回帰図シリーズ「私の1年の航海マップ」〜ソーラーリターン〜

「すたくろ」オンラインショップ
上画像をクリックでyoutubeに飛びます

誕生日から次の誕生日までの1年のビジョンマップとして使用できるソーラーリターン図

占星術には、回帰図というホロスコープがあります。

自分のネイタルホロスコープの天体の度数と、トランジット天体の度数がピッタリ重なる瞬間のホロスコープを使用して、その時の運勢の流れを読み取る方法です。

例えば、ネイタルホロスコープの土星と、トランジットの土星の度数が同じになったときのホロスコープは、土星回帰のチャートになり、それを「サターンリターン」と呼びます。

つまりは、ネイタル天体と同じ位置に、その天体が戻ってきた時。

リターンした時。

この瞬間のホロスコープを取り上げて、次の周期の流れを読み取る。というものです。

ということで、いろんなリターンがあるのですが、

今回はソーラーリターンを紹介したいと思います。

ネイタルホロスコープの太陽の度数と、トランジット太陽が同じ度数になった瞬間のチャートを、今後1年の運勢のマップして読む方法です。

Astrodienstのサイトに登録すると、無料でソーラーリターンのチャートを出せます。

毎年、誕生日と同じ日にちとは限らないので、要チェックです。

では以下に、ソーラーリターン図の読み方ポイントをアップしておきますので、

ぜひ、リーディングにお役立てください!

目次)


・ソーラーリターンを読む時に大事な6つのポイント

・ソーラーリターン図のカルミネート天体を探そう!

・太陽のハウスで1年間のメインテーマを探る

・太陽のアスペクトでスムーズな創造と成長の道筋を探る

・太陽のアスペクトで困難を伴う創造と成長の道筋を探る

・月のハウスから1年の感情のテーマを知る

・月のサインから1年の心の欲求傾向を知る

・木星のハウスから1年間の幸福の機会を探る

・木星のサインから1年間の幸福の方向性を探る

・土星のハウスから1年間の課題と成長の機会を探る

・土星のサインから1年間の責任と成長の方向性を探る

・ASCのサインを活用して1年間の行動指針を決める

・MCのサインを活用して1年間の公的な目標を決める
 

ソーラーリターンを読む時に大事な6つのポイント

ソーラーリターンのチャートは、基本的にネイタルチャートを読むのと同じ要領で読みます。

太陽回帰なので、ネイタル太陽の度数と、ソーラーリターン図の太陽の度数は、全く同じ。

違うのはハウス。

ということで太陽のハウスを重視します。

ソーラーリターン図のカルミネート天体を探そう

MCの一番近い場所にある天体を探してみましょう。

その天体が、今年1年、最も目立った働きをしてくれる天体です。

ソーラーリターン図のカルミネート天体は、その1年の重要な焦点を示しているので、天体の意味する事柄に対して、注意深く関心を寄せていきましょう。

カルミネート天体の概要はこちらから。

太陽のハウスで1年間のメインテーマを探る!

私の場合、去年のソーラーリターン図の太陽は9ハウスでした。

9ハウスは「海外旅行」を示していますから、それを見た時の私は、「おやおや、もしかしたら海外旅行、行っちゃうかもねーー」なんて思っていて、実際、夏にタイに行く話もあったのですが、結局、行かないまま夏は終わってしまった。

だとして、9ハウス的な事柄を何かやっていたかと言えば、実は割とやっていて、いろんな知識を深掘りしたり探究したりしていました。

次のソーラーリターンの太陽は、6ハウスなのですが、これはなんか、すごく納得してます。

6ハウス的に健康管理や衛生管理とか、そういうのに、そろそろ真剣に向き合わねばなーと、思っていたところだったのでちょうどいい。

日常のルーチンを、健康的なものに変えるチャンスと捉えているので今からヤル気満々です。

太陽のアスペクトでスムーズな創造と成長の道筋を探る!

ホロスコープのリーディングにおいて、難解なのがアスペクト。

天体と天体の角度から意味合いを読む方法です。

そして、ソーラーリターン図においての主役である太陽のアスペクトはとても大事。

ということで、ここでは、アスペクトの読み方の一例を挙げておきましたので、ぜひ、ご活用ください。

まずはソフトアスペクトから。

ソーラーリターン図の太陽と他の天体のソフトなアスペクトは、「新しい年齢の私の意志」である太陽に、創造と成長の力を授けてくれます。

*ソフトアスペクト=120度、60度、30度、72度、144度、0度(ソフトにもハードにもなる)

太陽のアスペクトで困難を伴う創造と成長の道筋を探る!

こちらは、ハードアスペクトの一例です。

ハードアスペクトを取っている天体は、太陽の創造力に困難や試練を与えると言われています。

しかし、その困難は、大きく成長を果たすために必要な試練。

ということで、「大変だなー」ということが起きても、それを成長の機会と捉えて前向きに取り組むべき道筋を探しておきましょう。

*ハードアスペクト=90度、180度、45度、135度、150度、0度(ソフトにもハードにもなる)

月のハウスから1年間の感情のテーマを知る

ホロスコープにおいて「月」は、感情や心を示していますが、ソーラーリターン図の「月」のハウスを読むことで、新しい1年の感情のテーマを探ることができます。

感情のテーマとは、その新しい1年で、自分が経験する感情の深さや質、優先事項、内面的な成長の機会を示すものです。

ソーラーリターン図における月のハウス位置からは、自分の感情の動きや関心がどのように形成されるかを探ることができます。

「この1年、自分の感情は何で満たされる傾向があるのか?」

それをハウス位置から考察することで、自分の感情を満たすことが出来るはず!

月のサインから1年間の心の欲求傾向を知る

ホロスコープにおいて「月」は、感情や心を示していますが、ソーラーリターン図の「月」のサインを読むことで、新しい1年の心の傾向を探ることができます。

「今年の心の傾向」というのは、その年における感情的なパターンや心理的なテーマ。

具体的には、どのような感情が強くなるのか、どんなことに対して敏感になりやすいのか、またどのような心理的な欲求やニーズが浮かび上がるかなどを示します。

例えば、ある年は安心感や家庭的な繋がりを強く求める一方で、他の年は自己表現や自由を重視する傾向が強まることがあります。「今年の心の傾向」を知ることで、感情の変化や内面的なバランスを意識し、どのようにそれを扱えばよいかの手がかりを得ることができます。

木星のハウスから1年間の幸福の機会を探る

「今年の幸福の機会」とは、その年における成長や達成、満足感を得られるチャンスや状況のことを指します。

具体的には、個人がより充実した人生を送るために、ポジティブなエネルギーや支援を得るタイミングやテーマです。

これには人間関係、仕事、自己成長、物質的な成功などが含まれ、その年の運勢の中で「幸福を引き寄せる力」を示します。

その年にどのような分野や状況で、幸福な結果が得られる?

また、どのようなジャンルにおいて幸福を引き寄せるのか?

そんなことを木星のハウスで探ることができます。

木星のハウスから1年間の幸福の方向性を探る

「今年の幸福の方向性」とは、その年において、どのようなテーマや分野に焦点を当てることで、幸福や満足感を得やすいかを示すものです。

具体的には、どのような活動や態度、目標を持つと幸福に向かって進めるのか、そのエネルギーの方向や流れを指します。

たとえば、ソーラーリターン図における木星のサインやアスペクトは、その年に幸運やチャンスが広がる領域を示します。

「幸福の方向性」とは、そのサインの特徴を活かすことで、どのような価値観や行動が個人にとって充実感や喜びをもたらすかを指し示します。

たとえば、木星が獅子座にあるならば、自信を持って自己表現することや創造的なプロジェクトに取り組むことが幸福に繋がりやすく、乙女座にあるなら、効率性や他者への奉仕を通じて充実感が得られるといった具合です。

ソーラーリターン図は、その時のトランジットチャートの切り取りです。

トランジットの木星は、約1年の間、同じサインを移動するので、年毎のソーラーリターン木星のサインは、誰もが同じサインになる可能性があります。

なので「この1年間の世間一般基準の幸福の方向性=サインの性質」と捉えると、理解しやすいかもしれません。

また、サインで読む場合は、サビアンシンボルで読んだ方が、自分だけのメッセージを受け取れるはずです。

土星のハウスから1年間の課題と成長の機会を探る

土星は、私達を責任感のある大人に成長させる役割があります。

そのために、抑圧や制限をかけてくるのですが、結果的に忍耐力や責任感、努力する力を植え付けてくれます。

「1年間の課題と成長の機会を探る」というのは、その年に直面する可能性のある「困難や挑戦=課題」と、それを乗り越えることで得られる「経験や知識、スキルの向上=成長の機会」のことです。

*課題

自分が克服しなければならない問題や障害。これには、対人関係の問題、仕事での責任、自己管理の課題などが含まれます。

*成長の機会:

課題を乗り越える過程で得られる学びや成長。新しいスキルを身につけたり、自己理解を深めたりすることが含まれます。

土星のハウスは、これらの課題と成長の機会を教えてくれるので、1年間の運勢をより明確に把握し、良い結果を得るための準備や行動計画に役立ちます。

土星のサインから1年間の責任と成長の方向性を探る

「1年間の責任と成長の方向性を探る」というのは、その年においてどのような責任を負うことになるのか、またその責任を通じてどのような成長が期待できるのかを理解することを指します。

*責任

土星のサインが示す分野やテーマにおいて、自分が引き受けるべき責任や義務。例えば、土星が「山羊座」にある場合、キャリアや社会的地位に関連する責任が重視されます。

*成長の方向性

その責任を果たす過程で得られる学びや自己成長の機会。土星のサインによって示されるエネルギーや性質を理解することで、自分自身をどう成長させていくかの方向性を見出すことができます。

このように土星のサインを通じて、どのような課題に取り組むべきか、またそれを通じてどのように自分自身を発展させていくのかを考えることが重要です。

また、木星と同様、年毎のソーラーリターン土星のサインは、誰もが同じサインになる可能性があります。

一つのサインに約2年半滞在するので、翌年も同じサインになる可能性が高くなります。

なので「この1年間、今、この時代に求められている責任の方向性=サインの性質」と捉えると、理解しやすいかもしれません。

また、サインで読む場合は、サビアンシンボルで読んだ方が、自分だけのメッセージを受け取れるはずです。

ASCのサインを活用して1年の行動指針を決める

「ASCのサインを活用して1年の行動指針を決める」というのは、その年の自分の外的な表現やアプローチのスタイルを理解し、それに基づいて行動することを意味します。

ASCは個人の外見や他者への印象を示すため、その年にどのように自分を表現するか、どのように人との関わりを持つかを示唆します。

例えば、ASCが牡羊座であれば、積極的で自発的な行動が求められ、リーダーシップを発揮することがテーマ。

一方、ASCが天秤座であれば、協調性やバランスを重視し、人間関係を大切にする行動が重要になる。

このように、ASCのサインに基づいて自分の行動や考え方を調整することで、その年の運勢をより良い方向に導くことができるという考え方です。

 MCのサインを活用して1年の公的な目標を決める

1年の公的な目標を決める」というのは、その年のキャリアや社会的な役割、目指すべき方向性を明確にすることを意味します。

MCは、個人が社会でどのように評価され、どのような成功を収めるかを示すため、これを理解することで、実現したい目標や達成すべき成果に焦点を当てることができます。

例えば、MCが山羊座であれば、計画的で忍耐強く、責任を持った行動が求められ、キャリアにおける長期的な成功を目指すことがテーマになります。

MCが双子座であれば、柔軟性やコミュニケーション能力を活かし、情報収集やネットワーキングを通じて新しいチャンスを追求することが重要になります。

このように、MCのサインに基づいて公的な目標やキャリアの方向性を考えることで、自分の強みを活かし、より具体的な目標設定が可能になります。

このようにソーラーリターン図を読んでいくことで、「新しい年齢の私」の1年の道筋を照らすことができます。

ここにアップした天体や感受点以外にも、恋愛や娯楽なら金星に着目し、仕事や行動力、戦う力なら、火星に着目するという感じで、全ての天体を読むことができます。

基本は、ネイタルチャートと同じように読むので、それぞれの天体のハウスやサイン、角度なども大事になってきますので、余裕があるのなら、そちらも考察してみてくださいね。

私見になりますが、私的には今までソーラーリターン図は、あまりピンと来なかった、当たっていると感じる部分が少ない。が本音です。

とはいえ、よくよく考えてみると「あーこのことかも」と思い当たる事も多かったりします。

占いのなので、当たる当たらないも大事ではありますが、当たる当たらないではなくて、1年の行動方針などを決める時に役立つマップがソーラーリターン図。

あと数ヶ月もすれば誕生日なので、今から、このマップを片手に「新しい年齢の私」の道筋を照らしてみようと思います。

と言う事でありまして、ここにアップした資料が皆様のお役に立ちますように!

Author Profile

yura
yura

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする