回帰図シリーズ「私の月毎の心を映す鏡」〜ルナ・リターン〜

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「一ヶ月毎の運勢」として使用できるルナ・リターン図

占星術には、回帰図というホロスコープがあります。

自分のネイタルホロスコープの天体の度数と、トランジット天体の度数がピッタリ重なる瞬間のホロスコープを使用して、その時の運勢の流れを読み取る方法です。

例えば、ネイタルホロスコープの太陽と、トランジットの太陽の度数が同じになったときのホロスコープは、太陽回帰のチャートになり、それを「ソーラー・リターン」と呼びます。

つまりは、ネイタル天体と同じ位置に、その天体が戻ってきた時。

リターンした時。

この瞬間のホロスコープを取り上げて、次の周期の流れを読み取る。というものです。

ということで、いろんなリターンがあるのですが、

今回はルナ・リターンを紹介したいと思います。

ネイタルホロスコープの月の度数と、トランジット月が同じ度数になった瞬間のチャートを、次のルナリターン時までの一ヶ月の運勢のマップとして読む方法です。

占星術の1年は以下の4つの季節に分類できます。

・春=牡羊座の季節・牡牛座の季節・双子座の季節

・夏=蟹座の季節・獅子座の季節・乙女座の季節

・秋=天秤座の季節・蠍座の季節・射手座の季節

・冬=山羊座の季節・水瓶座の季節・魚座の季節

この各季節毎に1枚。

1年で12枚のルナリターン図を抽出できる仕組みです。

Astrodienstのサイトに登録すると、無料でルナ・リターンのチャートを出せます。

毎月、同じ日にちとは限らないので、要チェックです。

では以下に、ルナ・リターン図の読み方ポイントをアップしておきますので、

ぜひ、リーディングにお役立てください!

目次)


・ルナ・リターンを読む時の6つのポイント

・ルナ・リターン図のカルミネート天体を探そう!

・月のハウスで1年間のメインテーマを探る

・月のアスペクトで一ヶ月の感情の調和と成長を探る!

・月のアスペクトで一ヶ月の感情の挑戦と試練を探る!

・太陽のハウスから一ヶ月間の自己表現の舞台を知る

・太陽のサインから一ヶ月の個人的な成長の目標を知る

・ASCのサインを活用して一ヶ月の行動と姿勢と雰囲気を決める

・MCのサインを活用して一ヶ月の評価と役割を決める

・ルナ・リターン図の各惑星を読むコツ



ルナ・リターンを読む時の6つのポイント

「私物語の今月のお題」として捉えるのなら、ルナ・リターン図の太陽のサビアンシンボルのタイトルが適切です。

牡羊座の季節のルナリターン図の太陽の度数は、必ず牡羊座になるのですが、毎年、度数とハウスは同じとは限りません。

それと同じように、どのサインにおいても、その季節のルナリターン図の太陽は、必ずその季節のサインと同じになるのですが、毎年、度数とハウスは違います。

牡羊座の季節は「自我」を。牡牛座の季節は「認知力」を。双子座の季節は「知性」を育む。

というふうに、各12サインの季節毎に「成長する事柄」が違うのですが、例えば、牡羊座の季節の「自我」を育む段階において、ルナリターン図の太陽の度数が、牡羊座5度だったとしたら、この春の始まりの一ヶ月の私の物語のタイトルは「羽の生えた三角(サビアンタイトル)」。

「今年の牡羊座の季節の自分にとって一番大事な自我を育む課題は牡羊座5度だ。」として受け取るといいはずです。

また、ルナリターン図は、ネイタルチャートと同じように読むのが基本です。

以下に、「ここだけは読んでみよう」というポイントの資料をアップしますので、是非、ご活用ください

ルナ・リターン図のカルミネート天体を探そう

MCの一番近い場所にある天体を探してみましょう。

その天体が、その月間、最も目立った働きをしてくれる天体です。

ルナ・リターン図のカルミネート天体は、その一ヶ月の重要な焦点を示しているので、天体の意味する事柄に対して、注意深く関心を寄せていきましょう。

カルミネート天体の概要はこちらから。

月のハウスで一ヶ月間の感情のメインテーマを探る!

私の場合、先月のルナ・リターン図の月は9ハウスでした。

9ハウスは「学び・探究心」を示していますが、確かに、探究心を通して、感情を落ち着かせていたところがあります。

とはいえ、この時期は、私的なことで色々起こり感情のアップダウンが激しかったので、8ハウス的なんだけどなーーと思うのも事実。

しかし8ハウスにはドラゴンテイルと太陽が入っているので、この二つの感受点が効いているのだと受け取りました。

次の蠍座の季節のルナリターンの月は、5ハウス。

ってことでも、エンタメとか趣味とかで、さまざまな感情を体験できる予感、ということで楽しみです。

月のアスペクトで一ヶ月の感情の調和と成長を探る!

ホロスコープのリーディングにおいて、難解なのがアスペクト。

天体と天体の角度から意味合いを読む方法です。

そして、ルナ・リターン図においての主役である月のアスペクトはとても大事。

ということで、ここでは、アスペクトの読み方の一例を挙げておきましたので、ぜひ、ご活用ください。

まずはソフトアスペクトから。

ルナ・リターン図の月と他の天体のソフトなアスペクトは、「感情で彩られる日常」である月に、創造と成長の力を授けてくれます。

*ソフトアスペクト=120度、60度、30度、72度、144度、0度(ソフトにもハードにもなる)

月のアスペクトで一ヶ月の感情の挑戦と試練を探る!

ハードアスペクトを取っている天体は、月が示す感情や心に、困難や試練を与えると言われています。

しかし、その困難は、感情の成長を果たすために必要な試練。

ということで、感情が揺らぐようなことが起きても、それを成長の機会と捉えて前向きに取り組むべき道筋を探しておきましょう。

*ハードアスペクト=90度、180度、45度、135度、150度、0度(ソフトにもハードにもなる)

太陽のハウスから一ヶ月間の自己表現の舞台を知る

ホロスコープにおいて「太陽」は、「私は〜したい!」という意志力を示していますが、ルナリターン図の「太陽」のハウスを読むことで、一ヶ月間の「私らしく輝ける舞台」を選ぶ方向性を探ることができます。

今月は、どのような事柄が私らしく輝けるのか?

方向性を見極める時に参考になるはずです。

ちなみに私の場合、これからの蠍座の季節の太陽のハウスは5ハウス!

「この秋は色々と楽しみたい!遊びたい!」っていうことに意志力が発揮されそうです。

太陽のサインから一ヶ月の個人的な成長の目標を探る

上の方でも解説しましたが、ルナリターン図の太陽のサインは、毎年、その季節を司るサインになります。

例えば、ルナリターン図が10月8日だとしたら、ルナリターン図の太陽は必ず天秤座。

1月12日だとしたら、ルナリターン図の太陽は必ず山羊座です。

つまり、毎年、同じ季節頃のルナリターン図の太陽は同じサインになるのですが、度数とハウスは違うはずです。

なので、ルナリターン図の太陽のサビアンを目標に掲げていくといいです。

ASCのサインを活用して一ヶ月の行動と姿勢と雰囲気を決める

ASCは個人の外見や他者への印象を示すので、その一ヶ月のファッションや雰囲気を決めるのに向いています。

例えば、ASCが射手座であれば、探検隊ファッションを取り入れる(無理か。。)とか、魚座ならアイドルみたいなファッションを取り入れる(これも無理か。。)とか。

ファッションに限らず、そのサインを表すような雰囲気作りをすると楽しいはずです。

また、ASCは、外側に対する行動の起点も示しています。

なので、その月間のASCが双子座であれば、兎にも角にも軽やかにフットワーク軽く行動することを心がけるといいし、乙女座なら、真っ先に、きちんと行動することを心がける。

という感じで活用できます。

このように、ASCのサインに基づいて自分の雰囲気や行動を意識するということは、自然のリズムと同調することになるので、他者や外の世界に対して、良いアプローチをすることができます。

 MCのサインを活用して一ヶ月の評価と役割を決める

MCは、個人が社会でどのように評価され、どのような成功を収めるかを示すので、ルナリターン図のMCのサインを活用することで、その一ヶ月、社会的な評価を上げるためにはどうしたらいいのか?と目標設定するのに役立ちます。

例えば、MCが魚座だとしたら、社会的な評価を上げるために、癒しを提供するといい。

MCが双子座だとしたら、有益な情報や知識を提供するといい。

という感じで読んでいきます。

また、 ルナリターン図のMCは、その月間の社会的な役割として読むこともできます。

例えば、MCが魚座だとしたら、「今月の私の社会的な役割は、人に共感し優しさを与えること」と受け取ることができるし、MCが双子座だとしたら、「今月の私の社会的な役割は、軽やかに情報や知識や物を運ぶこと」として受け取ることができます。

MCのサインを参考にしながら仕事に取り組むことで、仕事にも精が出るはずです。

ルナ・リターン図の各惑星を読むコツ

ここまで、ルナリターン図の月のハウスやアスペクト。太陽のハウスやサイン、ASCやMCのサインなどをご紹介しました。

ここを読むだけでも、大事なポイントを押さえられるのですが、でも、「もっと読みたい!」という方のために、各惑星を読む際の捉え方をご紹介しておきます。

ルナリターン図は、基本的にネイタルチャートと同じように読んでいきますが、各惑星のサインとハウス。また、読める人はアスペクトまで読むと、大量の情報を収集できるはずです。

大量すぎるとそれはそれで、頭がこんがらがってしまったりもしますが、チャートを読む練習にはなるはずです!

一ヶ月に一度のチャートなので、これを続けて見ていくのは、なかなかストイックな作業となりますが、興味がありましたら是非、読んでみてくださいね!

毎月、読んでいくうちに「当たってないなー」と感じて嫌になることもありますが、検証のつもりで読んでいくことで、チャートを俯瞰して読むと同時に、自分のことも俯瞰して眺められるという効果もあります。

ルナリターン図を通して自分のことを俯瞰した結果、自分の感情なども俯瞰して捉えることができて、結果的に感情を育むことができるので、一ヶ月に一度のお楽しみとして活用できたらいいですね!

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yura
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