回帰図シリーズ「私の運命の転機」〜ドラゴン・リターン〜

「すたくろ」オンラインショップ
上画像をクリックでyoutubeに飛びます

回帰図シリーズ「運命の歯車のスピードがアップする時期」〜ドラゴン・リターン

占星術には、回帰図というホロスコープがあります。

自分のネイタルホロスコープの天体の度数と、トランジット天体の度数がピッタリ重なる瞬間のホロスコープを使用して、その時の運勢の流れを読み取る方法です。

例えば、ネイタルホロスコープの月と、トランジットの月の度数が同じになったときのホロスコープは、月回帰のチャートになり、それを「ルナ・リターン」と呼びます。

つまりは、ネイタル天体と同じ位置に、その天体が戻ってきた時。

リターンした時。

この瞬間のホロスコープを取り上げて、次の周期の流れを読み取る。というものです。

ということで、いろんなリターンがあるのですが、

今回はドラゴン・リターンというかっこいい名前のリターンを紹介したいと思います。

ネイタルホロスコープのドラゴンヘッド(ノースノード)の度数と、トランジットドラゴンヘッド(サウスノード)が同じ度数になった瞬間のチャートを、「運命の転機の時期」として読む方法です。

(以下の資料の画像をクリックすると大きくして見ることができます。)

ネイタルのドラゴンヘッドとトランジットのドラゴンヘッドが0度になる前後から、運命の歯車がゆっくりと動きを早めます。

その歯車は、0度の状況が過ぎてからも約1年ほどかけて、運命を新しい方向へと向かわせるために、運命の歯車を積極的に回していくことになります。

なので、ドラゴンリターン図のチャートは、その日から次の年の同じ日くらいまでの運勢として捉えるといいはずです。

このドラゴンリターンの転機を迎え、新たな道を歩んだあと、約19年後に、また、運命の歯車のスピードが早まるというイメージです。

上記の資料に記したように、ドラゴンリターンは約18.6年の周期で巡ってきます。

ということで、誰もが、約18.6年ごとに、このリターンを体験することになります。

私の場合、つい先日、3回目のドラゴンリターンを迎えました。

この1年、どのような運命の転換が起こるのか楽しみです。

基本的にはドラゴンリターン図も、ネイタルチャートを読むのと同じようにリーディングするのですが、

ここでは、「これだけは読んでおこう!」というポイントの資料をアップしました。

この資料に書かれている意味は、これだけではなくもっと色んな言葉で表現できるので、自分なりの言葉を見つけてみてくださいね!

目次)


・運命の扉が待ち受けている部屋(リターンのドラゴンヘッドのハウス)

・運命の扉を開く鍵(リターンのドラゴンヘッドのサイン)

・過去のパターンを見直す部屋(リターンのドラゴンテイルのハウス)

・過去を見直す解放の扉を開く鍵(リターンのドラゴンテイルのサイン)

・ヘッドのソフトアスペクトが示すテーマの強調

・ヘッドのハードアスペクトが示すテーマの挑戦

・テイルのソフトアスペクトが示す過去の解放

・テイルのハードアスペクトが示す過去の課題の明確化

・太陽のハウスで知る新たな自己を輝かせる場所

・太陽のサインで知る運命の転機時の自己表現

・月のハウスで知る運命の岐路で心が震える場所 

・月のサインで知る運命の転機時のリラックスポイント

・ASCのサインで知る運命の転機時の無意識的な言動・表看板 

・MCのサインで知る運命の転機時の社会的役割

運命の扉が待ち受けている部屋(リターンのドラゴンヘッドのハウス)

今回の私の3回目のリターンのドラゴンヘッドのハウスは、3ハウスでした。

ちなみに、1回目、2回目のリターンの時のヘッドのハウスも3ハウスでした。

どんだけ3ハウス強調されてるんだよ!

という感じですが、3ハウスって、「コミュニケーションとか情報交換」という意味もあるけど、「言葉の表現力や学び」も司っています。

確かに、まだ10代だった私の1回目のドラゴンリターンの時。

この頃、ちょうど、バンドを結成した頃なんです。

言葉や思いを表現したくて、詩を書いて曲も作ってというのを、私が担当していました。

ちなみに、私のネイタルのヘッドは牡羊座の5ハウス。

「この人生において、情熱的に創造力を発揮することが課題だ」として読めるのですが、

この課題を達成するために1回目のドラゴンリターンの時は、3ハウスという「言葉や思いを表現する」という、より具体的な方向が示されたということになります。

2回目のドラゴンリターンの時は、人生で初めてインターネットで発信をした頃でした。

なんか面白そう。私にもできそう。という軽い感じでアメブロで適当な日記みたいなのを書き始めた頃でした。

それを行ったことで、ブログとか、インターネットに少し慣れたことで、それから数年後くらいには、占星術に関してのブログを書くようになり、サビアンに関してのブログを書くようになり、スタクロを作った19年でした。

あと、2回目のドラゴンリターンの時は、占星術の勉強を本格的に始めた頃でもありますね。

3ハウスは「学び」のハウスでもあるので、

私のネイタルドラゴンヘッド5ハウスの「創造の意欲」と、リターン図のヘッドのハウス「学び」が結びついたと私は受け取っています。

言われてみれば、私は、占星術を軸にして何かを創造するのが好き。

それは例えば、こういう資料を作ったり、テキストを作ったり、動画を作ったり、最初の頃は、サビアンを題材にした下手くそな4コマ漫画も作ってました。

なんか、なるほどーと納得しました。

運命の扉を開く鍵(リターンのドラゴンヘッドのサイン)

リターン図のヘッドのハウスに、運命の扉が設置されているのだとしたら、その扉を開く鍵は、ヘッドのサインです。

例えば、私の場合、今回のドラゴンリターンにおいて、3ハウスの部屋に運命の扉が設置されているのですが、その扉を開くには、ヘッドのサインである牡羊座の資質を使わねばならない。ということです。

リターン図のヘッドのサインは、当然、ネイタルのヘッドのサインと同じになりますが、そのサインの資質を使わないと、扉は完全には開かない。

なので、牡羊座の情熱と勢いで開けなければならない。

そしてもっと詳しくいうのなら、サビアンシンボル。

牡羊座5度「羽の生えた三角」が示す、「ZEAL=ふつふつと燃え上がる情熱」を燃やす必要がある。

ということになります。

ってことであれば、ZAEL的情熱をこの1年は燃やし続けていきたいと思います!

過去のパターンを見直す部屋(リターンのドラゴンテイルのハウス)

リターン図のヘッドのハウスが3ハウスだったわけですが、だとするのなら、テイルは必然的に9ハウスに位置することになります。

ヘッドとテイルは180度で向き合ってますからね!

3ハウスに対して180度真向かいのハウスは9ハウス。

テイルは、「自分が過去から繰り返しているパターンを見直して手放すべきもの」として読むことができます。

そもそもテイルのサインが示す資質は、「生まれつきのリソース、長所」でもあるのですが、それにばかり頼っているのではなく、今生は、テイルの真反対の資質、ヘッドの資質を伸ばしましょうよ。というカルマ的な課題が示されていると言われているんですよね。

使い慣れた物って、なかなか手放すことが難しいものですが、リターンの時は、ちょっと冷静にそれと向き合って、必要のないものを手放して軽くしようよ。軽くなった分、ヘッドの方に力を入れることができるよ。

という理屈になっています。

ってことで考えると断捨離と似てますよね。

「全然使っていないけどなんか捨てれない。」

「気に入ってよく使っているけど、これは今の私に必要なものなのか?」

っていう物って割と沢山あったりしますけど、

その断捨離、取捨選択の時がドラゴンリターンの時。

不要なものを解放して軽くすることで、運命の歯車の勢いが増すというイメージです。

その不要なものを見直す部屋がリターン図のハウスです。

そもそも私のネイタルのテイルは11ハウスにあります。

なので、人生を俯瞰した賢い選択とか、未来志向とか、理想主義とか、そんなことに慣れ親しんでいるわけですが、本来は、そこら辺で手放すことが沢山ある。

なぜなら、5ハウスのネイタルヘッドは、「賢い選択とかもういいから、魂が疼く選択がしたい!」と叫んでいるからです。

ネイタルヘッドの願いを叶えるのならば、今回のリターンにおいては、9ハウス的な小難しい学問とか哲学的な思想とか自己成長とか海外への憧れとか。そういうことで手放すことがあるでしょう。というドラゴンからの暗号が込められている。として私は受け取りました。

9ハウスの部屋に入ると、「解放の扉」がある。

なんか、かっこいいので、じっくりと断捨離を進めようと思います。

過去を見直す解放の扉を開く鍵(リターンのドラゴンテイルのサイン)

解放の扉を開く鍵は、テイルのサインです。

ドラゴン・リターンのテイルのサインとネイタルチャートのテイルのサインもサビアンシンボルも同じになりますが、

そのサインやサビアンの意味する資質を使用して、改めて、その資質を見直すことで扉が開かれます。

例えば、私のテイルは「親しみやすさ」を示す天秤座5度「心の内面の知恵を教える男」。

それに加えてネイタル月も天秤座のせいか、実際、昔から愛想は良くて、親しみやすいタイプだったりします。

でも、人に気を使いすぎて、知らない間に無理をしすぎてしまい、人との距離を難しく感じる時期もありました。

1回目、2回目とドラゴンリターンを超えて、そういう天秤座的な手放しを行なってきたのでしょう。

今は、だいぶ、自然体で、自分も楽に人と接することができるようになりました。

いやいや、それはただ単に、おばちゃんになったからかもしれない、とも思ったりしますが、なんにせよ、楽になったのなら、いいことだ。

今回のリターンでも、天秤座的な資質を見直して調整していこうと思いました。

ヘッドのソフトアスペクトが示すテーマの強調

リターン図のヘッドのソフトアスペクトをチェックしてみましょう。

ヘッドのすぐ横に惑星が位置していたら、なんか意味がありそうだなーと思いますが、実際、とても意味があって、ヘッドの力を増幅してくれる味方がいる、ということになります。

ヘッドに対して0度の場合は、力が増幅するので良くも悪くも出ることがあるのですが、それでも特徴的な配置になるので要チェックです。

また、ドラゴンリターン図の中の他の天体とのソフトアスペクトとして読むことができますが、ドラゴンリターン図と、ネイタルチャートを照らし合わせた二重円のアスペクトとして読むこともできます。

リターン図のヘッドに対し、ネイタルチャートの天体がソフトアスペクトをとっているか確認して、その天体の内容を読んでみてください。

*ソフトアスペクト=120度、60度、30度、72度、144度、0度(ソフトにもハードにもなる)

ヘッドのハードアスペクトが示すテーマの挑戦

ハードアスペクトがあると「・・・」という感情になりますが、挑戦と受け取れば、前向きになれる!

ということで、「挑戦や試練、痛みがないと人は成長しない」と、アーティストの「ちゃんみなさん」も自分主催のオーディション番組で仰ってて、「素敵すぎる!惚れた!」と思わず声が漏れました。

彼女が言うには、痛みって美しいし人を綺麗にするらしいです。

と言うことで、ハードアスペクト。

天体からの挑戦状に目を背けることなく、燃え上がる闘志で挑んでいきましょう!

*ハードアスペクト=90度、180度、45度、135度、150度、0度(ソフトにもハードにもなる)

テイルのソフトアスペクトが示す過去の解放

ヘッドのソフトアスペクトが、これから挑むべきテーマの強調だとするのなら、テイルのソフトアスペクトは、過去の解放の強調を示しています。

他の天体の力が加わって、スムーズに良い方向へと解放が進んでいくというイメージです。

*ソフトアスペクト=120度、60度、30度、72度、144度、0度(ソフトにもハードにもなる)

テイルのハードアスペクトが示す過去の課題の明確化

テイルとハードアスペクトを形成する天体を読むことで、今まで解放できなかったネガティブな面が浮き彫りになり、しんどい思いをする可能性が高まります。

しかし、しんどい体験があるからこそ、気がつける!

心身の健康に悪影響を与えるのは、実際は大変な思いを心の底に抱えているのに、そこに蓋をしてしまい、気付けないことです。

気がつくことができれば、問題を明確化し解決もできる。

ということで目を逸らさずに挑んでいきたいものですね。

*ハードアスペクト=90度、180度、45度、135度、150度、0度(ソフトにもハードにもなる)

太陽のハウスで知る新たな自己を輝かせる場所

ドラゴンリターン図の太陽が位置するハウスとサインを調べてみましょう。

運命の転機であるリターン図の太陽が位置するハウスは、自分が輝ける場所、自分が魅力を放てる舞台を示しています。

しかしながら、リターン図のヘッドの意味することと、太陽の意味することを統合して読むのはちょっと難しいかもしれません。

例えば、私のリターン図のヘッドは、3ハウスで牡羊座。

ネイタルのヘッドは、5ハウスで牡羊座です。

なので、この場合、そもそも今生においては、情熱的に(牡羊座)、創造を楽しむこと(5ハウス)がカルマ的な目的だけども、運命の転機時には、その目的を加速させるために、情熱的に(牡羊座)、知識を学び言葉で表現する(3ハウス)創造力を発揮すること(5ハウス)が求められている。

ということです。

そして、リターン図の太陽は、10ハウスで天秤座でした。

だとして、リターン図のヘッドが示す言葉の表現力の創造を、仕事として、社会に役立てていくことであなた自身も輝けるよ。

的なことが示されていると捉えることができます。

その際に、牡羊座的な情熱を持って創作するけども、社会に役立てるときは、天秤座的に品良く社交的にね!

という感じで読むことができます。

このような言葉の組み立て方をすると、自分でも導き出せると思いますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

太陽のサインで知る運命の転機時の自己表現

月のハウスで知る運命の岐路で心が震える場所

ドラゴンリターン図の月が位置するハウスとサインを調べてみましょう。

運命の転機であるリターン図の月が位置するハウスは、自分の心や感情が反応しやすい事柄です。

つまりは「この時期に、どんなことで感情が敏感になるのか?」ということを予測することができます。

例えば、私の場合、ドラゴンリターン図において月は4ハウス、牡羊座にありました。

ということは、この時期、家族や家庭、地元の人々との交流や付き合いなどにおいて感情が反応しやすい。として読みます。

そして牡羊座ということなので、「感情の傾向」として牡羊座を読むのであれば、感情がストレートに出てしまって我儘にみえるかも。

なんてことを考えることができます。

さらに焦点を絞ってサビアンシンボルを読めば、より詳しく言葉を紡ぐことができます。

月のサインで知る運命の転機時のリラックスポイント

ドラゴンリターン図の月を、「感情の傾向」として読むこともできますが、

「この時期、どんなことで心を休ませることができるか?」

「この時期、どのような方法が最もリラックスできるのか?」

「心に安心をもたらすものは?」

という観点で読むこともできます。

以下の資料は、リラックスポイントとして読んだ場合の説明ですので、ぜひ、ご活用くださいね!

ASCのサインで知る運命の転機時の無意識的な言動・表看板

ドラゴンリターン図のASCのサインを調べてみましょう。

運命の転機であるリターン図のASCのサインは、この時期、自分が醸し出す無意識的な雰囲気などを教えてくれます。

MCのサインで知る運命の転機時の社会的役割

ドラゴンリターン図のMCのサインを調べてみましょう。

運命の転機であるリターン図のMCのサインは、この時期、社会から求められている役割や姿勢や責任を示しています。

公の私として自分を表現する時、ぜひ、参考にしてください。

ということで、「ここだけは読んでみよう!」という箇所の資料を作ってみましたが、ドラゴンリターン図もネイタルチャート同様、全部の天体を考慮することができます。

特に、

・天体が多いハウス

・アングル近くにある天体

・アセンダントのサインの支配星の位置

・目立つ複合アスペクト

などは、取り上げて読んでみるといいはずです。

「運命」は、回りだしている時は気づかないことが多く、後になってから「あれは運命だったんだ」と気づくことが多いと言います。

それは、人や、知識や情報との出会いだったり、挫折だったりする場合もありますが、後から思い返して転機となる時期がドラゴンリターンの時期です。

月日を経たのちに、「あの時のリターンの頃の挫折は運命だったんだなあ」って思えるような年月を作っていけたらいいですよね!

Author Profile

yura
yura

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする