Code no.37 牡牛座7度 サマリアの女

「すたくろ」オンラインショップ
上画像をクリックでyoutubeに飛びます

code.No37

牡牛座7度  「サマリアの女」

The woman of Samaria.


人との違いに目を向ける。素直に受け入れる・目覚めの人

🌟Keyword・エネルギー

「他者との違いを受け入れる」「真の目覚め」「見分ける能力」「心を開く」

🌟7度 (固定宮)

*現実の仕組みに目を向ける度数

7度は対極にある物事の差を知る度数。

6度では、自分を取り巻く環境に橋を架けました。

外の世界を知る事で、

7度では、自分の現実を理解するのです。

🌟ドデカテモリー

・蟹座

蟹座の「同調作用」を利用して牡牛座の価値観を形成していく。

🌟牡牛座7度の可能性のある日付け

4月26日、27日、28日

🌟目指す方向性

・心を開いて素直な自分で人と接すること。

・センスの合わない人、気の合わない人に積極的に話しかけてみる事で新しい気づきが。

・人と自分の違いに目を向けてみること。

・人との違いを受け入れる。人との違いを受け入れる事で新しい可能性が広がる。

・サマリヤの女のストーリーから自分なりのメッセージを受け取ってみること。

・他民族や異文化のものを受け入れてみる。(インテリアとか知識とか知恵とか食べ物とか)

・喰わず嫌いにならずに、とりあえずは受け入れること。

・自分のことを掘り下げて、自分のことを知ること。

・自分に自信を持って堂々と過ごすこと。

・人を知り、自分を知ること。

🌟この度数の人の特徴

・差別することなく誰とでも付き合える人。

・繊細で優しい人。

・とても純粋な心の持ち主。

・許容範囲が広い。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・外人さんに話しかけられて、しどろもどろしている時。

・人間は基本的にみんな似ているけど違うということを理解した時。

・苦手な上司に、元気よく自分から挨拶できた時。

🌟シンボル考察

*サマリアの女

聖書を嗜んでいる方なら

「サマリアの女」というタイトルは知ってらっしゃるかもしれませんね。

ヨハネ4章に出てくる有名なお話です。

サマリア人の女とユダヤ人のイエスが出会い

サマリアの女がキリスト教に改宗するというストーリーです。

ユダヤ人はサマリア人を「罪人」として差別していたので

ユダヤ人のイエスが

サマリヤの女に話しかけることは

驚くべきことでした。

サマリア人の居住区である土地を訪れたイエスは

「ヤコブの井戸」に座り

水を汲みにやってきたサマリヤの女に

「水を飲ませてください」と話しかけたんです。

つまり

イエスは差別することなく

敵対する民族に対して愛を持って接した。

そうすることで

相手の心も柔らぎ

イエスを信じるようになったといいます。

牡牛座6度においては

自分以外の他の人に橋を架けました。

橋を架けてみたら

自分との違いに気がついたんです。

サマリア人とユダヤ人に差があるように

自分と他の人にも差があることに気がついたんです。

ハイスペックな人に橋を架けてしまった場合は

自分とその人を比べて愕然とするかもしれません。

「あの人は美しくスタイルも良く社交的で金持ちで。。。」

自分とは

全く違う輝かしい道を歩いている人に嫉妬すら覚えるかもしれません。

人間は生まれた時から不公平なもので

容姿も家庭環境も自分ではどうすることも出来ないものです。

人と比べる事によって、現実の自分の姿を知る事になります。

しかし

そんな絶望的な違いを埋める方法が

このシンボルの意味する「サマリアの女」。

そんな時は

「全てを丸ごと受け入れてしまおう」

という教えがここに描かれています。

自分とは違う人生を歩む人であっても嫉妬するのではなく

憎たらしいと思うのではなく、素直に受け入れる事。

そういう違いを受け入れるのはなかなか難しい事かもしれませんが

それができた時

覚醒したかのような新しい視野が手に入るのです。

*目覚め

イエスから話しかけられたことで

長い間、妨げられてきたサマリア人の女は

「普遍的な愛」というものを知る。

新しい視野が目覚めたんです。

迫害された民族の血を引くサマリア人の女からしてみれば

イエスは生まれた時から恵まれたユダヤ人ってことでハイスペックなわけで

同じ人間なのに

生まれが違うだけで

全てが違ってくるという事実を恨んでいたかもしれません。

しかしその事実を受け入れ、

相手のことを判ろうと理解に徹することで、救済されたんです。

人との違いに愕然とするのではなく、

それを受け入れることで自分がどのような人間か見えてきます。

あの人はこうだけど、自分はこうだ。

このような新しい視野がもたらされることで

自分に足りないものを自分の努力で補っていくことができるようになるんです。

*違いを受け入れる事

cat-and-dog-775116_960_720

世界を見渡してみれば

違う種類の動物同士が仲良く暮らしているってこと

あるんですね。

ユーチューブなどで見かけるそういう類の動画は

なんともほっこりした気分になれるものです。

犬と猫はわりと多いけど

猫とインコを見た時はハラハラしました。

物言わぬ動物なので

どう思っているのか判りませんが

みんな仲良く暮らしている様子を見るのはいいものです。

人間界を見渡してみれば

相変わらず宗教や思想での仲違いが多いもので。

お互いの違いを受け入れて

理解しあうことが出来たなら

争いも少なくなるのかもしれませんが

イエスはそういうことを「サマリアの女」という話を通じて

私たちに伝えたかったのかもしれません。

牡牛座は五感を発達させる幼児の頃の成長段階を示していますが

五感が発達して

外部の情報が何たるかを認知出来るようになってくると

必然と自分と誰かを比べてしまうことになります。

私の髪はくせっ毛だけど

あの子の髪はサラサラしてる。

こんなことが理解出来るようになってくるんです。

「自分もあんなサラサラヘアーが良かったのに!」と

妬むこともできるし

妬みから相手を嫌ったりもする。

いつも可愛い服を着ている子に対して

「あの子の家は金持ちだからだ。なんて不公平なの」と

自分の生まれつきの環境を嘆くこともできる。

でも

牡牛座7度は

妬みや嫉妬、嘆きという反応を選びません。

素直にその状況を受け入れて

自分に足りないものを補おうと努力していくんです。

違いを受け入れることで

理想とするものに近づくことができることを知っているのです。

*心を開く

差別する事なく

接してきたイエスに

サマリアの女は心を開きます。

オープンマイマインドですね。

牡牛座6度においては

人との距離を測りながら

慎重にコミュニケーションを図っていたんですが、

牡牛座7度においては

心を開いて人と接する。

6度では、自分と違う資質を持つ人たちを観察するかのように

相手に近づいていたのですが

7度では、

違う資質を持つ人たちに対して心を開くんです。

6度の「山」に橋が架かって相手に繋がるんです。

そうすると、

自分と相手の違いの中から

ハッとするようなものが見つかるはずです。

「センスが合わないなー」とか

「なんとなく苦手だなー」なんて思っている人とも

心を開いて積極的に接してみれば

「案外、良い人だった」

なんて体験をした事があるかと思いますが

遠目から見ているのではなく、

自分から相手に話しかける事で

そのあとの展開も違ってきたりするものです。

キリストが異教徒のサマリアの女に話しかけたように

自分も「タイプが違うなー」て思っている人たちに話しかけて

打ち解けることで

自分が持っていない

相手の良さに気づく事ができます。

牡牛座は、

自分が持っていないものを、

「ならば手にしてみせましょう!」とばかりに

努力して獲得していくサインです。

なので、自分が持っていないものに気づくためにも

人と接していく事が重要になってきます。

また

自分と他の人の差を

妬むのではなく心から感心してみる。

ポッチャリな自分とモデルのようにスレンダーな知り合いを比較して

嘆くのではなく

「私もああなりたい」という方向で捉えてみる。

人との違いで判るのは自分のこと。

自分に足りないものを知り、

「それが欲しい!」って

目覚めるのがこの度数のエネルギーなのです。

*DNAの違い

民族が違うということは

受け継いだ血が違うということ。

私達だったら「日本人」で

日本人特有の「平たい顔族」の外見が出来上がるわけですが

「西洋人」だったら

また、全く違う容姿に出来上がります。

髪の色も、肌の色も、目の色も。

同じ人間としての機能を持っているのに

受け継いだDNAのプログラムによってだいぶ、違ってきますよね。

もし、白人という存在を知らない昔の日本人が

白人に出会ったら。

「髪が金色に輝いている!神が現れたー。」とか

「鼻が大きくって顔が赤い!天狗さまだー。」とかって

腰を抜かしそうですが、

一通り驚いた後、恐る恐る近づいて

慎重に時間をかけてコミュニケーションを図っていけば

自分と同じ人間だってことが判るはず。

他民族と打ち解けることで

自分達の村にはなかった

異文化の所有物や知恵や知識がもたらされることにもなります。

勇気を持って

心を開いて

自分と異なるものを受け入れることで

豊かさを引き寄せることができるのです。

ロゴ