code.No 184
天秤座4度 「キャンプファイヤーを囲むグループ」
A group around a campfire.
類は友を呼ぶ法則・フレンドリーな人
🌟Keyword・エネルギー
「気立ての良さ」「感じの良さ」「優しい」「フレンドリー」「火力を調整する」
🌟4度 (活動宮)
*行動原理を安定させる度数
天秤座は「知性の風」を吹かせて、この世界に参入していく風のサイン。
自分を動かすバッテリー(充電池)なるものがあるとして
そこに風のエネルギーを満タンにさせて動いていくのですが
天秤座のスタートである1度では
「風のエネルギー」を一気に噴出させ、バッテリーを満タンにしました。
2度においては、満タンになったエネルギーを定着させるかのように
さらなる「風のエネルギー」を注ぎ込み、
3度においては、フルになったエネルギーを使用して行動を開始しました。
4度では、「風のエネルギー」という燃料で動く「行動力」を安定させ、
自分の中に定着させて浸透させます。
🌟ドデカテモリー
・蠍座
蠍座の「変容する力」を使用して、天秤座の意識を変えていく。
🌟天秤座4度の可能性のある日付け
9月26日、27日、28日
🌟目指す方向性
・類は友を呼ぶ法則を使用していくこと。
・心をオープンにしておくことで必要な仲間や情報が集まってくる。
・縁を大切にすること。
・仲間との交流においてコミュニケーション能力を磨いていくこと。
・グループ内のパワーバランスに気を配り、バランスをとっていくこと。
・グループが放つエネルギーの調整をすること。
🌟この度数の人の特徴
・気立てが良くフレンドリーで親しみやすい人。
・受容範囲が広い。調和的。
・気配りのできる人。
・自分の意見よりも場の空気を大事にしがち。
🌟この度数のエネルギーを使用している時
・やりたいことを公言して仲間を集めているとき。
・グループ内の調和第一に考えて調整しているとき。
・仲間と協力してキャンプしているとき。
🌟シンボル考察
*類は友を呼ぶ
天秤座1度〜3度の体験は
「社会のために貢献する自分」という「大人の自我」の目覚めです。
両親や仲間、学校や地域社会などに守られながら、
個人としての成長を終えた後は、
自立した個人として社会に恩返しをしていくことになります。
それは例えば
将来に希望を持った新入社員が
「社会人として社会に貢献できるような大人になります」と、宣言するような体験。
4度は、
そこで目覚めた新しい視野を、
しっかりと自分の中に馴染ませるかのように定着させていきます。
その方法とは、理想の炎を燃やすこと。
新しく目覚めた大人の自我で、
これから、おこなっていきたい理想とする社会的貢献の理想像。
「地域住民の人が安心して暮らせる町作りをしたい」
「伝統的な産業を絶やさないように継いでいきたい」
「みんな笑顔になるような美味しい料理を作りたい」
働くとは、本来、このような感じで社会に貢献したり、誰かの役に立つということ。
社会に出たばかりの頃は、
私達もそのような希望を持っていたことでしょうが、
繰り返しの日々の中、いつの間にかそれを忘れて、
お金のためにと惰性で働くということに陥りがちです。
また、生活のための仕事と割り切って働いていたとしても、
他にやりたい夢を失い自己実現のための炎を絶やしてしまうことも多々あります。
この度数は、まだ社会に対して理想に燃えている時。
将来の夢を純粋に追いかけている時。
素直に表現すると
それは理想の炎となり
その炎を察した人たちがワラワラと集まってくるというんです。
明かりに虫が吸い寄せられるように、
自分にとって居心地の良さそうな、
バイブレーションが似ているような、
なんだか懐かしい感じがするような、
そんな炎を察して集まってくるのです。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、
それは、気の合うものや似通った者同士は自然に寄り集まって仲間を作るという意味。
自分の理想が燃え出すと、
共通の目的を持つ類友が集まってくるんです。
*人との交流を学ぶ
天秤座は相手が何を考えているのかを素早く察し、
場の空気を平和的に保ちたいという欲求があります。
また、
そのためにコミュニケーション能力を磨いて
リレーションシップを図っていくという目的もあります。
成熟していくうちにつれて、
天秤座はその能力を開花していくわけですが、
ここはまだ天秤座が始まったばかりの4度。
まずは
自分と似たような人の気持ちを察する練習から始めるとでもいうのでしょうか。
似ている人だと、相手の気持ちも判りやすいし、
場の空気も平和に保ちやすいし、コミュニケーションもとりやすい。
同じ価値観をもつグループに参加することで、
コミュニケーションの楽しさを学ぶのです。
といっても
同じ価値観を共有するグループには、
価値観が似ているからといって全てがスムーズにいくわけではありません。
例えば、この度数のキャンプファイヤーの炎は
現代でいえば
SNSコミュニティのアイコンとも言えます。
「占星術に興味がある」ってことで
コミュニティグループをアイコンで探すみたいな。
「あったあった!これに参加しよう!」
リアル友達に、占星術の話なんて出来る人がいなかったとしたら
これはもう革新的。
自分の興味のあることを語り合えるグループがあるのは
とても嬉しいし心強いもの。
しかし
SNSのコミュニティには、実にいろんな人が参加していて、
今までの生活においては出会うことがないであろう遠くに住んでいる人達もいたりして。
性別も年齢も関係ないし、
性格も反応パターンも言葉使いも実にいろいろ。
そんな中で
個性の違う人間が集まった時に出来上がる化学反応を学ぶのです。
ドデカテモリーでいえば
この度数は蠍座の資質が混ざります。
蠍座は人の心を読むのに長けてますからね。
鋭い洞察力と広い客観力を使用して
グループが集まった時に出来上がる炎を調整していくんです。
炎が弱まったら「薪を継ぎ足す」ように、
みんなが湧き立つような新しい話題を放り込んだり
炎が強くなりすぎたら、その場を落ち着かせるような言葉を考えて試してみる。
「自分がどう思うか」よりも
「みんなはどう思うっているのか」を常に探り、周囲の様子を伺いながら
グループ全体が生み出すエネルギーの「炎の番人」として
一歩引いたところから見つめているのです。
つまり、天秤座が重視している最優先事項は
それを通じて出会った人たちの反応パターンを観察したり
そこに生まれる空気感を素早く読んでいくこと。
また、
「共通の理想を叶えよう!」と、目的を追求する時も、
目的の達成や成果よりも
「いかにグループ内の調和を保つことができたのか」が
天秤座にとっての成功。
その場その場の状況に応じて
変化するグループ全体が放つ火力を
強めたり弱めたりして調整していくことが
天秤座のチャレンジなのです。
*グループソウル
ウルトラソウルじゃなくてグループソウル。
日本話だと「類魂」と呼ばれていますよね。
この度数の示す「仲間」は
時に「グループソウル」を引き寄せることもあります。
前世から継続する関係としてのグループや人に、引き寄せられることがあるというのです。
私の場合、
天王星がこの度数なのですが
今思えば、魂レベルで触れ合えたと思える仲間が
私の人生に変化をもたらしました。
彼らが、前世から継続する関係としての仲間なのかは、
そんなもん証明しようがないので事実だと言い張ることはできないけども、
そう思うことで、関係性がとても大切なものに思えました。
この度数に天体を持つ方や
プログレスやトランジット天体がこの度数のときは、
そんなことを視野に入れて
心をオープンにして積極的に人と交流していくと
この度数のエネルギーを活用することができると思います。
気立ての良さと場の空気を読む力を使用して
グループに調和をもたらすことに徹することで
天秤座4度のエネルギーが発動されるのです。
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