Code.no 345 魚座15度  部下の訓練を準備している将校

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code.No 345

魚座15度  「部下の訓練を準備している将校 」

An officer preparing to drill his men.


精神的で抽象的な事柄を丁寧に指導していく・きめ細やかな心の人

🌟Keyword・エネルギー

「細部に至るまで」「几帳面」「細かいとこまで配慮」「規則」「指導者」「創造」

🌟15度 (柔軟宮)

*魚座の力が満ちる度数

十五夜の夜は、ぽっかりと丸い満月が空に浮かびます。

その姿は私たちの目を奪い、また、暗い夜を明るく照らしてくれます。

15度は、そんな感じで、各サインの力が満ちる度数。

魚座の資質を獲得するという目標が叶う度数。

1度で思い描いていた目標が15度で完成するのです。

🌟ドデカテモリー

・獅子座

獅子座の「創造力」を使用して魚座に「指導性」をもたらす

🌟魚座15度の可能性のある日付け

3月4日、5日、6日

🌟目指す方向性

・小さなことにまで気を使い几帳面に、隅々まで行き届いた心配りをすること。

・きめの細やかな心を作っていくこと。

・きめ細やかな心が土台となれば、物事を豊かに創造していくことができる。

・相手に伝わるように、適切な言葉や態度をよく選んでいくこと。

・人のためになることは、自分の喜びとなる。

・伝えるのが難しい事柄であっても、工夫して伝えたり継承していく努力をすること。

・良心を優先し思いやりを発揮し細やかにサポートしていくこと。

・実際の状況に近い実践的なことを通して教えること。

・物事をシミュレーションしたりリハーサルしたりして準備に重きをおくこと。

・適切に状況に対処するために準備を整えていくこと。

・真意と伝えるための工夫をすること。

・光輝くピュアな心寄りで生きていくこと。

🌟この度数の人の特徴

・思いやりがあり人のために行動できる人。

・優柔不断的。

・防衛心が強く安全志向。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・難しい内容の教義を、万人に伝わるようにと工夫を凝らし判りやすい資料を作ってる時。

・国家や地域に見合う道徳心を身につけてそれを軸にして忠実に行動している時。

🌟シンボル考察

*きめ細かさ

15度は30度のちょうど真ん中。

1度から緩やかにエネルギーが盛り

15度でピークを迎え、

30度に向かってエネルギーが鎮まっていく。

ちょうど山形をしたエネルギーの頂点となるのが15度です。

そのため

サインの力を最も強く外に押し出して

周囲を巻き込んでいく度数になります。

そんな魚座の盛りの力とは

「細やかな配慮」。

几帳面なくらいにチェックして

細部にまで配慮が行き届くように。

そんな

きめ細かい心遣いが

大いに発揮されるようになります。

将校にもいろんなタイプの人がいることでしょうが

魚座15度の将校は

几帳面に抜かりなく

部下の訓練の準備をするタイプの人。

部下全員が、きちんとした訓練を受けれるように

自分で考え

自分で用意し場を整えていくように

魚座15度も

心配りを発揮して

自分で考え自分で用意し場を整えていくことが出来ます。

魚座は「水」のエレメントで

「水」は私たちの「心」を示したものです。

つまりは

「心」を軸にして物事を判断していくサインなのですが

15度までの体験において

魚座の心が、細やかになったんです。

「きめの細かい」の語源は

肌理(きめ)や木目(きめ)からきていて

「肌理の細かい肌ね」とか

「木目の細かい家具だね」とかって

表面が滑らかで美しい様を言い表す言葉ですが

魚座15度では

「きめの細かい心」になった。

「良心」や「良識」という

利他的な思いやりの心を育ててきた魚座の心が

滑らかで美しい心になったんです。

利他的に他の物事を思いやれる優しさが

きめ細やかなサービス精神となり、

それを堂々と臆することなく表現していく。

みんなにとって良いことをしているわけですからね。

自信を持って

きめ細やかさを発揮していくんです。

ドデカテモリーで言えば

「創造力や表現力、自信」を司る獅子座が混ざりますからね。

優しい心遣いで

場をクリエイティブに創造していくのです。

*肉体形成

360度のホロスコープの円は

生まれてから死んで

また生まれるという自然の螺旋サイクルを描いているのですが、

春分の日の「牡羊座1度」は

この地上に芽吹く、スタートの時。

つまり人間で言えば

赤ちゃんとして生まれる人生のスタートが牡羊座の領域なのですが、

魚座はその前。

母親の胎内で

胎芽として命を宿し

胎児になって肉体を成長させていく段階を示しています。

魚座1度で胎芽となり

魚座3度で胎児になり

宇宙のような子宮の中で

肉体を成長させながら

母親の感情で起こる羊水の波や

周囲の微細な振動を感じ

心で反応するのが魚座の領域。

魚座15度は

心で世界を感じながら

肉体がある程度形成された時期と言えます。

妊娠5ヶ月目〜7ヶ月目の安定期に入ると

感覚機能も形成されて

随分と肉体が完成してきます。

魚座は

「個別のものを繋ぎ合わせて全体にする」性質を持つのですが

それは、

個別の小さな細胞が繋がって肉体という大きな物質を作り上げるということからきています。

このイラストは

肌細胞のイラストですが

私たちの肉体は、こんな風に細胞が積み重なって出来ています。

魚座15度は

「きめ細かい」。

つまりは

きめ細かく細胞が積み重なった様子を示しているとも言えます。

細部に渡って抜かりなく。

個別のものを全体の一部にするために積み重ねる。

肉体が形成されれば

徐々に感覚機能が働くようになります。

それまでの魚座は

周囲のエネルギーの振動を

心で感じて判断するしかなかったけども

感覚機能が完成するにつれて

外部の様子をうっすらと五感で捉えることが出来るようになります。

魚座16度になると

鏡のサインである乙女座の資質が流入しますからね。

乙女座は「五感」を司る「土のサイン」。

16度からの魚座は

感覚機能を取り入れるようになるのですが

その前の15度では

それが機能するレベルまでに肉体が成長したんです。

きめ細やかな肌や肉が出来上がり

宿った魂の乗り物が

小さな細胞から、

小さな細胞が積み重なって出来上がった大きな乗り物へと変化したのです。

*指導

「神」とも呼べるような

大いなる創造の力で肉体形成をしている間、

心の塊として過ごしている魚座は

心のキメを細やかに美しく。

ツルツルで光り輝く心に仕上げるために

「良心」や「良識」というものを学び

心に刻みつける作業を行ってました。

心が肉体に囚われの身となって

生まれ落ちてしまうと

心の声は意識の奥底の方へと押しやられてしまいます。

人間という肉体を持つと

生き残るための機能である本能的な闘争心や防御心、

欲望や欲求などで道を踏み外したりすることもありますが

そんな時

「そんなことしちゃダメだよ」って

良心の声として聞こえてくるのが

魚座時代に磨き上げたピュアな心。

肉体に囚われる前に、

新しく生まれ変わる場所に適した良識や良心を身につける。

良心という心の声は

生まれる前に神様から頂いた

「地球の旅のお守り」。

人は生まれながらにして「善」の存在という

「性善説」というのがありますが、

道を踏み外しそうになった時、

人として正しい行為を選択できるように

善の心を持って生まれきた。

魚座の領域において

良心というものを心に刻みつけ

心をピカピカに磨く。

そのために

11度からの魚座は

良心や良識を身につけるための作業を行ってきました。

それは例えば、

仏門に入る経緯と似ていて

仏教の道に進むために出家してお坊さんになり、

通常の物質世界、現代社会のルールとは違う

精神性重視の世界に向かう。

11度で自分の理想とする生き方を教えてくれる場所を探し、

12度でそれを見つけ

13度で、物質世界から抜け出し修行の生活に入る。

通常の物質世界、現代社会のルールとは違う

精神性重視の世界に向かう。

僧侶の世界では

修行した年数によって位が上がっていくといいます。

14度では僧階が上がり、

静謐で品のあるオーラを醸し出す人になったのですが

15度では指導する立場となったのです。

15度のシンボルに出てくるのは軍隊の将校ですが

軍隊も宗教的団体も

その元を作るエネルギーは似ています。

忠誠心と尊い使命。

何度も何度も同じ教訓を刷り込んで

洗脳的に集団を一つの方向に向かわせる。

統一された目的と価値観を

ピラミッド型の階層を持つヒエラルキー構造で統率するという点で

軍隊も宗教組織も同じです。

一つの目的に向かうための構造として

ピラミッド型の指導体系でまとめていくのです。

この度数ではそのピラミッド型の上位にある人が

下部にある人々に指導しています。

上部にいる人は

指導するために細かく配慮をして準備をします。

なぜなら、伝えることが難しい事柄を教えるから。

仏教で例えるのであれば

その教えや知識を伝えることはできるけども

真の意味を教えることはとても難しいはずです。

「諸法無我」に「涅槃寂静」。

説明をされたとしても

判ったような判らないような

曖昧な理解にしかならないような事柄です。

さらに「悟り」を説明するとして

指導する側も「悟った」状態を体験したことがあるのかどうか。

体験したことがない人が指導する場合

それはやはり本で読んだり学んだ知識で、

悟りを得る方法を教えるだけであって

自分が体験したことのないことを教えるには限界があると感じるかもしれません。

精神的で抽象的な事柄を訓練するために指導するのは難しいのです。

なので、この度数は、念入りに準備をします。

判りやすく丁寧に細かいところにも手が届くような配慮をして

人を育てていくのです。

魚座が求める精神的な価値観は

捉えどころがなく

また目に見えるものではないから

言葉にして伝えていくのが難しい。

難しいからこそ

時間をかけて準備をして

しっかり伝えようとチャレンジしていくのです。