Code.no 104 蟹座14度 北東の大きな暗い空間に向いているとても年をとった男

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code.No 104

蟹座14度  「北東の大きな暗い空間に向いているとても年をとった男 」

A very old man facing a vast dark space to the northeast.


仲間が安心して暮らせるよう堅固な土台を築き上げる・叡智と愛の守護神
🌟Keyword・エネルギー

「道徳的ルール」「規範」「土台」「守護」「叡智と母性」「理解」「賢さ」「地軸」

🌟14度 (活動宮)

*新しいシステムが安定する度数

13度でカリスマ的な力が発揮されたのですが

そのカリスマ的な力を日常生活の中に落とし込み安定させるのが14度の働きです。

🌟ドデカテモリー

・射手座

射手座の「道徳観」を利用して、蟹座に安定をもたらす。

🌟蟹座14度の可能性のある日付け

7月5日、6日、7日

🌟目指す方向性

・家族や仲間のみんなが安心して暮らせるような土台を築くこと。

・プライベートな生活を安定させていくこと。

・みんなを支える強い土台を築くのは、母親のような与える愛情と賢人のような深い叡智。

・大事な人たちや、自分の大事な価値観が壊されないように「守護する者」となること。

・家族や仲間内にある暗黙のローカルルールを意識して守っていくこと。

・一般常識や道徳的な行動を心掛けていくこと。

・家族や仲間との絆を深めていくこと。

・物事をじっくり思索して根底の意味を捉えていくこと。

・心の深淵を探って、何があるのかを見極めること。

・細かいことには動じずに堂々と振る舞っていくこと。

・心の芯をしっかりと確立すること。

・どんな状況に置かれたとしてもその状況をしっかりと見定め理解し冷静に対処していく。

・地球の地軸の傾きが四季をもたらし、満遍なく太陽の光を与えてくれる愛のある働きだということを感謝すること。たまに思い出してみること。

🌟この度数の人の特徴

・賢者のような深い叡智と聖母のような愛情を持つ人。

・思慮深い人。

・豊かな創造性を持つ人。創作者としての才能も。

・心のどこかに孤独感を感じる人。そのことで物事を深く考えれる。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・家族や仲間の行いが、道徳や常識的であるかどうか確認して許可している時。

・「どうして生きているのか?」というようなテーマを探ってる時。

・占い、心理学、先祖、スピリチュアルなど目に見えない分野を探求している時。

・仏教の「空」に精神を集中させている坊さん。

🌟シンボル考察

*居場所の土台

14度は13度で獲得した資質を、

自分の内部に浸透させていくかのような度数です。

それを確実に自分のものにするために、

ゆっくりと時間をかけて浸透させていくのです。

蟹座が13度で獲得した資質とは

「人を守り支えていく母性の力」。

蟹座は、

「集団欲求」という

「集団の中で暮らしたい」という本能を発動させて

家族や仲間という共同体の人間関係の中、

集団から追放されないように

仲間との絆を強固に結ぶ領域です。

「人間」は、群れをなして

お互いを支え合い、助け合って

現代まで生きのびてきたので

私たちは群れの中で生きていきたい

という本能的欲求を持っているとされています。

群れをなす動物が

群れからはぐれたら

「孤独」と「死」が近づくわけで

群れから外れないようにと

仲間とのルールを守り、秩序を保ち

危険が迫ったら一致団結して戦えるような

強い絆を結ぶ必要がありました。

強い絆を結びつけるために必要なのは

表面だけの上っ面のコミュニケーションじゃなく、

心と心のコミュニケーションが大事。

お互いが感情を分かち合って共感しあうような。

お互いがお互いを思いやれるような。

11度からの蟹座は

家族や仲間という

一番身近な群れと自分を

しっかりと結びつけるために

積極的に心と心のコミュニケーションをはかり

13度においては

母親のような無条件の愛情を

相手に注ぐことができるようになったんです。

見返りを求めることなく

自分がやりたいから愛を注ぐ

という価値観のもと

相手の感情を察して細かくケアしたり

みんなが過ごしやすいようにと

陰ながら配慮したり

目立たないけど

共同体には必要な

「縁の下の力持ち」的な姿勢で

共同体の土台となるような働きを発揮したんです。

それを受けた14度においては

共同体の強固な土台が出来上がる

蟹座14度の間反対に位置する

鏡の度数である山羊座14度も

同じように「土台」が出来上がる度数。

山羊座の場合は

「社会の土台を作り上げる」のに対して

蟹座の場合は

「共同体の土台を作り上げる」という面で作用します。

蟹座14度と山羊座14度のエネルギーは

同じエネルギーなんだけど

それが

蟹座だと「共同体の土台」

山羊座だと「社会の土台」として表れるってことですね。

私たちが安心して暮らしていくのに必要なのは

プライベートな生活の土台と

社会生活の土台ですよね。

家が安定してないと仕事もそれどころじゃなくなるし

仕事が安定してないと

普通に生活していけなくなります。

ということで

まずは

プライベートの土台ができるのがこの度数。

家族や仲間に対して

相手がどんな態度だろうが、

自ら「愛」を持って接していけるようになったとき、

共同体にはなくてはならない人となり

自分の居場所が安定するのです。

*北東に広がる無限の世界と向き合う

地球の地軸は

23,4度、傾いていると言いますが

こんな感じですよね。

それと同じように、

ホロスコープ上の

蟹座14度の位置って

この地軸の方向と似ているんですよ。

ホロスコープの方角は、

下が北で、上が南。

14度は

15度という

そのサインの力がピークに達する一つ前のサイン。

おそらくは

蟹座15度が

このシンボルが示す北東という極みの場所で

それを蟹座14度は目の前にしているんです。

つまりは

地軸で傾いている地球の

一番底の極の部分に来てしまった。

ちなみに

一番上の極の部分が山羊座15度。

この南北を貫く地軸は、

宇宙的なエネルギーや

スピリチュアルなエネルギーの

入り口と言われていて

人智を超えた宇宙的なエネルギーが

その軸から流入してくるというんです。

蟹座は「水」のサインで

そういう目に見えないエネルギーを

敏感に感じ取ることが出来ますからね。

地球の外へ繋がる深淵に辿りつき

「ここは何か?」

ということを考えているのがこの度数。

いくつもの真理や

深い叡智を携えた老人が

思慮深く考察しているのです。

賢い老人(オールドワイズマン)は

その場所が世界の果てで

それ以降に広がる闇は、

地球という世界とは

全く違う世界だということを理解します。

地球の住人として肉体を持つ自分が

行くことのできない場所まで来てしまったことを知るんです。

ここが

地球という枠組みの底の場所。

丸い地球の底は

宇宙からのエネルギーが流れ込んでくる場所で

それは

丸い地球のてっぺんを貫き軸となり

その地軸は

地球に安定した働きをもたらす磁場が通る場所

と理解するんです。

ドデカテモリーで言えば

「理解する」射手座の資質が混ざりますからね。

その資質を利用して

地球の磁場と宇宙のエネルギーが

繋がっている場所だということを

理解しているんです。

地球の磁場が反転して「ポールシフトが起こる!」なんてことが

言われたりしてますが

もし

地磁気が反転したら

地球が激変しそうですよね。

「遥か昔の地球もポールシフトに見舞われていた」

なんて

見解もありますが

今、私たちが

安心して地上で暮らしているのは

この地軸が安定しているお陰。

普段の生活で

そんなこと考えたりなんかしないけど

地球の軸が安定しているから

私たちは自分の人生を生きていけるわけで

それは

目立たない働きだけど

私たちを守り、支えてくれている力で

きっと

宇宙を航海する地球号の旅においては

地軸が揺らぐような

いろんな危険が訪れたりもするんでしょうけど、

地上に住む「地球の子」を守るために

宇宙の愛のエネルギーのようなものが

地軸に流れ込み

地球の芯をしっかりと安定させるために

一生懸命尽くして働いてくれているはず。

つまりは

地球の子を思う

母親の愛情のような宇宙のエネルギーが流れ込むのが

蟹座の15度で

その流れの圧倒的な潮流を目の前にした老人は

「我々を支える土台となるのは母親のような愛情だ」

ということを悟るのです。

*守護の力

東洋の考えでは「北東」は

表鬼門と呼ばれる「丑寅の方角」です。

日本の陰陽道では

鬼が出入りする「鬼門」とされ

魔除けの為に

お寺や神社を配置したりしていますよね。

「丑寅の時間」っていうのは

夜明け前の時間で

夜に朝が混ざってくる時間帯。

そんなことから、

「丑寅の方角」っていうのは

陰と陽が交わる場所で

エネルギーが不安定な場所と言われるそうになったらしいです。

なので

昔から人々は

北東の方角から

鬼が入り込まないように

魔除けとなるものを置いたり

鬼門を封じるためのお寺を配置したりと

様々な工夫を凝らしてきました。

スピリチュアルや

占星術的見解だと、

北東は

宇宙のエネルギーが

猛烈な勢いで流れ込んでくる地軸の底ですが

東洋思想でも

北東は

人智を超えた強烈なエネルギーが流れ込む場所として

捉えられていたようです。

北東方面に

鬼が入ってこないように

「守護の力」を配置し

自分たちの暮らしを守ってきたのです。

家族や仲間たちとの日常の暮らしを

陰ながら支え守る決意を奮い立たせたのは、

蟹座13度。

つまり

蟹座14度においては

みんなの暮らしの安全や安心を図るために

自分が「守護する者」としての役割を果たすようになる

という意味が見えてきます。

「みんなを慈しみ、守り育てる。」

という強い母性に加え

オールドワイズマンのような

賢さと、深い叡智の力を発揮して

闇からやってくる危険を素早く察知して

その芽を摘んだり

日常の安定を守るために祈りを捧げたりと

人知れず

みんなを守る守護神となって

自分の居場所(ホーム)を

確実で強固なものにしていくのです。

*枠組みを守る

例えば

日本に住む私たちを守ってくれるのは

法律や道徳や常識です。

面倒事に巻き込まれた時

善悪や正否の判断をしてくれる基準があるおかげで

トラブルを解決することができます。

つまりは

法律を守り

道徳や常識を考慮して暮らしていれば

ある程度のトラブルから身を守ることができるわけで

万が一

トラブルになったとしても

間違ったことをしていない自信があるので、

堂々と自分の意見を主張することができます。

サビアンシンボル創始者の

ジョーンズによれば

蟹座14度は

「道徳的な規範やルールに拘束される」という

意味が含まれていると言います。

北東の果ては

地球という枠組みの底だったように

いろんな人が住まう

現実世界に秩序をもたらし安定して機能させていくためには

道徳やルールや法律という

みんなの約束事や守るべきことが土台として存在しています。

蟹座は

この物事をなす土台を守ることで

自分や家族や仲間の身を守っていく。

道徳的な価値観や常識を大事にして

一般社会に馴染んでいくことで

蟹座が属する家族や仲間という集団よりも

もっと大きな地域や国という集団から

村八分にされない家族(チーム)として振る舞うように

みんなの行動を陰ながら支え

自分たちの安全をはかっていく術を身につけるのです。

また、

この「ルールに縛られる」という意味合いは

自分が属する家族や仲間のルールに縛られるという意味も含まれます。

家族や仲間内の

ローカルルールみたいなものを

しっかりと守る意識を身につけることで

群れの一員としての自分を確立するのです。