Code no.39 牡牛座9度 飾られたクリスマスツリー

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code.No39

牡牛座9度  「飾られたクリスマスツリー 」

A Christmas tree decorated.


地道な努力の成果を味わう・充実してる人

🌟Keyword・エネルギー

「準備」「貯める」「努力」「進化」「内面的強さ」「象徴」「収集」

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🌟9度 (固定宮)

*基本的視野が完成する度数

6度〜10度は、牡牛座の基本的な視野を完成させる体験領域。

6度から8度までの体験において、

「足りないものを補う努力」ができるようになった牡牛座は

9度で、

その努力の成果を受け取ることになります。

🌟ドデカテモリー

・獅子座

獅子座の「創造力」を利用して牡牛座の価値観(視野)を形成していく。

🌟牡牛座9度の可能性のある日付け

4月28日、29日、30日

🌟目指す方向性

・強い信念を持ち、努力の成果を実らせて収穫すること。

・環境に耐えうる自分を作り上げていくこと。

・目標を掲げ、それを達成し、充実感を味わうこと。

・「自分は成し遂げることができる」という強い信念を持って挑んでいくこと。

・不可能と思えることでも可能にするための工夫と努力を惜しまない。

・自分の喜び、豊かさ、利益を追求していくこと。

・外部の環境に振り回されないための自分軸をしっかりと持つこと。

・成果を味わうために日々の努力を惜しまない。

🌟この度数の人の特徴

・内面的な強さを持った人。

・信念を忍耐力と継続力で叶えていく人。

・無意識的に自分に自信を持っていて、堂々と落ち着いている。

・苦労を苦労と思わずに楽しめる人。

🌟この度数のエネルギーを使用している時

・夏までに痩せる!という計画に基づいて努力した結果、成功して喜んでいる時。

・病気がちな自分の身体を丈夫にするために、身体に良いことを始めて効果が出た時。

🌟シンボル考察

*先読みの成果を味わう

牡牛座8度は

冬でもないのに

雪道の道具「ソリ」を用意しておくシンボルでした。

つまりは

先読みの力を発揮して

「万が一のために備えて用意周到に準備をする」

という技を身につけたのですが、

牡牛座9度は、

その準備したことによる成果を受け取ることになります。

クリスマスなんて

子供の頃から

メインイベントですからね。

キラキラなクリスマスツリーに

豪華な食事。

そしてサンタさんからのプレゼント。

イエス・キリストの生誕を祝うお祭りなわけですが

イエスは、人類に成果をもたらすために生まれてきました。

それと同じように

この度数も

成果を受け取ることができます。

無駄だと思っても準備しておくことでその成果を味わえる時が来るんです。

先読みをしてコツコツと準備をすれば

必ず成果の果実を収穫できるんです。

9度までの牡牛座は、

他の人と比べることで、

現在の自分の姿を知り、自分に足りないものを理解してきました。

この世の中は、

生まれた時から不公平で、

自分にはなくて、

人は持っているものなんてたくさんあります。

容姿の違いに、頭の良さ。

家柄の違いに、両親のステイタスの違い。

私たちの肉体なんて

遺伝によって、人それぞれ違くて、

生まれた時から美形の子もいるし、丈夫な子もいる。

もし、自分に美貌も丈夫さもなくて

それが欲しいのであれば、

あとは、努力で補っていくしかないわけですが

牡牛座は9度までの体験において

その「補っていく努力」が出来るようになったんです。

遺伝的に太りやすい体質だけど

「〜ちゃんみたいにスレンダーになりたい!」って思ったのなら、

日々の地道な努力をするしかないわけですが、

それをコツコツと持続していけば、

いずれは目標を達成できる。

その成果を味わっているのがこの度数なのです。

*自分の喜びに集中する

「アリとキリギリス」の物語で

夏の間にせっせと食べ物を集めていたのが牡牛座8度だとしたら

その成果を味わっているのが牡牛座9度。

抜かりなく準備をしておくことで

味わえる喜び。

そんな、教訓のようなシンボルなのですが

このアリとキリギリス。

原作では

冬が来て飢えたキリギリスが

アリに食べ物を分けてもらおうと、お願いするのですが、

アリは、ピシャリとそれを拒否しキリギリスは飢えて死んでしまうらしいですね。

それではあまりにも残酷だからってことで

食べ物を分けてあげるという改変がなされてきたそうですが、

この度数は原作的で

自分の恵みに夢中になって

周囲のことが目に入らなくなります。

先のことを考えて地道に準備してきた結果が出たので

自分の喜びに集中してしまい、

他のことに意識が向かないんです。

人それぞれ、

自分に足りないものも違うし、必要とするものも違う。

だからこそ

自分の足りないもの、必要なものは自分で補うしかないから努力する。

努力は自分に返って来るべきもの。

努力したからこそ味わえる喜びは

基本的に、本人にしか判らない。

だから、「あなたもこの喜びを味わいたいなら自分で努力するべき。」

というスタンスなので、

他の人に構っている場合じゃないんです。

成果を出すために

自分の目的にのみ集中していくのです。

*不可能を可能にする

牡牛座9度は

「これぞ牡牛座のポリシー」

とも言えるような

牡牛座をシンボライズした度数です。

松村潔先生の「ディグリー占星術」によりますと


どのサインも9度は

そのサインの哲学的な事柄を示す度数とおっしゃっています。

「牡牛座とはなんぞや」

という問いかけに対して

「牡牛座とは

先のことを見越して地道に準備をし

その成果を味わうサインである」

みたいなことが

この度数に示されているんです。

つまりは

牡牛座の視野が完成するのがこの度数。

「この世界に、不可能なものなんてないんじゃないか?」って

思うようになるんです。

すぐに結果は出ないし

時間はかかるかもしれないけど

コツコツと地道に続けていけば

いずれは手に入る。理想を叶えることができる。

努力の成果を味わったことがある人は

一歩ずつでも前に足を進めることで

ゴールに到達することを知っています。

自分のペースで

自分にあったやり方で、

時間は本当にかかるかもしれないけど、

継続して努力すれば、

いつの日か、不可能を可能にすることが出来るんです。

牡牛座の真反対に位置する蠍座9度も

「不可能を可能にする度数」。

牡牛座9度と同じように

不可能を可能にする力を持っているんですが

蠍座の場合は、「不屈の精神力」で壁を乗り越え、

牡牛座の場合は「努力の力」で理想を叶えていくことになります。

*成果の果実

イエス・キリストの教えには

「果実」について言及したものが多々あります。

「良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。」

林檎の木には、林檎しかならないように

どの果実も、

それを生み出した木と異なることはありません。

林檎を収穫したいのであれば

林檎の木を植えなければならないのは当たり前ですが

それは私たち人間にも言えることで

目標とするものがあるのであれば

それに見合った木を植えなければならないんです。

そしてそれを大事に大事に真心込めて育てていく。

良い心はよい果実を生み

悪い心は悪い果実を生むのです。

*常緑樹と牡牛座

クリスマスツリーって言ったら

「モミの木」でしょうか。

冬の間も枯れることなく緑色が鮮やかな

常緑樹は

「生命力の象徴」「知恵の樹」としてシンボライズされているようです。

他の木々が葉を枯らし冬を越える準備をするのに対して

常緑樹は寒さを凌ぐ工夫があるのでしょう。

雪が降ってもへいっちゃら。

緑の葉の上に雪化粧をして

冬の美しい景色を演出してくれます。

冬仕度として「葉」を落とす落葉樹は

休眠することで冬に適応します。

それに対して

クリスマスツリーに使用される常緑樹は

冬に耐えられる長持ちする葉を作る方へと進化したんです。

丈夫な葉を作ることにコストをかけているので

その分成長は遅くなるのですが

ということであれば

この常緑樹っていうのは牡牛座とそっくりですね。

他の人たちは

臨機応変に環境に適応していくのに

牡牛座は

マイペースに自分を成長させていきます。

環境に負けない肉体に進化させることができるんです。

私たちの肉体は

「遺伝と環境」で作られるといいます。

暑さに寒さ、

居住環境や職場環境や家庭環境。

あらゆる環境は、私たちに刺激を与えストレスを生み出しますが、

そんなものに負けない丈夫な自分になるために

工夫と努力と忍耐強さで、耐えうる自分を作っていけるんです。

他の人がスピーディーにさらっと物事をこなしていくのに対して、

牡牛座は、自分のペースで物事を習得して、確実に自分のものにするんです。

牡牛座9度は

ドデカテモリーで言えば「獅子座」の要素が混ざります。

獅子座って言えば自分が主役のサイン。

たとえ一人よがりであったとしても

自分が主役となり自分の成果を思う存分味わう。

そうすることで

自信も身につき、次にチャレンジする気合いも湧いてきます。

この度数は

「努力は必ず実る」ということを教えてくれています。

やればやった分だけ返ってくるのは普遍的な原則なんです。

成果が出ないうちは

努力の実感が湧かず挫けそうになりますが

成果が出れば「続けてよかった」と心から嬉しくなります。

「成果というものを味わうために日々の努力を惜しまない。」

「いつか絶対に美しい果実が実るんだ」

という希望を持って

新しいことにチャレンジしていくので

努力を努力と思わずに

楽しんで挑んでいけるのです。

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