チャレンジ度数(90度)〜サビアンシンボル応用編〜

「すたくろ」オンラインショップ
上画像をクリックでyoutubeに飛びます

*チャレンジ度数

前回

サビアンシンボル応用編ということで

鏡の度数について記事をアップしましたが

鏡の度数(180度)〜サビアンシンボル応用編

今回は

チャレンジ度数の90度をご紹介しようと思います。

占星術において

90度のアスペクトを取る惑星同士は「スクエア」の関係と言って

大きな意味を持つのですが

サビアンシンボル占星術においても

自分の惑星に対して90度の度数は

チャレンジングなことを教えてくれます。

例えば

牡羊座1度に太陽や惑星がある人の場合

180度の関係性になる鏡の度数は

真向かいの天秤座1度になりますが

90度になる度数は二つあって

それは

蟹座1度と山羊座1度。

牡羊座1度と天秤座1度の180度のラインが

「春と秋の活動宮の1度のエネルギー」を持つラインだとすれば

蟹座1度と山羊座1度

「夏と冬の活動宮の1度のエネルギー」を持つライン。

全部「活動宮」のサインとなり

季節をそれぞれ積極的に形成していく働きを持っています。

春と秋が居心地の良い季節だとしたら

夏と冬は暑さと寒さで厳しい季節。

同じ「活動宮」でも

春と秋を形成していくエネルギー

夏と冬を形成していくエネルギー

ちょっと違う気がしますよね。

それに

同じ活動宮の1度という共通点はあるけど

どれもエレメントが違う。

牡羊座は火のサインだけど

天秤座は風のサインだし

蟹座は水、山羊座は土属性のサインです。

180度で向き合う関係性になる

火と風のエレメントは相性が良くて

水と土のエレメントは相性がいい。

「タイプは違うけど、相手のことはよく判る」みたいな関係性になるんですが

反対に

火と水や土、

水と風や火という

90度の関係性になるエレメント同士は

「相手の価値観がよく判らん!」ってな感じになってしまうんですよね。

180度の真向かいにいてくれれば、それが見えるから判るけども

90度の死角にあるものは、見えないから判らないんです。

そもそも見えてこないから

そんな価値観があるなんてことも知らないし

知らないからなんか恐い感じもするし

知ったとしても

「ありえないわー」的に思ってしまうようなものが90度。

「ありえないわー、無理だわー」的なものだから

軽視しがちになってしまうんだけども

でも

そんな考えを一旦見直して

どえらい謙虚になって

「その価値観、全然理解できないし好きじゃないけど、ちょっと取り入れてみようかな」

なんて挑むことで

新しい可能性を広げていくことができます。

それが90度のチャレンジ度数。

生き物にとって生命力が活性化する心地よい春の気候を形成する牡羊座1度からしたら

生き物にとって死活問題のクソ暑い夏とクソ寒い冬を形成する蟹座と山羊座のエネルギーを

理解できないって考えたら判りやすいかもしれません。

牡羊座同様

生き物にとって心地よい秋を形成する天秤座のエネルギーは理解できるけども

夏と冬のような、極端な気候を作り上げる気満々のエネルギーがあるなんてこと

よく理解できないのです。

活用しなくても問題はないけど

活用することで

新しい視野を体験し

自分のホロスコープの器を少しずつ大きくしていくことができます。

未来の可能性がどんどん広がっていくんです。

*最強の惑星の作り方

例えば

自分のネイタルホロスコープの太陽が

牡羊座1度の位置にあるとしたら

基本的に

「火のエネルギー=意欲や情熱」なんてものを優勢に使用していくんだけど

ちょっとスランプに陥った時なんかに

鏡の度数(180度)である

「風のエネルギー=思考や知性」なんてものを取り入れることで

スランプ脱出するきっかけを作ることができます。

180度の関係性の度数は

一つの光源が生み出した表と裏、光と影のようなものなので

(詳しくは鏡の度数(180度)〜サビアンシンボル応用編で確認下さい)

牡羊座1度、天秤座1度を生み出す

その一つの光源を

「春と夏の活動宮1度のエネルギー」として捉え

一言で表すのであれば

「全く新しい次元の始まりのエネルギー」。

意欲や情熱を持つ火のサインである牡羊座1度は

勢い良く「ありのままの自分=主観的視野」を始め

知性や思考、客観性を持つ風のサインである天秤座1度は

勢い良く「他者から見た自分=客観的視野」を始めることになります。

つまり

太陽が牡羊座1度の人は

主観的に人生を切り開いていくことが出来るんですけども

何か行き詰まった時に

自分の事を冷静に客観視することでバランスを取ることができます。

じゃあ蟹座1度と山羊座1度は?

牡羊座と天秤座という180度の関係性にあるサインは

似て非なるものなんですが

それと同じように

蟹座と山羊座という180度の関係性にあるサインも

似ているけど違う性質を持っていて

似ている部分は

どちらも自分の居場所を作っていくということ。

違っているのは

蟹座がプライベートの居場所を作るのに対し

山羊座が社会の居場所を作ることを目的としていること。

また、

プライベートの居場所を作る蟹座が使用するのが感情的な繋がりや絆なのに対し

社会の居場所を作る山羊座が使用するのは、現実的で誠実で責任感ある大人意識。

つまり

牡羊座や天秤座からしたら

蟹座と山羊座はそもそも目的意識が違う。

牡羊座と天秤座は

自己存在の確認、自己証明することを目的としているけど

蟹座と山羊座は

安心感を得るための自分の居場所作りを目的とするんですよね。

なので

牡羊座や天秤座からしたら

「居場所作りってなによ!」とさっぱり意味が判らない。

反対に

蟹座と山羊座からしたら

「自己証明ってなによ!」とさっぱり意味不明。

よくよく考えれば

自己存在の証明も、自分の居場所作りも

自分がこの世界に安心して暮らすために必要な

似たようなことなんですけども

入り方が違うからぶつかり合ってしまうんですよね。

自由に自分の思いを表現したい牡羊座や

いろんな人と公平に交流していく天秤座にしてみれば

固定されて窮屈な自分の居場所なんてむしろ、いらないってなくらいだし

家族や仲間との絆を大事にしたい蟹座や

社会人としての責任感を発揮したい山羊座にしてみれば

自由気ままな価値観の牡羊座や

八方美人で調子のいい天秤座の考えを信用することができないんです。

このような感じで

90度の度数っていうのは

自分が信用することができない価値観を示しているので

普段は見向きもしないんだけど

意識することで耐久度の強い自分に成長させることができます。

自由に生きていたい牡羊座が

家族や会社の枠組みに押し込まれて、ストレスを抱えた時に

敢えて

90度の蟹座と山羊座の度数のエネルギー使用することで

他者からの信頼を勝ち得ることができるようになるんです。

結果、信用されることで

また自由に自分を生きていくことができるようになります。

本当は、そんな枠組みになんか入りたくないから

家族や会社の意見に逆らって反発してしまいがちになるんですが

それをしていると

結果的に辛い状況を生み出してしまいます。

そんな時は

違う価値観だけども

90度のエネルギーで対処していくことで前向きに解決することができます。

違う価値観で生きているという人がいることを理解し

その人の考えを受け入れて

なおかつ、自分の考えを理解してもらう。

それは難しいことだし

時間もかかりそうだし

ぶつかりあうことになるかもしれないけど

そうやって人は

判りあっていくのでしょう。

エレメント別で読むのであれば

以上に記載した感じになりますが

サビアンシンボルで

細かく読んでいくのであれば

ネイタル太陽が

牡羊座1度「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」

*自分を始める

の人の場合

90度のサビアンシンボルは

蟹座1度「船に掲示される巻かれ広げられる旗」

*家族や仲間の一員になること、仲間意識を持つことを始める

山羊座1度「認識を求めるインディアンの酋長」

*組織や社会の一員になる、責任感ある大人意識を持つことを始める

つまり

この二つの事柄は

自分を始めることに集中する牡羊座1度からしたら

晴天の霹靂ってな感じで理解しがたい事柄。

仲間意識や大人意識なんてさっぱり判らないので

それを強要されると

自分の人生の道を邪魔されていると思い反発したくなる事柄を示しています。

そんな時

「これは90度からの導きか」なんて受け止めて

ちょっと家族に対して目を向けたり

社会の中で責任ある大人として振るまうことを意識することで

建設的に乗り越えることができます。

牡羊座の火のサインに足りない

水と土のエネルギーを取り入れることで

自分の太陽を強化していくことができるんです。

90度のサビアンシンボルの度数を

臨機応変に有効活用できるなら

もっともっと強い自分にレベルアップもできる。

自分に足りないエレメントの力を取り入れることで

統合されたバランスの良い

最強の太陽(その他惑星も)が出来上がるのです。

もちろんこれは

太陽だけじゃなく

他の惑星(月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)

にも当てはまるので

最強の女性性を目指すなら

金星の90度と180度の度数を意識することもできるし

行動力が足りないなと思ったら

火星の90度と180度の度数を意識することもできます。

苦手な事柄を乗り越える力が足りないと思ったら

土星の90度と180度。

感情を安定させたいと思ったら

月の90度と180度。

そんなふうにして

90度や180度のエネルギーを知ることで

自分の方向性を考えることができます。

360個の様々なエネルギーは

ただあるだけじゃない。

自分に足りないエネルギーを客観的に知り

有効活用していくツールなのです。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 裕美子 より:

    いつも拝見しております。
    勉強 参考になっています。
    ありがとうございます。
    オポジション、スクエアは、
    心にズシ~ン?と来ます汗
    個人的には、天体はそのままの度数が、
    感受点は足す1度がしっくり今のところきています。

    取り留めもないコメントですみませんm(__)m
    おじゃま致しましたm(__)m

    • yura より:

      コメントありがとうございます!
      オポ、スクエア度数、私も苦手だったりすることばかりで、頭では判ってるんだけど行動になかなか移せなかったりして反省の日々ですよー。

      「天体の度数はそのまま、感受点はプラス1度。」
      自分に見合う適切な度数表示を見出しているなんて凄いですね!
      確かに、天体の場合は3度読みっていうのもあって、そのままの度数で始まって、1度先を目指し、さらにその1度先を目指すみたいな読み方があるようです。
      感受点は、出生時間やハウスシステムで多少変わってくるから、5度ずつの大枠で捉えた方がより理解しやすいようです。
      また、逆行している天体についても、そのままの度数で読んだ方がしっくりくることが多いようです。
      ゆみこ様のように柔軟に読んでいけるなら、いろんなことを発見できそうですよね。
      互いに探求の旅を楽しんでいきましょう!!