生活を築いていく「社会」においては

「一人がみんなのために、みんなが一人のために」という

利他的な思いやりが必要で

「良心」というものを軸にして調和を保ってきたはずです。

そんな、

社会を形成する人間に必要な「良心」が

遺伝子情報に組み込まれ

受け継がれてきたとしたら。

生まれた時から

人は「善の存在」とする性善説という考え方がありますが

この度数は

「性善説はあるよ。実のところ。」ってことを

教えてくれているようにも思えます。

私たちは

「善の存在」として生まれてくるのです。

*性善説

人は生まれつき、道徳的な軸を持っていて

「善の存在」として生まれてくるという性善説に対して

人は生まれつき

残酷で利己的な「悪の存在」として生まれてきて

善を学んでいくという

性悪説なるものもあります。

つまりは人は

利他的な思いやり深い面と

自分の利益や安全を優先する利己的な面があって

どちらを有して生まれてきたのか?

という考え方なわけですが

きっとそれはどちらも有して生まれてきて

「性悪説」の本質は

人間の動物的な生存本能的な面を指しているのだと思います。

自分の身を守り生き残るためには

自分のことを優先して利他的に行動するのも必要ですからね。

このような本能的な面が

勢いよく目覚めるのは

サビアンシンボルにおいては次のサインの牡羊座の領域。

生まれたばかりの赤ちゃんの様子が描かれている牡羊座では

生きていくための力を絞り出すために

生存本能が優勢になります。

子宮の中でプカプカ浮いている胎児は

受け身な存在で

自分でどうのこうのする術を持たない

フワフワ心の世界を漂っている状態ですから

生存本能よりも

居心地の良い「善」というものが先に形成されるのかもしれません。

善と悪は

コインの裏表のようなもので

表裏一体のもの。

子宮の中にいた時

善が形成され

子宮の外に生まれた時

善の面が勢いよくひっくり返って

いわゆる悪と呼ばれる「生存本能」が優勢になる。

そんなイメージでしょうか。

つまりは

魚座の段階においては

「良心」や「道義心」というものが心に刻み込まれます。

それは

私たちに居心地の良さや誇りや自信をもたらしてくれると同時に

苦しみや悲しみをもたらす基準でもあります。

良心に沿った事が出来なかった場合、

良心の声を無視して行動してしまった場合、

私たちは「良心の呵責」という

苦い感情に責められたりして

葛藤したり、後悔したりを繰り返し

人生という道を進んでいくものです。

魚座を示すキーワードとして

「罪の意識が強い」「贖罪」なんて言葉がありますけど

それは、

魚座に「良心」が芽生えたから。

良心は

優しい思いやり深い心を育むと同時に

「呵責」という罪の意識をも生み出します。

良心と本能のコインが

裏に表にひっくり返るみたいに

本能的な側面で行動してしまっては

良心が罪の意識を感じたり

利己的な考え方をしている自分に気づき

慌てて利他的な思いやりを思い出す。

「あー人間って、罪深い。」

そんなことを思えるのは

良心というものが軸にある証拠。

魚座7度は

本能や人間らしい残酷さと対面しながらも

良心や道義心を軸にして生きていく。

胎児の時に宿った

小さな「良心」という心の十字架を背負って

思いやりに溢れた優しい世界を目指していくのです。

*共感力

「岩」は物質で作られている現実世界の象徴です。

そのような

物質の土台となる岩の上に

十字架が横たわっているということは、

物質的な物の見方をせずに

心で判断していくということを示しています。

物質の色や形や美しさや醜さではなく

その物質を見た自分がどう思うのか?

という心の動きで

その物事を判断するんです。

つまりはとても主観的な視野になるわけですが

魚座は

心の世界に漂っているので

心で判断するしかないんです。

胎児は、成長途上で

まずは皮膚感覚が目覚め

羊水を波動として伝わってくる母親の声を

皮膚で感じ受け取ると言います。

優しい声なら暖かさを感じ

楽しそうな笑い声には

リラックスした波動が伝わってくるのかもしれません。

また、母親が

楽しそうな声を発しながらも

心の中に悲しみを抑えている状態だとしたら

無理をしている複雑な波動が伝わってくるかもしれないし

お腹の中にいる胎児に

その感情はだだ漏れで誤魔化しようがないんです。

子宮の中にいる胎児には

母親の姿は見えませんが、

その姿を見ずとも

伝わってくる波動で、

母親の心が手に取るように判る術を持っているんです。

魚座とは、

その胎児の頃に使用していたエネルギーを

現実の世界で使用していくということ。

なので、

人の気持ちが手に取るように判る共感力が高い人が多くなるわけですが

その共感力は、

精妙なエネルギーとして伝わってくる

微細な感情の波動を受け取ることで発揮されます。

人の笑顔の下にある

悲しみや苦しみを敏感に感じ取り、

積極的に励ましたりするのではなく

そっと優しく寄り添っていく。

そんな魚座の優しさが染み渡る度数なのです。