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*3月の二十四節気・七十二候・サビアン度数
目次
七十二候=草木萌動(そうもくめばえいずる)
対応するサビアン度数=魚座11度〜15度
七十二候=蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
対応するサビアン度数=魚座16度〜20度
七十二候=桃始笑(ももはじめてさく)
対応するサビアン度数=魚座21度〜25度
七十二候=菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
対応するサビアン度数=魚座26度〜30度
七十二候=雀始巣(すずめはじめてすくう)
対応するサビアン度数=牡羊座1度〜5度
七十二候=桜始開(さくらはじめてひらく)
対応するサビアン度数=牡羊座座6度〜10度
*七十二候の日付はサビアンと1日程前後しますが二十四節気以外はサビアン基準で提示しています。
*縦書きスクロールなので読みにくいかと思いますが
カレンダーを見ながら日にちを照らし合わせると
全体像が掴みやすくなるかと思います。
・七十二候=草木萌動(そうもくめばえいずる)
春の気配を感じる3月になりました。
季節の変化を示す七十二候においては
毎年、3月の始まりの5日間は
草木が芽吹くような気温になりますよと。
まだ風は冷たいので冬感が否めなかったりするんですが
よくよく考えれば
昼と夜の長さが同じになる春分の日まであと21日。
陰が極まり陽となる12月の「冬至」から約2ヶ月以上経過したわけで
日々、「寒い寒い」と暮しているけど
少しずつ日照時間が長くなってきているのは事実。
3月の後半に開花する桜の花も
その日に向けて、
丸いギュっとした芽を形成していきます。
あちこちに春の息吹が感じられる季節になります。
・サビアン度数=魚座11度〜15度
魚座11度から15度は
魚座特有の、全体をふわっと見るような視野を使用して
積極的に外に関わっていく領域です。
ひたむきに何かを信じ
光を追い求め
真理を探求していくかのような働きを持つ度数領域です。
また、人間の成長段階で言えば
胎児の成長を示しているのが魚座。
桜が花を咲かすために
小さな芽を形成していくように
子宮の中で、小さな肉体をどんどん大きくさせていく。
羊水という宇宙の中で
神のような大いなる存在に抱かれて
その力に身を任せて成長していくように
地上の草木たちも
創造の神の力のようなものに身を任せて
その芽を形成していくのです。
・二十四節気=啓蟄(けいちつ)
サビアン度数=魚座16度〜30度
太陽視黄経が345度の時、
日本の暦においては「啓蟄」。
占星術においては「魚座16度」。
つまりは魚座の後半度数(16度〜30度)は
日本の暦上は「啓蟄」ってことになりますね。
実際に虫が活動を始めるのはもう少し先になりますが
啓蟄は
「地面に隠れていた虫たちが土の中から出てくる季節」
を意味するようです。
雪が溶けて水になり
水は大地に浸透し
大地は昼の日光に温められ
土に陽気が充満し
そろそろ外に出る頃が来たのを知る。
土の中にいる虫から見たら
こんな景色が見えるのかな。
閉ざされた世界から
青い世界への扉が開かれるわけですが
面白いことに魚座16度から30度も
子宮の世界から
地上の世界を目指す領域です。
全く違う世界に生まれるために
地上世界を意識しながら
準備を始めていきます。
・七十二候=蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
「啓蟄」を彩る
3つの七十二候の初候を飾るのは
啓蟄とほぼ同じ意味合いを持つ「虫が戸を開く」七十二候。
冬ごもりで
土や木の幹などに隠れていた虫達が
「そろそろ春だねー」と
腰をあげる頃ってことになりますね。
真冬は見ることの少なかった虫達を
これから少しずつ確認できるようになる。
どうか、
ゴキブリ一族よ、
君たちはずっと巣ごもりしていてくださいと
力強く祈りたくなります。
・サビアン度数=魚座16度〜20度
虫たちが春の気配を感じ
真っ暗な土の中でモゾモゾし始めるように
魚座16度から20度も
外の気配を感じる度数領域です。
羊水の中で育っている胎児の感覚機能が発達し
外の世界の様子に気づくと共に
自分が何か大きな塊だということに気づく。
神の加護のもと、魂のような存在として羊水という宇宙に浮かんでいた胎児が
現実世界に近づいていく。
15度までの魚座は
魂(自分)と、神様のような大いなる創造の力と共にいましたが
16度からの魚座は
肉体意識というものの存在に気がつく。
「肉体と魂と神さま」という三位一体が
「私」であることに気がついていくのです。
・七十二候=桃始笑(ももはじめてさく)
桃、始めて笑う。
素敵な表現ですね。
ちょうど桃が開花する気候になるのがこの頃。
「梅ー桃ー桜」の順番で開花するそうですが
見た目が似ているから違いに気づきにくいですよね。
簡単な見分け方があって
花びらが丸いのが梅。
花びらが尖っているのが桃。
花びらの先が割れているのが桜だそうです。
なので、上の写真の花びらは尖っているので桃ですね。
そんなふうに
この春の風景を眺めていけるのなら
何気ない日常も楽しめるような気がします。
そういえば3月3日の「雛祭り」を「桃の節句」と読んだりしますよね。
桃の花は
厄除けや魔除け、長寿のパワーがあるとされています。
なんでも
桃が持つ不思議な力によって人々が救われたという数多くの伝説があるんですって。
このような理由から
「生命力の象徴」として桃の花を飾る雛祭りが習慣化されたそうです。
・サビアン度数=魚座21度〜25度
胎児の成長段階で言えば
魚座21度〜25度はいつ産まれてもおかしくないくらいに成長した頃。
五感や筋肉も発達し
お腹の中のその存在を
いつでもなんとなく感じれることができるようになる頃です。
桃が「生命力の象徴」の意味を持つように
妊婦さんのお腹のまん丸いふくらみは
「新しい生命の象徴」です。
そういえば
羊水の中にいる胎児は
胎盤を通してお母さんの感情がホルモン伝達されるそうですね。
つまりは、
お母さんの怒りや喜びなどの感情を胎児は感じてしまうらしんです。
プラスの感情にマイナスの感情、
いろんな感情があるということを
胎内で体験するのにも意味がありそうですが
臨月状態なら、お母さんも喜びで溢れている時期。
桃の花が笑うように
命の花が笑う。
そんな成長段階を示した領域になっています。
七十二候=菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
この菜虫とは
モンシロチョウのことらしいですよ。
確かに春の風景としての
菜の花とモンシロチョウ。
思い浮かべることができます。
桃のピンクに
菜の花の黄色に
モンシロチョウの白。
世界がどんどん色鮮やかになってくる季節です。
・サビアン度数=魚座26度〜30度
胎児の成長段階で言えば
魚座の最後の領域は
地球に生まれるカウントダウンが始まる頃。
月のシンボルが3つも連なりますが
妊婦も「臨月」と呼ばれる状態になるわけだし
また、
月の引力での潮汐を感じ「生まれる時」が来たことを知る。
そんな様子が示されています。
春を象徴するモンシロチョウが
蛹の世界から地球の世界へ飛び出したように
生命を象徴する胎児も
子宮から地上の世界に向かう。
終わりの始まりの場所に向かい
新しい限られた人生の中で立派に成長できるように
最後の誓いを立てるのです。
・二十四節気=春分(しゅんぶん)
来月4月4日の「晴明(せいめい)」までの約15日間を
暦の上では「春分」と呼びます。
日本の暦では
「立春」が春の始まりですが
占星術の暦では
「春分の日」が春の始まりで
全てが一新される始まりの日。
グレゴリオ暦では1月1日が新年ですが
占星術の暦では春分の日が新年、
つまりはアストロニューイヤーです。
春分の日は毎年訪れるけど
この日が新しい螺旋のスタートで
2019年という時間を
来年の春分の日の前日まで成長させていくことになります。
昼と夜の長さが同じ春分を境に
昼の時間の方が長くなり
地上の生き物たちの生命力を目覚めさせ
内部からの成長を促していくのです。
・七十二候=雀始巣(すずめはじめてすくう)
春分の日から始まる5日間は
スズメが巣を作り始める気候になる。
つまりは
これから繁殖期を迎えるということですね。
昼が少しずつ長くなってくることで
本能的なスイッチが入るというのでしょうか。
確かに
日照時間が長くなると
「生きる!」という本能や意欲が湧き上がると言います。
新しく始まった世界に食い込んでいくように
剥き出しの生命力が輝きだす季節になります。
*サビアン度数=牡羊座1度〜5度
牡羊座は
12サインの始まりを司るサイン。
人間の成長段階でいえば
地上に生まれ
赤ちゃんとして過ごしていた時期を牡羊座と呼びます。
そんな牡羊座のスタートである
春分の日の牡羊座1度は
まさにこの地上に生まれた時の様子が描かれた度数。
新しい世界に戸惑いながらも
周囲の様子を模倣しながら
新しい世界に食い込んでいく。
そんな成長段階が示されています。
スズメが本能的に繁殖行動を始めるように
生まれたての赤ちゃんも本能の力で生きていく。
つまりは
「本能的な力」のスイッチがオンになる気候になるのが春分。
その本能的な力をしっかりと目覚めさせておくことで
この1年のしっかりとした土台を形成していくのです。
・七十二候=桜始開(さくらはじめてひらく)
すぐに散ってしまうからでしょうか。
桜の花は
美しい春の淡いピンクの夢のような
儚げなイメージで。
だからこそ、貴重な桜の季節。
よくよく考えたら
日本中の人が
桜の木の下にゴザを引いて宴会するって
素敵な風習ですよね。
普段はオフィスの中で働いてる人達も
お花見の季節は
みんなで野外パーティするわけで、
日本人はその遺伝子に「春を喜ぶスイッチ」でも
持ってるのかもしれないですね。
羽目を外して桜の下で春を堪能する。
空から散らつく雪の気配が消えて
桜ふぶきが舞うこの季節は
誰もが待ちわびる春を象徴しているかのようです。
*サビアン度数=牡羊座6度〜10度
牡羊座6度から10度の領域は
牡羊座的な視野を磨く領域です。
牡羊座の視野は
とても直感的でスピーディに物事を捉えていく視野です。
考えることなく
パッと浮かんだイメージを答えとする。
パッと浮かんだ言葉を発する。
その直感は、本能的な直感力。
「野生のカン」のようなものに優れた資質を発揮していくことになります。
桜が美しく花を咲かせるように
本能的な力が開花するのです。
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コメント
毎月ありがとうございます。
楽しみに、そしてとてもためになっています。
ところで、細かいようですが
3月21日、再確認お願いします。
まだまだ朝晩は、寒く、どうぞご自愛ください♪
タロさま。
コメントありがとうございます。
うっかりすることが多いので、とても助かります。
目を皿のようにして21日をチェックして、間違い探しに奮闘しました。
ありましたよ!!間違いが!
カレンダーの太陽、魚座インじゃなくて、牡羊座インじゃないですか!!!!
あーもうやんなっちゃう。本当に助かりました。
カレンダー資料はPDF資料なので、もう一度、そこの部分を直してアップしたいと思います。
貴重なお時間を割いて、お知らせしてくださり、ありがとうございました。
本当に感謝しております。
yura先生
恐縮です。
「岡目八目」です。
私は先生のように星に詳しくはありませんが、先生のお役に立てたのであれば光栄です。
また、楽しい星のお話をご披露いただけるのを楽しみにしています。
タロ
タロさま。
「岡目八目」という日本の素晴らしい言葉で表現してくださってありがとうございます!
本当に助かりました。
うっかりものなので助かりました!
yura先生。
yura先生とすたろくを表現する言葉をみつけたので、思わずお知らせしたくなってしまいました。それは
「和魂洋才」。
生まれ育ったリズム(和魂)と
西洋占星術(洋才)のブレンド。
ブログのキロンや、マザーテレサのアングルのお話は、とってもためになりました。
世の中の雰囲気や環境が昭和の頃とずいぶん変わってしまいました。なのに自分(魂)を守ったり、癒したりする術を持たず、無防備に過ごしてきました。
yura先生のお話は、漢方薬のように、じんわりとなじんでくれます。
ありがとうございます。
タロ
あらやだまー。
タロ様。コメントありがとうございます。
3月3日に頂いたコメントを、魚座29度、30度の新しい出発を意味する3月19日に拝見しました。どうもごめんなさい。!!
そしてどうもありがとうございます。
なんて素敵な言葉のプレゼント!!!!
「和魂洋才」。
初めて聞いた言葉です。「わこんようさい」と読むんですね!!
タロ様は、日本にある美しい言葉をたくさん知ってらっしゃる。
日本古来の精神を大切にしつつ、西洋からの知識や学問を調和させ発展させていく。
いわゆるいいとこ取りみたいな、チャンプル文化みたいな柔軟な姿勢が示されているんですね!
2019年の春からの1年のテーマは「和魂洋才精神!」で行こうとおもいます。
本当にありがとうございます!
大事件です!
「高橋一生が主演ドラマ主題歌で
歌手デビュー。
プロデュースはエレカシ『宮本浩次』」
え?『宮本浩次』!
…不安
タロ様。コメントありがとうございます!
高橋一生さん、素敵な俳優さんですよね。きっと周囲もほっとかないのでしょう。
歌手デビュー、しかも宮本さんプロデュース!!
宮本さん、最近、プロデュースされっぱなしだったけど、今度はプロデュースの依頼を引き受けたのかな。
宮本さん、ああ見えて双子座だから、器用になんでもこなせるのかもしれません。
楽しみが増えました。情報ありがとうです!