code.No 306
水瓶座6度 「ミステリー劇の演技者 」
A performer of a mystery play.
主観的な視野(感情)を排除していく・演じる人
🌟Keyword・エネルギー
「巧妙さ」「鋭敏さ」「上手」「鋭い感受性」「名アクター」「適応」「自由な心」
🌟6度 (固定宮)
*現実世界と向き合う6度
1度から5度の体験領域の目的は
自分を動かすバッテリーに「風のエネルギー」を充電することでした。
充電池が満タンになった、6度から10度の体験領域の目的は
その「風のエネルギー」を使用して水瓶座の下地となるメンタルを形成する領域。
「俯瞰的な思考」という「風」の力で
この世界を認知していくための水瓶座的視野を磨くのです。
その手始めの6度では、自分を取り巻く環境と関わっていくことから始まります。
「名女優」となり、素顔を隠し
いろんな自分を演じ分けていくのです。
🌟ドデカテモリー
・牡羊座
牡羊座の「本能的側面」を使用して、水瓶座の価値観を形成していく。
🌟水瓶座6度の可能性のある日付け
1月25日、26日、27日
🌟目指す方向性
・感情的にならないで、冷静さを保つこと。
・合理的、論理的に物事を捉えていくことで自分に必要な役割を見抜いていく。
・いくつものペルソナを意識して付け替えていくこと。必要とされるキャラを演じること。
・巧妙に人格を演じることで純粋な自分を守る。
・人生を一つの舞台と捉える。名俳優の生き方。
・役割を演じることで周囲に適応する方法を身につける。
・周囲の空気を反射的に捉え、必要な人物を演じる機敏さを身につけること。
・プライドやこだわりを捨て、相手に合わせたキャラで過ごすこと。
・主観的な視野を排除して、俯瞰的な視野(演じている自分を見下ろすような視野)で全体を見渡すこと。
🌟この度数の人の特徴
・恥ずかしがり屋さん。
・いろんな側面を持ってる人。
・感情的じゃないスマートな人。
・なんでもこなせる有能な人。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・優しい母親役。気の利く良妻役。仕事のできる有能なキャリアウーマン役に彼が理想とする可愛い彼女役。1日の中で、いろんな役割りを演じてる自分すごいって思ってるとき。
・ゲーム内のアバターで、他のゲーム内の人と交流しているとき。
🌟シンボル考察
*人間くさいもの
6度は自分を取り巻く環境と結ばれる度数。
ここで世界としっかり結びつくことで
水瓶座的な感受性を磨いていくことになります。
つまりは
水瓶座の視野となる内面の資質を磨き上げていくのです。
そのために
水瓶座は
今いる自分の環境と関わって
自分の内面を育てていくことになります。
素顔の上に、仮面をかぶって
自分を取り巻く環境と関わるんです。
水瓶座は
「思考」でこの世界を観ていく風のサインです。
なので
感情などの人間くさいものをなるべく表に出さない傾向があります。
感情に支配されると
思考の働きが曇ってしまいますよね。
感情的になってしまうと
感情が原動力になってしまうので
正しい判断が出来なくなってしまいます。
水瓶座は
その広い視野で物事の全体像を捉え
話の落ちどころまで一瞬に見抜き
そこに至るまでの道筋を論理的に導いて話し合いすることで
正しい意見、正しい答えを見出すサインなのですが
感情というものは厄介で
頭に血がのぼって
視野が狭くなるから
思考の働きが鈍ってしまいます。
また、感情的な状態になった人と話をするのも
水瓶座は苦手で
論理的に話をどんどん進めれば解決する話も
なかなか進まず辟易とすることも。
よって
「私の気持ちなんて判らないんでしょ!」
なんて詰められて、
「人間、面倒くさいわー」なんて思いをするなんてことも。
「気持ちや感情を抜きにすれば話は早いのに」って
合理的な水瓶座は思うのです。
水瓶座は風のサインですからね。
合理的にスピーディーに物事を進めていきたいんですよ。
なので、
水瓶座6度は
自分の人間くささを仮面の下に隠すことにします。
そんな水瓶座も
もちろんただの人間ですから
人間くさい面をたくさん持ってるんですが
それを悟られまいと
感情や心や泥臭さなんかを隠すために
その場その場にあったお面を被って
役を演じていくという方法をとることにするのです。
水瓶座はよく
「クールだ」とか
「ロボットみたい」とか言われますが
人間くさい面をこうやって隠すから。
知性の脳を最大限に活用することにした水瓶座は
邪魔になる感情を
仮面の下に隠し
ポーカーフェイスで決めていくのです。
*ペルソナ
いろんな用語として使用される「ペルソナ」という言葉は
ラテン語で
「役者の被る仮面」という意味があるそうです。
古典劇で役者が被った仮面をそう呼び
のちに心理学者のユングは
自己の外的側面、
つまりは、外的な人格をペルソナと呼びました。
私たちは日頃から
地位や役割、場面に合わせて態度や行動を変えていくもので、
つまり、その場に必要な「役割を演じている」アクターなんです。
誰もが
ペルソナを被って
いろんな人格を使い分けていくものですが、
それが下手な人もいるし
頑固一徹で、「俺はいつだってこうだ!」って
役割を変えない人もいます。
そんな中、
水瓶座6度は完璧に演じていくことが出来ます。
どんな役も見事にこなすカメレオン俳優みたいに
巧妙に自分を変えていくことが出来るんです。
彼好みの女性を演じることも出来るし
有能で聞き分けのいい部下の役割もバッチリ。
なぜなら、
表面的な人格にこだわりを持ってないからです。
表面的な人格にこだわりを持っていると
私たちはそれを守ろうとするようになります。
何か攻撃されたと感じたら、
本能的な防御反応が働いて、
感情が動いて反射的に
すぐにムキになったり反撃したりしがちになるわけですが
そもそも
自分の表の人格にこだわりを持っていなければ
守ることもないので
ムキにならずに済みます。
水瓶座6度の目的は
「感情や人間くささに支配されることなく冷静さを保つこと」。
頭をいつも冷やしておくことで
俯瞰的な視野で全体を見渡し、論理的に考える自分を維持することが
目的なんです。
なので
多くの人が自分のペルソナにこだわりを持って
少量の仮面でやり過ごしているところ、
水瓶座は
たくさんの仮面を使い分け
「壊れたら、また作ればいいや」って
どんどん使いこなしていくんです。
だから、
人からの感情的な攻撃や
自分の感情が揺れ動くことがあっても大丈夫。
暑い面の皮で
感情や人間くささが表に出ないように守っていくのです。
小鳥は
体調が悪くても、それを表面に出してしまうと
敵に狙われやすくなるから、
本能的に元気なふりをするそうですが
それと同じように
水瓶座も
悲しくても怒ってても
辛くても楽しくっても感情を隠すところがあります。
意志や思考で生きていくサインなので
感情的なものを
本能的に隠す傾向があるんです。
水瓶座は感情表現を得意としないけど、
それは
心の動揺や、感情を隠すから。
それは、
「今」じゃなく「未来」を見据える視野を持つからです。
「今」起こっている自分の内面の動揺に焦点を当てるのではなく
「未来」に焦点を当てることで
懸命な判断力を手に入れるのです。
*自分の価値観を守る
インターネットは、
世界中を網羅するネット回線で、
自分の部屋にいたとしても、世界中の情報と繋がることができます。
「今ここ」にいるけれども、
自分が見ているネットの情報は、
時空間を超えた情報。
アメリカのサイトに繋がることも出来るし、
ツイッターやフェイスブックを利用すれば
世界中の様子を一瞬で知ることができます。
水瓶座の「風」はまさに、
地球上を覆うインターネット網を行き交う情報のようなもの。
水瓶座の脳は
まるでインターネット回線のようなもので
ネットワークを駆使して
広範囲から正しい答えを導くようにできているんです。
ネットのSNSやゲームにおいては
ネット上での自分である「ハンドルネーム」をつけたり、
自分を示すイラストの「アバター」を作ったりします。
「アバター」はネット世界の自分の顔。
本当の自分の姿を見せずに
アバターの仮面を被り
人と繋がっていくSNSやネットゲームなんて
まさにこの度数的。
例えば
オンラインの「モンスターハンター」だったとしたら
自分好みのアバターを作り
その姿でゲームの世界に参加します。
リアルな世界では知らない人と知り合ってパーティを組み
モンスターを退治しに行くのですが
モンスター、大きくて強いですからね。
何度も何度もやられるんですよ。
でも
ゲームの世界では
体力はすぐに回復するし
傷は治るし生き返ることも出来ます。
壊れてもやり直しがきくんです。
チャットなどで他のプレイヤーと話ながら進めていくことができるけど
アバターと、文字入力という情報しかないので
相手の本心や感情というものは
判りにくい世界になってます。
人って
どんなに隠してるつもりでも
仕草や表情、声色や、その場の雰囲気で
相手の感情がなんとなく判るじゃないですか。
でも、アバターの世界だと
それがあまりよく判りません。
仕草や表情って言ったってゲームのキャラの顔だし
声音なんて文字入力じゃ判るわけもないし
基本は
相手の素性がよくわからない世界になってます。
水瓶座6度は
自分の素性を隠し
自分のアバターで社会と接していくんです。
本来の自分、素の自分で接するのではなく、
相手や環境に合わせて自分を変えて接することで、
本来のピュアな自分の価値観を守っているのです。
水瓶座の価値観は、
一般的な社会からしたら異端で
マイノリティなものなので、
その価値観に沿った行動をしてしまうと
社会から反発を食らいます。
なので環境と関わる時、
あえてそれを仮面の下に隠して守る。
意見を合わせて同化して、
多数派の集団の価値観に染まるのではなく、
仕事だからという感覚で演じて合わせる。
相手やその場の要求に合わせた役割を見事演じきることで、
自分の純粋性を守っていくのです。
また、
鋭い感受性でその場の空気を読み、
必要な人物像を演じることで自分に利益をもたらすこともできます。
俳優のように
人に夢と楽しさを供給し、
また、
本来の自分を守ることができるこの方法は、
合理的に物事を運ぶのが好きな水瓶座にとっては
社会と接する時に必要なスキルなのです。
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